AR(エーアール)どうぶつ病院ブログ

川崎市登戸にあるARどうぶつ病院

院長やスタッフの日々のブログです

病院が伝えたいことを日々綴っていきます

● ARどうぶつ病院です。ジメジメ注意報☔

2024-07-01 17:09:05 | 病気について

こんにちは🐶🐱

ARどうぶつ病院です🏥

 

本日のジメジメ具合はすごいですね☔

朝、1歩外へ出た瞬間からモワ~という空気を感じて驚きました😲💦

今日のように湿度が高いと罹り易い疾患があります💀

①熱中症

②食中毒

③外耳炎(耳の疾患)

④皮膚炎

上記4つについてお話させていただきます🙇↓↓

 

【熱中症】

先日のブログで熱中症について記載しておりますので、お読みください📝

 

● ARどうぶつ病院です。熱中症について🌞 - AR(エーアール)どうぶつ病院ブログ

こんにちは🐶🐱ARどうぶつ病院です🏥急激に気温が高くなって汗ばむ陽気になってきましたね🌞先日はついに30℃も超えましたね💦これからの夏の暑さが恐ろしいです😢熱中症に注...

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この時期の熱中症で特に気を付けることは、『エアコンはドライ設定にする』ということです。梅雨の時期は蒸し暑いですよね😥

わんちゃんやねこちゃんは、舌から体内の熱を蒸散させて体温調節を行なっております。⚠

エアコンで気温を下げても湿度が高いと舌からの蒸散が阻害されるので、必ずドライ(除湿)設定にしましょう⚠

 

【食中毒】

この時期は人間の食べ物もすぐにカビや細菌が繁殖しやすくなっていたり、傷みやすくなっています。これは、ペットフードも同様です🍚

食べ残しをそのままあげていたり、お皿を洗わないでそのまま使っていたりしませんか?

食べ残しはすぐ捨てて新しいフードに入れ替えましょう。

フードやお水のお皿も使用前にきれいに洗ってから使用するようにしてください🙆

また、ペットフードを開封して別の容器に移す、1ヶ月以上かけてフードを食べきるといったことはございませんか?

それもペットちゃんにとってはNGです🙅

フードの入っている袋は、空気を通さず、ジッパー付きで遮光性のあるものが使用されているものが多いです。

これは、酸化のリスクがあるものを保存する際に使われる特殊な製法で作られているので、他の容器に移すという行為はおすすめできません🙅

むしろ、その保存方法でフードを傷めてしまう可能性があります💦

ただ、完全に酸化を防ぐというものではないので、開封後は3週間で使い切るのが理想です。

心当たりのある方は、この時期は特にフードの保存方法を見直してみてください👌

 

【外耳炎】(耳の病気)

湿気が多いと、耳の中の細菌が繁殖しやすいです。

垂れ耳の子に多い疾患かと思いきや、梅雨の時期は立ち耳の子も注意が必要な疾患になります⚡

トイプードルちゃんなどの耳の中に毛は生える犬種は、必ず耳毛を抜くようにしてください。

病院でもやってもらえますが、耳毛が生える犬種は定期的にトリミングへ行っていると思いますので、トリミングの時に一緒に耳毛抜きをしてもらってください。わんちゃんのストレスも1度で済みます。

ただでさえ通気が悪い耳の中に毛が生えていると、細菌の繁殖を助長してしまいます💦

もし頭を頻繁に振るようになったり、肢で掻いていたり、床に頭をこすりつけたりなど痒そうな仕草をしていたら、すぐに動物病院に受診してくださいね🏥

 

【皮膚炎】

耳疾患を似ているのですが、この時期は体毛の下は湿気りやすく細菌が繁殖しやすい環境になります。

カビや寄生虫の発生数の増加に比例して、皮膚疾患の発症も増えると言われています。

また、湿気のせいだけでなく、雨でお散歩に行けないストレスで肢先を舐めたりして皮膚疾患になることも…😰

こまめにシャンプーをして、清潔に保ってあげること(※シャンプー後はしっかり乾かしてくださいね🚿)、もし雨の日にお散歩に行った場合は、しっかり拭いて乾燥させてください。

毎日のブラッシングでも清潔をある程度保てます✨

また、小型犬の子は雨の日のお散歩が難しい方もいらっしゃるかと思います。

お散歩に行けない日が続いた場合は、お散歩に行けない日は室内で“これでもか!”というくらい遊んであげてください🙆

そうすることでストレスによる行動での皮膚炎を予防していってくださいね。

 

上記であげた疾患の他にも、この時期は気圧、気温の変化で元気や食欲がなくなるペットちゃんもいます。

エアコン等でしっかり環境を整えてあげましょう。

気圧のストレスでも嘔吐や下痢がみられる場合がありますので、症状があれば病院に受診してくださいね🏥

 

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● ARどうぶつ病院です。狂犬病予防接種始まりました💉

2024-03-04 18:02:52 | 病気について

3月2日より、今年度の狂犬病予防接種が始まりました💉

 

区からのお手紙は3月下旬頃に届くと思いますが、お手元になくても接種可能です🙆

当院でも予防接種を行っておりますので、お電話かLINEにてご予約の上ご来院ください📞

予約時間に関してですが、狂犬病予防接種もワクチンと同じで12時間以内にアレルギーが起こる可能性がありますので、午前中の接種をおすすめ致します🙆◎

 

また、予防接種をした日の午後にわんちゃんをお留守番させてお出かけすることもおすすめ致しません🙅×

アレルギーが起きた際、早めに処置をしないと命に関わります。

できる限りワクチン接種をする日はご予定を入れないようにお願い致します🙇

(これは混合ワクチンも同じです。ねこちゃんもです。)

狂犬病の予防接種の時期は「4月~6月」と国で決められています❕

6月までにしっかり狂犬病予防接種をしましょう🙌

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● ARどうぶつ病院です。予防について

2024-03-01 17:38:53 | 病気について

3月に入りコロナの重大な後遺症もなく何とか仕事をしている院長の盛田です👨

今年も明日から予防キャンペーンを実施することができました。これもひとえにDMを準備してくれたスタッフの皆と今年もお値段据え置きで取引してくれる製薬会社様のおかげです🙇

スタッフは2名ながら本当に長く続けてくれていて、空いている時間をみては病院の雑務を自主的にこなしてくれるようになっているので、病弱な院長としては本当に助かっております。もっとスタッフ増やしたいけどなかなか普通の人材はいないもので…不平たらたらでも頑張ってくれるスタッフには重ね重ね感謝しております🙏

 

昨今の送料の度重なる値上げや郵便局の圧力もあり来年からはキャンペーンのDMを廃止してLINEやブログ掲載のみにしていこうかと思います📝

また、来年以降は薬価の上昇によりキャンペーン自体も縮小せざるを得なくなる可能性もありますが、できうる限り予防キャンペーンは残せるよう努力していく所存です。

 

当院がここまで予防にこだわるのはやはり治療の最初の段階で予防の有無が非常に重要だからです☝

勿論予防を普通に勉強している獣医師ならば予防の種類や病気、症状、治療法などの内容は知っていると思いますが、これらひとつをとっても重要ではない病気、疾患、感染症はありません。だからこそ予防をしっかりしている場合は、もし病気になっても予防している病気を除外できたりもしくは症状が軽く済むことにより命の危険を回避できたりするのです。

 

因みに昨今はワクチン陰謀説など変な記事がよくSNSで見受けられますが、ひとこと言わせてもらうと

 

医療とはそれ自体統計学的な見地に基づいて行う科学的な治療です☝

 

つまり同じ治療をしても治ることもあれば治らないこともあります。

薬自体副作用もあるので、副作用でひどい疾患になる人もならない人もいます…

これらをひっくるめて多くの人が助かる治療を行うのが医療ということになります。

全ての人を助けることは医療の最終目的ではありますがそこに至る路はまだ見えていませんし、後遺症や副作用が出ない魔法の薬なんてものはありません🙅

 

このブログを見た方は医療についてご理解の一助となれば幸いです。

3月2日よりキャンペーン始まります!通院されてる方だけでなく予防のため年2、3回程度予防にいらっしゃる健康なワンちゃん猫ちゃんもスタッフ一同心よりお待ちしております😊

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● ARどうぶつ病院です。予防キャンペーン始まります!

2024-02-29 17:16:03 | 病気について

こんにちは🐶🐱

ARどうぶつ病院です🏥

 

3月2日(金)から予防セットキャンペーンが始まります🌸

1年分入ってお得なセットになっています❕

 

 

予防をしっかりして、病気を防ぐことが大切です。

在庫の状況もありますので、事前にご連絡いただくことをおすすめいたします🙇

 

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● ARどうぶつ病院です。猫の日ということで…🐱

2024-02-22 12:19:10 | 病気について

初めてコロナ陽性となった院長の盛田です。スタッフの誕生会で行ったお食事処で感染したと思われますが、スタッフはみんな元気…年寄りは感染しやすいのか…😥

今回コロナに感染した感想ですが「症状のジェットコースター」って感じでした。

一気に高熱が出たと思ったら発咳、重度の喀痰、扁桃腺の炎症が起き、このままだときついなーっと思っていたらあれよあれよという間に発熱が引き、口腔内の炎症、喉の腫れはひどくなり、鼻汁と喀痰は溺れるほど、次の日には喉の腫れが徐々に引いていき発咳、鼻汁、扁桃腺炎は残るっていう感じで5日間のうちに症状がコロコロ変化しました🌀

私ごときが医療機関に行って人様に感染の危険を冒させることがないよう、自宅療養していただけなので、回復が早かったのはワクチン4回打っていたことが一番の要因だったと思います。

今のところ後遺症もないので

「40半ばのおっさんの紙免疫力をワクチンで鍛えておいて良かった!」

と本当に思ってます。

 

話は変わって今日は2/22猫の日です

昨日も「ワイドスクランブル」を何の気なしに観ていたら、

出演者が

「猫自立しているからお世話はごはんとトイレ掃除くらいしか手間がかからないのでおやつくらいおいしいものをあげたいんですよー😊」

 

と言ってましたが大きな間違い!

それじゃあ飼い主失格!

そもそも自宅でずっと飼われている猫が自立してるわけないでしょう

 

自立の意味を知っていますか???

毎日のお手入れとして

歯みがきや目のマッサージ、ブラッシングやグルーミング。適度に運動してもらうために遊んであげないと肥満になってしまいますし飲水量も気を配らないと体調の異常に気が付かないこともあります🙅

食事の器も都度洗浄し自動給餌機を使っていればフードのかけらなどが機械内で変性/腐敗するので毎日掃除乾燥しないといけません。

 

また、寝床やおもちゃの清掃や定期的に爪の手入れや確認、被毛の状態を見てシャンプー、ノミ・マダニ予防、混合ワクチン接種などやることはいっぱいです。

癒されるためには同じ分、日ごろからお手入れして返してあげてください🎁

 

 

また、最近の話題でもうひとつ。

迷惑な話ですが都内のK動物病院の院長が

「完全室内飼の猫のノミ予防は拒否しましょう」

とかメディアを使って宣ってました。別記事では狂犬病予防の重要性をうったえてますが日本に蔓延してるものは予防拒否して、ないものは予防推奨?

まずもって主張がちぐはぐすぎて全然信ぴょう性もないし重要性も伝わらないですよね。

このように、予防医学に暗い人(獣医師なのかもわからないため)はメディアに適当なことを書くのは厳に慎んでほしいものです(取り上げるメディアも倫理観がないと思いますが)。まぁ医学博士でも気の巡りでがんを克服とか宣っている人もいるので、その類の人間はどの職種にもいるのかもしれませんが迷惑な話です。

もしくは猫の健康より飼い主受けを狙っての浅ましい判断かもしれませんがまぁ百歩譲ってもこういった輩は医療の邪魔でしかない。

Cornell University College of Veterinary Medicine

https://www.vet.cornell.edu/.../feline-health-t…

 

Feline Skin Diseases

 

猫ちゃんにノミ・マダニ予防をする理由は上記コーネル大学のHPをしっかり読めば一般人でもわかるでしょう。詳しい個々の病気については獣医師に聞くのが良いかと思います📖

つまり、ノミが媒介する病気には一生治らない病気もあるってことです。

そもそも

予防とは

病気や災害などが生じないように注意し,前もって防ぐこと。

であり、可能性が低い=絶対感染しないではない。

のであれば「予防」できるのであれば当たり前にするべきなのです。

多くの病院で同じような間違いをしているので獣医師の皆さんは気を引き締めてください。

 

「あなたにとって10000頭いる患者の1頭かもしれないがその1頭は誰かの家族のひとりなのですよ!」

 

の根拠もなく予防を減らす動物病院は結局面倒くさいだけ、医療従事者として治すべき動物に全く寄り添ってないものと思ってください。

危ない病院はSNSや変な記事かいてよく出ておりますので、真偽に迷ったら皆様の常識と良識のある獣医師に聞いて判断しましょう。ご家族にとっては大体が面倒だったり手間がかかる方が正しい道だと思いますが、それを勧めるのが良識のある病院です。

猫の日なので猫の予防観について本日は記載しました🙇

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