エンタメモンスターのひとりごと

エンタメ好きが綴る感想ブログです。

ロジック『1-800-273-8255 ft.アレッシア・カーラ、カリード』自殺防止ソング。

2018-01-31 20:30:00 | 音楽
現状に苦しんで自殺を考えている人に寄り添った一曲。
タイトルの数字は海外版の"いのちの電話"番号とのこと。
この曲が世に知られてから相談件数が増えたのだそう。

去年のVMA2017で初めてこの曲のパフォーマンスを観てからと言うもの、曲だけ聴いてもMVを観ても必ず涙ぐんでしまうほど訴えかけられるものがあった。
一昨日のグラミー賞のパフォーマンスも本当に素晴らしくて感動したばかり。(Youtubeのロジック公式にアップされているのでぜひ観てほしい)

MVは10代の黒人青年が主人公。
彼の成長過程やゲイであることが徐々に周囲に知られていき様々な反応をされた末に、
自殺を図ろうとするというストーリーになっている。
同級生の男の子と交際を始めた矢先、父親がゲイポルノ雑誌を見つけて息子を問いただす場面や、2人でベッドにいるところを同級生の彼の父親に見られ、さらには部活で酷いいじめを受けるといった胸が痛む展開も。
しかし後半には救いがあって心が温かくなる終わり方になっているので素敵なMVだった。

ここまで歌詞が胸の中に入ってきた曲は久しぶりだし、
ロジックの淡々としながら熱い思いを乗せたラップ、アレッシア・カーラの陽だまりのような包容力溢れる歌声、カリードの胸が締め付けられるような切ない歌い方、
その全てが良い具合に混ざり合って素晴らしいとしか言いようがない。
Logic‐1-800-273-8255 ft. Alessia Cara , Khalid

『ホワイト・ラバーズ』過去に苦しめられる男女が白銀の世界で人生を生き終える。

2018-01-30 20:00:00 | 洋画
北極圏の小さな町で、過去の苦しみを消化できないまま生きていた2人の男女と喋るシロクマがメインの物語。

ルーシー(タチアナ・マズラニー)が大学に進学する為と"ある人物"から逃げる為に町を出ることを決断し一時的に離れることになったのだが、
互いの傷を舐め合っていた関係を簡単に止められる訳もなく、ローマン(デイン・デハーン)はそのショックで酒に溺れ、ルーシーに別れと暴言を吐き、挙げ句に自殺を図ろうとした為措置入院させられる。

もう離れられないと悟った2人は後ろを振り向くことなくただただ白銀の世界を突き進んでいく_


大体の映画は開始10~15分くらい経ったらその作品の世界が分かり始めると思っているのだが、なかなか状況が読み取れず、やっとローマンの過去の語りでなんとなく理解ができた。
でもやっぱり見終わってみて「何なんだろうこの気持ち...」というような思いがふつふつと沸き上がってモヤモヤしてきたので、
とりあえず素直に感想を書けば気持ちが整理されるのではないかと思って書いている。

まず2人の男女について。
ローマンは母親や自分に暴力をふるっていた父親を派手に殴り返してそのままこの町へ逃げてきた過去を持つ。
ルーシーは父親に性的暴行を受けた過去を持ち、父親が死んでからも幻覚に悩まされている。

ローマンはシロクマと話せる能力を持っていて、度々現れるシロクマと会話を交わす。
見た目はリアルなシロクマで声は渋い中年男性なのだが、その言動もなかなか渋い。
最初ローマンの中の幻覚なのかと思っていたけどそうでもなさそうだし、
ローマンのことを見透かしている感じが物語にスパイスを加えていた。

過去にトラウマがあると、無意識にどうしてもそれを基準に先の未来を考えてしまって足が止まってしまうか、今目の前にあるものを全部投げ出したくなることがある。
その消化できない気持ちはふとしたきっかけや、またはなんの前触れもなく襲ってくることがあるので本当にたちが悪い。
だからルーシーとローマンの決断はよく分かるし、
行きすぎてるとは言え彼らなりの決着の付け方や答えがラストシーンなんだと時間が経つにつれて思った。

それと最近観た映画の中でセックスシーンがリアルで迫力があった。
けして意味のないセックスシーンではなく、展開されていく中で2人の微妙な気持ちが表されていて良かった。
トラウマに苦しんで自暴自棄になって、意識が死へと向かうにつれて激しく求め合う様は僅かに残った生に対するエネルギーが感じられた。


やっぱり書いていくうちに作品がストンと胸に落ちてモヤモヤがなくなってきたし、
見終わってすぐよりも時間の経過と共にじわじわと彼らの人生が染み渡ってきて余韻が長い映画だった。
1度目視聴より全て理解して飲み込んだ2度目が良かった。
ホワイト・ラバーズ 予告

『隣の家族は青く見える 第1話』様々な事情を抱えた4組のカップル。

2018-01-19 18:30:00 | ドラマ
ついに待ちに待った放送日を迎えて視聴した。

おもちゃメーカーに勤める五十嵐大器(松山ケンイチ)とスキューバダイビングのインストラクターをしている奈々(深田恭子)の妊活を軸に、
・バツイチのスタイリスト 川村亮司(平山浩行)と子どもが欲しくないネイリスト 杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)
・失業中の夫 小宮山真一郎(野間口徹)と見栄を張りまくる妻 深雪(真飛聖)
・ゲイであることをカミングアウトしていない建築士 広瀬渉(眞島秀和)が設計したコーポラティブハウスへ転がり込む青年 青木朔(北村匠海)が主要登場人物たち。

最初テーマ的にシリアス路線なドラマなのかなと思っていたけど、去年ティザースポットが解禁されて昨日の本編を観たらコミカルテイストな仕上がりで意外だった。
みんなそれぞれ事情を抱えつつ、出会いからコーポラティブハウスへ住む過程、そして目の前の生活を営む様子がまず1話で垣間見れた。

五十嵐夫妻の関係性は今の所良好っぽいし互いに良いところのほうが多いけど、なんとなく妊活していくにつれてちょっとしたことで不満が出てきそうな気がした。
(お酒飲む飲まないの奈々の表情とか)
大器の能天気さが吉と出るか凶と出るか...。

不妊治療に関してはトライしている友人の話を聞いていて、ネットでも経験者の気持ちを読めば読むほど本当に心身ともに大変なことだと知識としてはあったので、
回を追うごとにそういう葛藤がより深く描かれていくのかなと想像している。
義母の発言をニコニコして上手く消化できる奈々凄いし、
大器の妹の発言は実際にまんま同じ事を思って助言したことがあったので共感した。

今の所渉&朔と川村&杉崎カップルの関係性や雰囲気が自由で好き。
〈渉&朔〉
「わたるんって呼んでいい?」からの壁ドンキスは酔った勢いかと思いきや、1年経ってもそのテンションだったから熱々な関係で素敵だった。
甘え上手で突飛な行動を取る朔くんに翻弄されながらも愛情を感じるわたるん良かった。
〈川村&杉崎〉
互いが自立していて程よい距離感で理想的なカップルだと思った。
ただ川村の元妻が突然亡くなり、子どもとの関係をどうしていくのか気になる。

小宮山家は少し家の親の関係に似ててお父さんの味方をしたくなった。
経済的なことはあるだろうけど、無理を重ねて病気になったり過労死するより仕事を辞めて他を探すことは良いことだと思う。
でもママはママで子育てや家事をしっかりしていて責任感が強いから、精神的余裕がないのかなと思った。
ここの夫婦奥さんが働きに出て、旦那さんが主夫になった方が上手くいきそう。

次回の第2話予告では本格的に妊活を始めた五十嵐夫妻に、渉と朔の関係性が徐々に周囲に知られていきそうだし、子どもが欲しくないちひろと子どもを産むべきと考える深雪がバトっていて、一体どうなるのか気になる。
隣の家族は青く見える 第2話予告

バックストリート・ボーイズ『Everybody』サビと各メンバーの怪物仮装MVが癖になる一曲。

2018-01-17 20:00:00 | 音楽
Youtubeで適当に90年代にヒットした洋楽を漁っている時に気になったこの曲とMV。
"バックストリート・ボーイズ"という名前は聞いたことがあったが、メンバーが何人だとか曲を聴いたことが今までなかったので今回この曲から色々知っていった。

イントロと「フゥ↑フゥ↑フゥ↑フゥ↑」がちょっとダサいけど、サビやMVの大人数で踊るシーンのスペインっぽい雰囲気と、メンバーのビジュアル(普通もコスプレも)がカッコ良くてお気に入りになった。

メンバーはそれぞれ多分以下の怪物に扮している。
・ハウィーD→スタンダードなドラキュラ
・ブライアン・リトレル→運動神経抜群なイノシシ?オオカミ?男
・ニック・カーター→アイアン・メイデン、鉄の処女からこんにちは。する包帯男
・ケヴィン・リチャードソン→洒落てる半魚人?半爬虫類男?
・A.J.→抉れた顔面半分をステンレスの仮面で隠すオペラ座の怪人ファントム?
(MV曲終わりの小芝居で各々キャラクターについて話してるけど少ししか聞き取れず)

特にハウィーD扮するドラキュラがめちゃくちゃタイプ。
今まで特にドラキュラに惹かれたことはなかったけど、このドラキュラはどストライク。
表情の一つ一つから溢れ出る色気が凄い。
血全部抜かれて息絶えてもむしろ幸せですって感じ。
あと血を吸われる側の女性すごく美人。
二人のカットは息を呑む。

ハロウィーン感満載の、癖になるMVだった。
Backstreet Boys‐Everybody(Backstreet's Back)(Official Video)

ブルーノ・マーズ『Finesse(Remix) ft.Cardi B』新年早々気分上がる一曲。

2018-01-04 18:15:00 | 音楽
新年早々心揺さぶられる曲&MVが舞い込んできた!

一昨年リリースされたブルーノ・マーズのアルバム『24K Magic』から、「Finesse」のリミックスをリリース。ft.はカーディ・B。
MVは公開されたてほやほや。
両者のファンの自分にとって最高の組み合わせで興奮した。

90年代?を思わせるようなサウンド&ビジュアルに、
ブルーノの伸びやかな歌声とカーディのラップが良い具合に混ざり合って聴いていて物凄く気持ちがいい。
それにダンスも男女共に観ていて楽しい。
(ブルーノとペアになってダンスしている女性、確かビヨンセのバックで踊ってた気がする)

曲買う、ヘビロテ決定。
Bruno Mars‐finesse (Remix)[Feat. Cardi B][Official Video]