エンタメモンスターのひとりごと

エンタメ好きが綴る感想ブログです。

『百と卍 CD』マンガがまるごと音声化されていることに感動。

2018-04-02 19:50:00 | BL
人生で初めて購入してハマったBLマンガ『百と卍』のドラマCDを堪能中。

声と音だけで本のまんま江戸男子の艶事や衝撃的な過去や葛藤、江戸の雰囲気全て表現されていてとにかく凄かった。

既に何度もマンガを読んでいたので音を聴けばパッとその場面の絵が浮かぶようになっていたが、
音声化するにあたって具体的に場面場面どうしているのかという細かい部分はまた新たに言葉にして付け加えられていたので、絵がなくても十分状況が伝わってきた。
マンガを片手に聴くのもまた良い。

なにより百樹役の斉藤壮馬さんと万次役の新垣樽助さんがキャラクターにぴったりのお声で素晴らしかった。
百の甘え上手で明るい所、卍の顔だけではなく声や振る舞いの伊達男っぷりな所、二人の幸せそうなやり取りがしっかり表現されていて感動した。
更にソロやまぐわうシーンの吐息に喘ぎが官能的でドキドキした。

百の兄・醒を演じた遊佐浩二さんもぴったりで聴き応えがあった。
基本的に誰かや何かの為に自分を圧し殺して冷静を装いつつ実は胸の中では激しい思いを秘めているキャラクターが大好きなので、その葛藤を素敵な声で存分に表現されていて圧巻だった。

百の子ども時代を演じた平井祥恵さん。
少年って女性が演じるんだなー。
てっきり斉藤さんが演じ分けると思ってた。
声変わりしてない時期ということだし、実際に歳の近いキャストを使う訳にはいかないだろうから納得。
絵で見るだけでもキツかったけど、声がつくと子どもの百が気の毒で仕方なくて余計に居たたまれない気持ちになった。
やっぱり子どもがとんでもなく酷い目に合っている描写はフィクションでも辛い。

物語の中に登場した全てのキャラクターの声が味があって楽しかったし、声だけではなくBGMの和楽器も素敵。
他に「卍的 お江戸自由研究」「百的 陰間自由研究」の内容は勉強になって下の話多めで、二人のイチャイチャ具合が面白かった。
なんで百はあんなにラブホテルに驚いたのか謎(笑)

また特典の斉藤さん&新垣さんによるおしゃべりCDも良かった。
作品に対して真っ直ぐで熱の入ったトークが繰り広げられていて、濃くて楽しいおしゃべりだった。

改めて凄い世界を知ったんだなと思ったし、
声のみで表現することの凄さを感じたし、
このジャンルの扉を思いきって開けて良かったなと思う。

益々2巻が楽しみになってきた!
(CDも付くみたいだから更に楽しみ)


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