エンタメモンスターのひとりごと

エンタメ好きが綴る感想ブログです。

『MTV VMA 2016』リアーナにアリアナ&ニッキーにカニエにビヨンセに圧倒された夜

2016-08-31 12:30:00 | テレビ
今年もこの季節がやってきました、
『MTV Video Music Awards』!!!!!

数日前からこの日を楽しみに生きてきて
リアルタイムで見終わった時も
2回目、3回目視聴の今も興奮が止まらない!!!

当日の朝から番組公式Instagramや
出演アーティスト達のVMA関連の投稿が
怒濤のようにあったので、スマホを見る度にいくつハートを押したかわからないほど。


そんなことより今年の出演者は大好きなアーティストばかりで、しかもパフォーマンスが半端じゃないくらい素晴らしかった。

加えて今年のMichael Jackson Video Vanguard Awardはリアーナということで、
たっぷりとリアーナの楽曲を聴くことができて嬉しかった。

オープニングでは
「Don't Stop the Music」
「Only Girl(In the World)」
「We Found Love」
「Where Have You Been」

中間辺りでは
「Rude Boy」
「What's My Name?」
「Work」

番組後半辺りでは
「Needed Me」
「Pour It Up」
「Bitch Better Have My」
「Money」

番組のトリでは
「Stay」
「Diamonds」
「Love on the Brain」を披露した。


アリアナ・グランデとニッキー・ミナージュは
アルバム『Dangerous Woman』に収録されている「Side to Side」を披露。

ジムでワークアウトをしている風の2人。
最初アリアナがエアロバイクに乗りながら歌っていて若干声が乱れ気味だったけど、
その後持ち直して伸びやかな歌声を響かせていた。

コラボしたニッキーの低音ラップも最高だったし、そのニッキーを囲むムッキムキの男性ダンサー達が印象的だった。
最後2人でダンサーを小突く所が好き。


カニエ・ウェストは恒例になりつつある
独特な間のスピーチをした後、
色々あったらしい『The Life of Pablo』から「Fade」のMVを公開。

初めて聴いた楽曲だったのだが見事にハマってしまった。
やっぱりカニエ・ウェストが作り出す音楽が好きだということを再確認。

またこのMVが色々と凄いのだ。
運動器具が置かれた体育館みたいな場所で
ティヤナ・テイラーがセクシーに踊る様子がカッコ良くて圧倒された後、
シャワールームで男性とめちゃくちゃ抱き合ってキスをする。

問題はこの次のシーン。
説明するのが難しいので観てもらうのが一番だが、
女性の口元が動物の口元のようになっており
男性の背中に寄り添う形で乗っている。
その横には赤ちゃんが居て、
更にはふわふわの羊さんが数匹集合した画でTHE END。


「視聴者のみんな!VMAの様子を
どんどんTwitterで呟いてくれ!」と
促してるっぽい役割のノリが良さそうな男性出演者2名もこれにはポカーン...って感じで笑った。

本当に「え...今の何?何を見せられたんだろう...」って感じで一瞬固まってしまったほどで、
「Famous」のMVもヤバかったけど
これもなかなかの仕上がりだと思う(笑)

でも楽曲と共に癖になるMVだったし、
こういうぶっ飛んだものほど好きになっちゃう性分だから諦めることにした。


そしてなんと言ってもビヨンセ!
この方を語らないと気がすまないくらい
今回のパフォーマンスはとても素晴らしいものだった。

今年話題をさらったアルバム『Lemonade』から
「Pray You Catch Me」
「Hold Up」
「Sorry」
「Don't Hurt Yourself」
「Formation」を披露。


もうずっと鳥肌が立ちっぱなし。

特に1曲目「Pray You Catch Me」のパフォーマンスでダンサー達が一人ひとり銃声らしき音と共に倒れ、
倒れた場所のライトが白から赤に切り替わる演出に胸が締め付けられた。
アルバムのコンセプトでもある黒人が
次々と警察によって射殺される事件について一発で衝撃的に表したものだと感じた。

お次は「Hold Up」
最初の振り付けが凄く好き。
そして途中「Countdown」のアレンジが入り
一瞬にして気分は上々。
ラストはMVと同じくバットでカメラを破壊!!!
(あれは本当にレンズを割ったのだろうか)
バットを捨てた際の「カラン」という
渇いた音がツボ。

それから「Sorry」で軽く挑発した後、
怒り爆発の「Don't Hurt Yourself」の流れは
爽快以外の何者でもなかった。
カメラのレンズに唾液?汗?が飛ぶくらいの激しい入り、
客席の女の子がビヨンセに握手してもらおうと
ステージ通路に手を出していたのだが
この曲のビヨンセはそれどころではなく、
ビヨンセにしては異例の規制音炸裂で
スモークも火花も半端じゃない!!!

最後は「Formation」でしっかりと意思を伝えて終了。


今回のパフォーマンスは贔屓を除いても
圧倒的なのは変わらないと思う。
本当に凄かった。観ることができて良かった。大好き。


トリを飾ったのはリアーナ。
番組の冒頭からノリの良いヒット曲を披露してきたが、
最後はしっとりとした歌声を披露した。

どの楽曲もじっくりと言葉の一つ一つに気持ちが込められており、適度に肩の力を抜いた歌い方が心地よくて引き込まれた。
特に最後の「Love On the Brain」が良い。

それにドレイクのスピーチを聞くリアーナの表情・笑顔が素敵だった。


本当に今年のVMAは個人的に好きなアーティストばかりが圧巻のパフォーマンスを魅せてくれたので大満足。

後日放送される字幕版も楽しみ。

リアーナ『ANTI』

2016-08-18 20:00:00 | 音楽
「Work」が発表されて初めて聴いた時
あまりガツンとくるものがなくて、
(あの2パターンのMVにはガツンときた 笑)
つい最近まで『ANTI』に手が伸びなかった。


でもやっぱりリアーナの歌声が好きなので
聴いてみた所、かなりハマる楽曲ばかりが揃っていて現在ヘビロテ中。

中でも
1.「Consideration (ft.SZA)」
3.「Kiss It Better」
4.「Work (ft.Drake)」
5.「Desperado」
6.「Woo」
7.「Needed Me」
9.「Same Ol' Mistakes」
14.「Goodnight Gotham」
15.「Pose」
以上9曲がお気に入り。


最初は耳が慣れない上に
今までのリアーナの楽曲と比べるとなかなか初めてでは馴染みづらいような印象を受けたので戸惑った。

でも歌声は変わらず素敵だし、
楽曲によって様々な歌い方が楽しめるし、
特に挙げた9曲の音が斬新でカッコいいので
何度も聴きたくなる。

はじめはガツンとこなかった「Work」も
サビ部分をよくよく聴いてみると飴玉を口の中で転がしながら歌っているような、気だるい中にも芯がある歌い方がクセになって、今ではたまらなく好きになった。


それにジャケット写真も素晴らしい。

上半身裸の子供時代のリアーナが
片手に風船を持って佇んでいる。
写真の半分ほど垂れている赤いものは血のようにも見えるし、
目の辺りに金色の王冠のようなものがあって
リアーナと風船がぶれているデザインが良い。
点字のような凹凸がある所も好き。

『湯けむりスナイパー』元・殺し屋の次の人生

2016-08-17 20:00:00 | ドラマ
最近お茶目な役のエンケンさんに慣れすぎて
そろそろギラつきまくった役のエンケンさんに
飢え始めていたので、
とりあえずずっと気になっていた『湯けむりスナイパー』を観て気持ちを解消することにした。


かつて殺し屋をしていた男が足を洗い、
次の人生を歩む為に選んだのは秘境の温泉宿だった。
そこでは過去に殺し屋をしていたことは伏せ、
代わりにリストラされて職を失った中年男
"源"を名乗り、日々旅館の仕事に勤しんでいる。
旅館にやってくる様々な客のエピソードや
主に女将・番頭・従業員の由美ちゃんとの人間模様の合間にエロティシズムをふんだんに交えつつ、
元・殺し屋の秘められた心情を丁寧に描いている。


物語のほぼどっかで1回は裸体を晒している女性が出てくる"ドラマ"ってなかなかないと思った。
その上結構がっつりとした濡れ場もあるとは...
さすがテレ東深夜枠。

もちろんそれだけがこの作品の魅力という訳ではなく、
各エピソードの面白さや主演の遠藤憲一さん、脇を固める役者陣、作り手の本気さ全てが絶妙に絡み合っていると感じたのでお気に入りのドラマになった。


あの椿屋・源さんの時の穏やかな眼差しと、
殺し屋時代の眼光の鋭さの対比にゾクゾクする。
頻繁に殺し屋時代の回想が組み込まれているのだが、
むごいことをしているのに銃を構える姿が本当に様になっていてカッコいい。
でも刺殺・絞殺シーンの表情は怖すぎ...。

そんな過去の自分に見切りをつけ、
旅館で働くようになった源さんは
周囲の人々の思いに触れながら
徐々に穏やかな人生を手に入れていく。
回を追うごとに源さんの口癖「ウィッス!」が
明るくなっていく様子は殺し屋だったとは思えないほど。


【好きなキャラクター】
・昔ストリッパーとして活躍していた
カトリーヌ山岸の衝撃ビフォーアフター感が大好き。
初めてアフター前のカトリーヌを目の当たりにした時の源さんのリアクションが最高。
女将さんの引きつった表情も◎。
池谷のぶえさん好きだな~。

・でんでんさん演じる番頭さんが本当にいい人。
人情派でちょっとデリカシーの欠けた典型的なおじさんって感じで、
本当にこういう人いそうだなと思った。
特に「由美のプロフィール」で涙をこらえるも堪えきれない芝居にぐっときた。

・悲惨な過去を持つ由美ちゃんの真っ直ぐなキャラクターが作品の癒し、存在が可愛い。

・長門裕之さん演じるQと虎コンビの醸し出す怪しさが良かった。


【印象に残ったキャラクター】
・1話「恥のかき捨て場」のゆうちゃん。
30年ぶりの感想を源さんにしみじみ語る姿は
深みがあるのか浅いのかという微妙なラインを
行ったり来たりしていてなんとも言えなかった。

・6話「お忍び旅行」で人気俳優役を演じた成志さんにどうしても笑っちゃう。
いい声と情けない声で割りと激しめな濡れ場をしている所がツボ。
それを遠くから見て鼻で笑う源さん...。

・8話「脅迫」で変態教師の一瞬にかける気持ち悪さが凄い。
その後変態を源さんが成敗するシーンはスカッとした。

・10話「椿屋アーリータイムス」に登場する
おそらく何らかの障害をもった椿屋の従業員の男性が強烈だった。
そして暴言を吐きまくる男性に対して
我慢できなくなった女将さんの会心の一撃には笑った。

・物語後半に登場するパフェおやじ、
じゃなくて志賀廣太郎さん演じるエージェントがひたすら渋い。
でも最期が...。


印象に残ったシーンは10話「闇を抱く」の絡みシーン。
安藤玉恵さん演じる仲居の初江が
結婚を期に椿屋を辞める前夜に源さんの部屋へ行って行為を迫るというなんの前置きもない謎展開に驚きつつ、
「恥...かかせないで」という台詞に込められた含みが特に気に入っているし、
その思いに黙って応える源さんがカッコ良くてドキドキした。
この回の全てが大人って感じ。


それにOPとEDの楽曲と映像が激カッコいい。
この作品のカラーにぴったり。

特にOPの「山の音」が最高。まさしく"い~ね"な楽曲。
そして男性が血糊を吐いたところから振り向くエンケンさんの姿・表情が本当にカッコ良すぎて毎回ちゃんと観たくなる。

とても良いドラマだった。

『ラブリーボーン』14歳で殺された少女の物語

2016-08-06 13:00:00 | 洋画
1973年12月6日、少女は近所の男にレイプされ殺された。
わずか14歳という年齢で身勝手な人間に命を奪われたスージーは、どれだけ叫んでも声の届かない家族を地上と天国の間からしか見守ることができない葛藤に揺れる。


犯人は近所に住む中年の男、ハーヴイ。
例え顔見知りだったとしても疑わずに
ついて行ってしまったスージーは安易だった。

もしあの時両想いの相手が本に忍ばせたスージーへの詩が書かれた紙が風で飛ばなければ、
あの男が目の前に現れなければ、
そして男の言葉に惑わされなければ、
きっと殺されることなく家に帰り
いつも通り家族と一緒に夕食を食べ、
好きな人と初めてのデートを楽しんだことだろう。

でもほんの少し選択を間違えたことで
スージーは痛めつけられ、命を奪われた。
またそんな自分を責めるシーンもあり、
いくら悔やんだとしても時間は戻らないのが辛い。


あまりにも帰りが遅いことで両親が警察に通報、事件が発覚。
見つかったのは母お手製のニット帽のみ、
現場からは大量の血液が検出された。

スージーの遺体は男の家の地下室にある
金庫の中に隠されていたのだが
しばらくの間近所の男に疑いが向けられることがなかった為
疑われ始めた頃にはいち早くその金庫を男が持ち出し、
生前スージーも家族と共に冷蔵庫などの
粗大ゴミを捨てに来ていた廃棄物所の深い穴の底へ、誰にも見つけられることなく捨てられた。

こんなに色んな感情が引き出されるシーンは初めて。
物語上、犯人以外スージーの遺体が金庫の中にあることを知らないので、
観ている者としてはまるであの犯人と秘密を共有し、見捨てているようでモヤモヤした。


遺体に対する価値観は日本と海外では
異なるという話を聞いたことがあるし
国ごとの習慣や宗教などによって様々だと思うが、
大事な人の遺体が見つからないって
どこか気持ち的に割りきれないのではないかと想像する。
犯人を見つけることが最優先だろうけど、
あまり遺体を見つけることに尽力しない描写に少し驚いた。


更に突然愛する娘が殺されて沈痛する両親と
だんだん家族が壊れていく様子が見ていられなかった。

大事な家族がこの世からいなくなっても
残された者の人生は続く。
両親は苦しみながらも互いに支え合い、
兄弟たちはやがて大人になっていく。

でもスージーはずっと14歳のまま。
生きていたら恋をしたりたくさんの可能性があったはずなのに。
本当にやりきれない。


男はスージーだけではなく、
他に6人もの女性・幼い女の子を同様に殺害している。
スージーが天国へ向かう前に犠牲になった一人ひとりの遺体を目撃するのだが、
どうして一時の衝動の為に尊い命を奪い
ゴミを捨てるような感覚で人間を捨てられるのか?ふざけんなと
フィクションなのに許せない気持ちになった。


あとやっぱりあの血や泥にまみれた浴槽で
男が満足気な表情を浮かべるシーンは吐き気がする。
その様子をスージーが見て「No!」と泣き叫ぶ姿には胸が苦しくなった。

初めてこのシーンを観た日の夜お風呂に入った時、ふとこのシーンを思い出して鳥肌が立ったほどで、正視したくないくらいのトラウマ。

と言いつつこの映画でスタンリー・トゥッチを知り、そのあまりの怪演っぷりに圧倒されて好きになったから複雑...。
『プラダを着た悪魔』や『ジュリー&ジュリア』、『モネ・ゲーム』などのスタンリーを観ると心の底からホッとする。


全体を通して美しさと汚さが混在する描写に衝撃を受けたし、
本当に映画としての雰囲気や役者陣の熱演は素晴らしかった。

でも内容が内容なので観る人を選ぶと思う。
感受性が強い方やお子様がいる方などは観ない方が精神衛生上良いかと思われる。

ラブリー・ボーン-予告編

『さよならホテル』のMV公開!やはり回転ベッドだったか...

2016-08-03 11:30:00 | 東京スカパラダイスオーケストラ
スカパラの公式チャンネルから通知が来ていたので即視聴。

楽曲は想像していたよりさっぱりした感じ。
まあタイトルからして切ない雰囲気だし、
MVのテーマ?が「男(不良)の哀愁」ということだからこういう形になるのは納得かも。
でも何回もリピートして聴きたい楽曲ではないのが残念。

MVはこれまた突っ込みどころ満載な仕上がり。
スカパラとKen Yokoyama総勢10名が
回転ベッドの上でぎゅうぎゅうになりながら
回っているシーンはなんか笑える。
大森さんが枕を叩いている所がツボ。

他にも一人ずつ回転ベッドの上で演奏するシーンがあったり、
屋上の駐車場で全員花束を持って佇んだりするシーンもあったりとMVにストーリー性があってそれらを演じている姿が新鮮だった。

早くフルVer.観たいなー。

「さよならホテル」MV-Short Ver.-/東京スカパラダイスオーケストラ


追記
スペシャのJETでフルVer.を観た。
曲のラスト間近全員が持っていた花束を
多分相手と思われる女性(姿なし)に
その花束でばっしばししばかれてた。

これは笑かせにきてるのか真剣なのか
果たしてどっちなんだろう?
横山健さん吹き出してるし(笑)
しかもそのうち沖さんだけ3発やられるって可哀想...。
よっぽど酷い別れ方をした設定だったのだろうか(笑)

NARGOさん・北原さん・川上さんは「うっ」って感じで大森さんは比較的無表情、
加藤さんと谷中さんは慣れて呆れた感じで
茂木さんはなんとも言えない表情だった。
そしてGAMOさんはしばかれても渋カッコ良かったな~。