エンタメモンスターのひとりごと

エンタメ好きが綴る感想ブログです。

『モネ・ゲーム』観る者まで騙す英米合作クライムコメディ

2016-04-25 20:00:00 | 洋画
美術鑑定士のハリー(コリン・ファース)が
モネの"消えた名画"の贋作を使って
億万長者のメディア王ライオネル
(アラン・リックマン)を騙し
大金を奪い取ろうと企てるのだが、
ハリーの相棒として行動を共にするPJ
(キャメロン・ディアス)の良心さや
ライバルとなる鑑定士マーティン
(スタンリー・トゥッチ)の登場も影響して
度々計画に支障をきたし、
予想外の方向へごろごろと転がっていく
犯罪コメディ映画。


もちろん物語も好きだけど、
コリン・ファース&アラン・リックマン&
スタンリー・トゥッチが一度で楽しめる
ということだけで「ありがとうございます!!」な作品。

まずはコリン・ファース。
最初パリッとしたやり手の美術鑑定士かと
思ったら、なんでも都合良く考える癖がある
性格のキャラということがわかり見事に騙された。

ハリーの頭の中の自分の姿は
とことんスマートで堂々としていて二枚目、
でも現実ではかなり小心者だし
バーの客や隣人には殴られまくるし
後半色々あってズボンが破けて半露出狂状態
というかなり情けないキャラクターに仕上がっている。
でもそんな所が魅力的。


お次はアラン・リックマン。
初登場シーンから嫌~な人間性が溢れており
更にほぼ全裸姿を披露していて体を張っている。
初めてこのシーンを観た時は
かなりドン引きしたけれど、
見慣れた今では笑って流せてしまうので不思議。
こちらも見事に騙された。

そして騙された後は紳士的かつ冷徹な姿に。
初登場シーンの下品な振る舞い方とは打って変わってきっちりとしたスーツに身を包み、
スマートな雰囲気を漂わせて
鋭い眼光で主にハリーを睨みつける。
ただし商談相手には当然物腰柔らかく接し、
画の持ち主のPJにはデレッデレなご様子。

特に不意打ちのキスからあのセリフを挟んで
再びキスをするシーンは官能的だし笑えるしで最高。
(モネ・ゲーム 特別映像)←そのシーン。
それにそのあとPJの下着姿を見て興奮し、
会社のシンボルである
ライオンの鳴き声を真似する場面と
競りに勝ち"負けた"相手に向けてドヤ顔で
中指立てながら歩き去る姿も最低だけど笑った。

以上1度で4通りの表情が観られるので
とても気に入っているキャラクター。


最後にスタンリー・トゥッチ。

既に挙げた二人も含めた3人の共通点は
シリアスな役でもコミカルな役でも
難なくこなせてしまう所。
特にスタンリーに関しては
最初に認識してファンになったきっかけの映画
『ラブリーボーン』での芝居があまりにも衝撃的だったので、
その後ノーマルな役やコミカルな役を観た時
振り幅の大きさにとても驚いたことを覚えている。

この作品ではハリーのライバル美術鑑定士
マーティンをコミカルに演じていて、
作品に良いスパイスを加えている。


それとやっぱりキャメロン・ディアスは
こういう役柄がハマっていて楽しいし、
ハリーのサポーター絵師の少佐は
さりげないキャラだけど良い感じ。

ただ劇中に出てくるタカガワ以外の日本人役や
通訳はセリフとか発音などが少々解せないキャラだった。
まあでもあの集団のキャラが
濃いめだったからこそライオネルの表面的に
愛想が良い姿が観られたので結果的に◎


それぞれが存分に持ち味を活かし
また存分に活かされているので、
3人のファンの自分にとっては満足な作品だった。
映画『モネ・ゲーム』予告編
↑この日本版の予告のまとまり方と
リズミカルなキャスト紹介部分が大好き。

フーディーズTV放送終了まであと1週間

2016-04-23 09:00:00 | テレビ
3月も終わりに差し掛かる頃、
ふとフーディーズTVを観ていたら
突然堅苦しい文面が画面に映し出され
そこには『FOODIES TV放送終了のおしらせ』の文字が。

これを観てリアルに「ウソでしょ...」
という言葉が口から出てきたくらい
ショックを受けた。


まあでもだいぶ前から何回目の再放送?
って番組が多かったから疑問には思っていたところ。
でもまさかチャンネル自体がなくなってしまうなんて思いもしなかった。

というかフーディーズTVって
1997年開局&放送開始だったんだな~。
もう少し粘れば20周年...。


【~わたしとフーディーズTV~】

フーディーズTVとの出会いは中学生の頃。

幼い頃から料理やお菓子・パンを作ることが
大好きだった私はこのチャンネルを見つけるなり感動し、
それからはほぼ毎日観るようになった。


主にその時期にハマっていた番組は
『クレアのeasy to go "5"! Season1,2』
『giada at home』
『ジャーダの毎日がイタリアン』
『外国の番組で色んな料理人が日替わりで登場、主に料理場で視聴者に語りかけながら料理を作っていくやつ(番組名を忘れた)』
『私の美酒を探して』
『Sweets&Bread』
『おうちパン日記』
『スイーツ&スイーツ』
『彦麿呂のB級グルメ天国』
『みうらじゅんのマイブームクッキング』
『森崎博之のあぐり王国北海道』
『ケンタロウ×栗原心平 白金台三丁目食堂』
以上思い出す限りのラインナップ。

比較的最近の番組だと『夢眠ねむ&Maa 夢眠姉妹のわくわくキュイジンヌ』や
『FLAVOR』『COOKING WITH DOG on FOODIES TV』などをよく好んで観ていて、
番組と番組の間にちょこっと挟まれる
おしゃれな料理コーナースポットも大好きだった。


本当にまだまだ色んな番組があったけど
海外・外部制作番組のセレクトが良かったし、
オリジナル番組の落ち着いた雰囲気や
分かりやすい構成が特にお気に入りだった。

そして日本食に限らず様々な国の料理を知り
学ぶことができたことはとても有意義だった。
【終】


凄く思い入れのあるチャンネルなので
放送終了してしまうのは本当に悲しい。

でもお気に入りの番組の数々を
DVD&Blu-rayにダビングしていたので、
ディスクの寿命が尽きるまでは
楽しめそうなのがまだ救い。

それでも4月30日は来てほしくないな...。

アラン・リックマンが恋しい。

2016-04-20 20:00:00 | Alan Rickman
2016年が始まって間もない頃、
アラン・リックマンがガンで亡くなったという
非常にショッキングなニュースが飛び込んできた。

その時は一瞬ドキッとしたけれど
元々遠すぎる存在だからなのか
あまり悲しいという気持ちが沸き起こらず、
その代わり"ガン"で亡くなったというワードが
深く胸に突き刺さった。


そして訃報から3ヶ月弱が経った今、
急にアランが恋しくてたまらない状態に。

改めて冷静に考えるともうこの先新作での
芝居を観ることができないのだなと思ったら
じわじわと悲しさが増してくる。

でも今までに出演した作品の数々は
ずっと残り続けるので、それだけは救い。


これは実質最後の作品になるのかな。
日本で今年の夏に公開予定の『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』では、
1作目に引き続きアブソレム(芋虫)の声を担当している。

1では芋虫・ラストには美しい蝶の姿を
見せていたが、予告を観る限り2では
その蝶の姿で声が当てられている。

それと既に向こうでは封切りされている
『Eye in the Sky』という作品も
近々日本で公開される予定とのこと。


もしかしたらこの後に公開が控えている作品がまだ残っているかもしれないが、
おそらくアランの声・芝居・姿がスクリーンで味わえるのはこれらで最後かもしれないので
公開されたら絶対に観に行こうと思う。

ビヨンセが4月23日にHBOで『LEMONADE』?

2016-04-17 12:30:00 | Beyoncé
2016年春、ビヨンセ始動。

LEMONADE Preview | HBO
今から約12時間前にInstagram等で
突如公開された謎のティザースポット。

そこにはコーンロウに毛皮のコートを着た
何かに寄り掛かっているビヨンセの姿と
思わず胸がざわざわするような音、
それに不安な気持ちを吐露する言葉が
数秒間流れていた。

動画に添えられたコメントのキーワードは
『LEMONADE』『4.23』『HBO』等。

この"LEMONADE"というのは新曲のタイトルなのかアルバムのタイトルなのかはわからない。


再来週4月27日のマイアミを皮切りに
『The Formation World Tour』が始まるということなので、
その前にどんな発表があるのか非常に楽しみ。


追記(2016.4.18)
LEMONADE Trailer | HBO
午前10時頃、昨日公開されたものを
少し長めにしたティザーが公開。

1分ほどの動画を観る限り
どうやら前作『BEYONCE』のような
ビジュアル・アルバムになりそうな予感。

この間発表された「Formation」もそうだけど、最近はヒリヒリ感満載の楽曲が多いなといった印象がある。

もちろんそういうビヨンセも大好き、
でも『4』のようなシリアスもポップも
良い塩梅の楽曲や笑顔なビヨンセのMVが観たい気持ちも存在したりしなかったり...。

とは言えまたビヨンセが動き出したというのは
本当に嬉しくて仕方がないので、
今から4月23日がとても待ち遠しい。

実写版『少女椿』予告動画解禁

2016-04-15 23:00:00 | 邦画
「少女椿」予告編

実写化されると知ってから
一体あの世界をどのように生身の人間が
表現するんだろうと気になって仕方がなくて、
予告編が公開される日を今か今かと待ちわびていた。


そして今週の月曜日に予告動画が解禁。


うーん...。
観てみないことにはなんとも言えないけど、予告の時点で低予算な匂いがぷんぷんするなー。

でも57秒からキャスト紹介する部分は
テンポが良くて凄く好きだし、
今の所嵐鯉治郎が気になって仕方ない。

それにチャラン・ポ・ランタンの新曲も良い!
作品との相性が抜群な感じだし、
早くフルで聴きたいな。


あとまだ風間俊介さんのワンダーの
ビジュアルが明らかにされてないみたいだけど、
この予告編が公開された後?にアップされた
TORICO監督のインタビュー動画で
ちょっと風間さん演じるワンダー観ちゃった。

今またその動画を観ようとしたら
非公開にされていたので、
もしかしたらフライングだったのかな...?

結構想像していたよりワンダーだったけど
ずんぐりむっくりなおじさん感がそこまでない
あっさりしたワンダーっぽかった。


公式HPがオープンしたら
風間さん演じるワンダー正光の姿もある
フルver.の予告編が公開されるようなので、
楽しみ。

それと肝心の映画が近くの劇場で
上映されるといいのになー。