武川中学校体験学習

毎年恒例になっています、武川中学校1年生の福祉体験学習が今年も開催されました。







２７名の生徒さんが２グループに分かれ、ワークの利用者さんと作業をしたり、車いす体験をしていただきました。車いす操作は思いの外、苦戦していた様子でした。平坦に見える道も以外に傾斜があること、小さな小石でも車いす走行時には大きなバリアになることなど実際に体験してわかったことがいろいろあったようです。他にもリフト車の試乗もしていただきました。

安部甲石書展鑑賞

　南アルプス市在住の書家、安部甲石（新太郎）さん（６８）の個展が１０月３１日、南アルプス市下高砂の曹洞宗円通山長泉寺で始まりました。大学生の頃から現在までの間に筆を執った作品１００点が展示され、１１月３日まで開かれています。
本日午前中、書道に興味のある利用者２名の方と職員２名で個展を鑑賞してきました。

　安部さんは、元「東宮御所書道ご進講」故桑原翠邦先生主宰の書宗院で、ご長男の桑原呂翁先生から古典の臨書について教えを受けられたそうです。大学卒業後は、特別養護老人ホ－ムの施設長を歴任され、施設長当時自ら冊子に纏めたケ－スワ－クの実践報告書は、利用者支援の充実を図る貴重な資料として当所へもいただく等、社会福祉の向上に長年尽力されました。
定年後は、とにかく書きたいの一心で筆をもつ毎日だったそうです。そして、書いた作品は、ただ謙虚に世に問い、先輩の書家の批評を待つと決め、作品も１００点に至り、今回の開催に繋がりました。

　さまざまな筆使いで仕上げた作品が並び、安部さんから一点一点説明を受けながら見させて頂きました。利用者の一人も「いろんな書体や絶妙な字のバランスがあって楽しめた」と話していました。
　今後も、私たちに元気や気持ちを楽にさせるような作品を届けていただきたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　所長：藤井稔