アロマ色

アロマテラピーと日々の生活

油脂とは?

2011-02-04 00:14:41 | 基材論
Q.油脂について述べて下さい

と聞かれたら、きちんと理解した上ですらすらと答えられますか?

AEAJが発行しているアロマテラピー用語辞典では
「3分子の脂肪酸が、1分子のグリセリンとエステル結合したトリグリセリドを主成分とし、他の微量成分を含む物質のこと」
となっています

う~~む。。。。

化学に疎く、理解力も乏しい私は文章だけを何度読んでも何の事だか良く分かりませんでした

エステル結合?
トリグリセリド?

何のことでしょう?


1グリセリン(アルコール)+3高級脂肪酸(カルボン酸)→ 油脂+3水

と言われれば、、どうでしょう?
少しイメージがつきましたか?

難しいですよね

正確な化学面での知識よりも

・1分子のグリセリンと3分子の脂肪酸
・水に溶けない性質
・不揮発性
・常温で液体の物を脂肪油、常温で固体の物を脂肪と呼ぶ
・植物性油脂と動物性油脂がある
・酸化により固まりやすい性質の順に乾性油、半乾性油、不乾性油に分類される
・脂肪酸の性質の特徴や組合せの違いにより油脂の性質を特徴づける

これらのポイントを答えられて

更に、油脂の主成分となっている脂肪酸は

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別され~・・・・・

と続けて答えられる様に勉強していけば大丈夫だと思います

1つの化学式だけでは理解できなかった事も、たくさんの脂肪酸の構造を見ていくと理解できてくると思います

理解できるまで諦めないのもポイントですね

頑張りましょう~


ローズウッド

2011-02-01 22:45:39 | 精油
何度もリピートしている大好きな精油のひとつローズウッドです

学名はAniba rosaeodora
クスノキ科の木部から水蒸気蒸留法で製造されています
成分の約90%はモノテルペン系アルコール類のリナロールです

名前にローズとついているので、最初はバラ科の植物だと思っていました
それにしては安くて素敵だなぁと・・・
当然ですが、全くの別物です

ローズの香りがするような・・しないような・・
ウッディー系だけれども少し甘めのフローラル系も混ざっている様に感じます

香りの感じ方は人それぞれなので上手く表現できませんが

私は大好きな香りです

作用は美容面では皮脂分泌調整作用、皮膚細胞修復作用、抗炎症作用などがあり
心身面では高揚作用、疲労回復作用、消毒、殺菌作用などがあると言われています

一時期はローズウッドの木の乱伐により希少な植物となってしまっていましたが
ブラジル政府が「一本伐採したら一本植樹する」法令を定めたそうです

素晴らしいですね

植物の命がぎっしり詰まった精油ですから、植物に感謝しながら一滴一滴使っています

AEAJの試験に出てくる基本の30種類には入っていませんが香りも作用も素敵な精油なので興味のある方はぜひお手に取ってみて下さい