景色

とおりすぎていく日々のなか
景色のなにかが
わたしに触れる

コンビニさえあれば

2008-02-29 | weblog
大都市に住んで、いつの間にか当たり前になったことランキング(gooランキング) - goo ニュース

地方大都市である福岡の地に根をおろして数十年たったが
住み始めて一年目で固くかたく決意したことは
たとえ離婚しても実家には帰らないぞということだった
地方小都市からやってきたワタシには住みやすさは抜群だったから
このニュースはどの項目もなっとくすることばかりだ

実家に帰って閉口するのはテレビチャンネルが少ないことだし
商店街は閉まるのが早いしコンビにはないしとグチってばかりいたけれど
母の入院→一人暮らしの父の世話に頻繁に田舎に帰るようになると
テレビをみる暇はないし外出もしないし閉店した商店の跡地に
コンビニだけは次々と出店してきて便利にはなったから由としようぞ




レジ袋

2008-02-26 | weblog
ワタシのエコ意識なんてこげなもんだわと
ため息つきながら100均にビニール袋を買いに行った

いまやスーパーはレジ袋削減に血眼になってるかのような風潮だ
ついこの前までレジ袋は買い物量をはるかにうわまる枚数をもらっていた
エコだなんたらとやかましくなってくるとマイバッグ持参がもてはやされ
レジではいちいち袋はいるかどうかと聞かれ、バッグ持参だと2円を引いてくれる

<袋はいります>と答えることがあたかもお前はエコの敵だ
とせめらられるような感じすらし始めてきたのがおとろしか~

エコ意識に目覚めたわけではないが、たまっていく一方のレジ袋と
押入れを占領するいろんな店の紙袋を処分してしまおうと一念発起し
レジ袋はいりませんといたるところで高らかに宣言し続け一年余り
見事に在庫を処分できた、なんといふ快挙ではなかろか、ワタシとしては

ところがだフト気づくと、ゴミ袋がない
家の中から紙袋ビニール袋といった袋類が一切姿を消し
残るは燃えるゴミ用ペットボトル用不燃物用のビニール袋だけとなってしまった
なんだかなぁ唖然となった

ゴミをいれる袋ほしさにスーパーに買い物に行くのもなぁ・・・
レジ袋って必要なんだ、ウチには
結局100均で手付きビニール袋なるもんを買ってきた
ワタシのエコもあっさりと終局を迎えた





今日は何の日

2008-02-21 | weblog
おめでたき誕生日だ
仕事はオフになりのんべんだらりと一日を過ごしただけ
なんだかなぁため息ばかりがでる

昨日フト気づくと腕時計がない、落とした!どこで?!
ひとつの仕事が終わるたびに時計をみる習慣だから
あそこではあった、あっちでもあったと記憶をたどり
コートを脱ぎ着するたびにブレスレットタイプの時計を
何度かひっかけたことがあったから
コートを脱いだり着たりしながら移動した某駅に落としたんだと推測し
駅にもどり問い合わせ、届けを出した

だれかさんにもらった大事な時計とかであるわけじゃないが
店先のケースの中から呼ばれた気がして一目見るなり即買い求めた
大好きなアニエスbのとてもシンプルな素敵な時計だ

惜しんでも悔やんでもなくしてしまったらもう仕方ない
きっぱりふりきって仕事に集中しなければと頑張っていると
なんと届けがあったと連絡いただけたー
やれうれしや
届けてくれた人に感謝しつつ再びわが腕にもどった時計をながめ
安堵とよろこびのため息がでたほどだった

帰宅してふと時計にふれるとなにかヘンな何かに触れた

あれー時計のガラス面がないではないか
落としたはずみで外れたんだ

ショック、なにがショックといって
どうして時計を受け取ったときに気づかなかったんだろう
このことがずっとショックだった

とほほな誕生日前日



太陽を曳く馬 ⅩⅦ

2008-02-14 | weblog
新潮3月号
いつもなら発売日より二日遅れの福岡でしか読めないのだが
本社研修が7日からと言われたときまっさきに思ったのは新潮が読める!
というお気楽なことだった

そこで大きく迷った
#1:羽田に着くなり空港内の本屋にかけこむ
#2:研修を終えた喜びとともに駅前の本屋にかけこむ

ここはやはり研修をのりきるための人参にしようと我慢をした
研修を終え、要らぬ資料や余計なもんはさっさと宅急便で自宅に送り
身もこころも軽く駅前の本屋でむさぼるように立ち読みした

はぁ~

二ヶ月待っていた渇きがみるみるうるおっていき
ざっと読んだだけでため息がもれた

おもしろい
今回もまたおもしろい展開になった
もちろんさっぱりわからんことばかりだけれど
オウムをめぐる論争は絶対しっかり読んでいかなければならないと思う

法衣を身につけた僧侶たちの描写にまずうなったが
よくしゃべるよな、お前ら、とつっこもう

そして毎度の吉岡クンのつっこみはさすがだ
出番は少ないけれど、吉岡クン、応援してるけんね♪






櫻田門

2008-02-11 | weblog
9日の帝都は寒いのなんのバリ寒かったー
持参した厚手パンストとスパッツがむだにならなかったことを由としよう
日比谷公園を横ぎり、お上の牙城をながめながめ桜田門をめざし歩いていくと
ほっぺは寒風でバリバリ、お肌がいたむーとつい悲鳴がでてしまう

目につくのは機動隊の装甲車と機動隊員ばかり
装甲車は傷もなくピカピカでランクルまである
ある意味感慨深いものがあった
若い機動隊員たちは当然たっぱもあるが全員がとてもスタイルがいい
あたかもひとつのファッションのように濃紺色の隊服を着こなし
ヘルメットもいろんなプロテクターもなにもかもを
あたかもアクセサリーのように身につけている風情で
しみじみと時代を感じてしまった、こんなことに

議事堂を横目に井伊直弼屋敷跡である国会前庭公園に向かうが
監視カメラはどこだろう、おのぼりさんらしきおばさんを見てるだろうと
ついピースサインでも送りたくなる
あまりの寒さにふるえ公園のトイレにかけこむと次から次に機動隊員たちも
トイレにやってくる光景はちょっと笑った

議事堂、自民党本部をとおりすぎ<新リア王>の地取りに入る
砂防会館もまたある意味大きな歴史の舞台ではなかろうか
  
    ━福澤事務所は三階にあるが、砂防会館というビルは大きさのわりに
     コンクリートがふんだんに使われているせいで、音がよく響くのだ。

タッタッタと階段をかけあがりたかったのにビルはシャッターがおりて
はいれなかったのは残念!
携帯カメラをむけて写真をとりまくっていたが
サラリーマン姿の私服をしっかり確認、ちゃんと報告したみたいだ






丸の内シャトル

2008-02-10 | weblog
一泊二日の研修を無事のりこえ
勇躍乗り込んだ花金の帝都の空はピーカンの青空だった
計画していた歴史散策に出かける
旧島津斉彬候の屋敷跡に立ち空を見上げる

日比谷通りを地図を片手に目的の本社まで歩き
ひとしきり感慨にふけったあと、歴史を物語る四角柱に身をよせていると
目の前にバスが停まり、女性客が走りこんでくる
ハテ?ここはバス停であるはずはないんだがと目をやると
車体の<無料><電気バス><FREE>の文字が目に飛びこんできた

<無料>という文字に反応は早いおばさん根性で、即バスにとびのるとびのる
まずはのりこんでから車内のパンフレットでお勉強すると
ナ、ナント丸の内一周のシャトルバスといふ
一周30分の帝都ツァーがタダでできるという素晴らしさだ

サラリーマン諸君はお仕事中の時間帯とあってほぼ買い物客だったが
これは便利なものではないか!
美しい東京駅を堪能できたが、やはり後ろの高層ビルは邪魔だ
新丸ビルとか関心はないのだがコピーは上手いと感心した
電気バスなるものにももちろん初めて乗ったが静かな走行がここちいい




誕生月

2008-02-06 | weblog
誕生日が近い
誕生日と言ったって
自分で自分にプレゼントするのと
地元市議会の議員事務所からの
うれしくもなんともないバースデーカードがくるだけだ

通販会社からはポイントをプレゼントするから
なんか買っておくれよーといらぬメールばかりがくる
でもとりあえずポイントだけはしっかりもらっておく

明日から一泊二日の楽しくもない研修だけれど
せっかく上京するんだし、自分への誕生日プレゼントだと
おのぼりさん気分を満喫することにした
あれこれ計画を練り、移動の手立てもおこたりなくチェックした
本当にこういうときはネットはありがたい
用意周到な性格だからではなくて気が短いゆえに
うろうろしていらぬエネルギーは使いたくないからだ

地図をみることは好きだから苦にはならないし
いまは距離まで測ることができるから歩けるかぎりは歩く
日常的に歩いていると1キロ2キロ歩くのはあたりまえだ

東京を歩き回るのにはスニーカーが一番だと昨年痛感したが
さすがにスーツにスニーカーというわけにはいかん
スニーカーを持参するよりもとローヒールを用意した
空港内の移動、長い駅のコンコース、深い地下鉄
歩かなければー








明るい農村

2008-02-04 | weblog

節分に豆まきをすることもなく
年の数だけ豆を食べることもなく終わった
鬼は外福はうちと大豆をまくのも、子供が小さいうちだけだよなと
遠い目になってしまう

立春の今日もバリ寒い一日だった
関東の雪は気がかりなことだ、木曜から本社研修だ
ワタシが上京するときは雪も降るな、地震もおこるな
スーツにヒールといういでたちだから雨もいやだし寒いのもいやだ

研修の準備もできたし、今回は本社の見学も予約済みだ
歴史の舞台をみるのも一興ではないか

年があけてから読書量がおちている
カラマーゾフの兄弟は最後の4巻にはいったところで
第一章<少年たち>で立ち往生だ
まったくもっておもしろくないんだもの
この少年たちをめぐる話はアリョーシャを軸にする未完の小説の
布石らしいのだがまるで興味がもてずちっとも進まない

高村薫<明るい農村>はとてもおもしろく不可思議な印象がいつまでも残る
オール読物にこの作品を上梓したことで太陽を曳く馬は休載となったのか?
<明るい農村>は実にシュールな感じが残り
<トンマッコルへようこそ>の映画のような感じがまだずっと残っている、好きだ

高村薫の短編としては新しいベクトルかとおもう
あぁ 本当に高村薫を読めることがうれしくてたまらない
読者冥利に尽きるという作家と出遭えたことは
人生の最大の悦びだとおもふ、こころの底から思う





きさらぎ

2008-02-02 | weblog
一月は行った、年があけてあれよあれよというまに行ってしまった

寒い、バリ寒くて毎日曇天や氷雨続きで昨日は実に久しぶりに青空を見た
今日はまたみぞれまじりの寒い一日だった
きさらぎの字のごとく一枚着込むというより
スパッツをはいてのりきっている

大寒すぎてからあまりにも寒い日が続きぶるぶるふるえていたら
フト思い出したんだ、スパッツをはくのを忘れてたんだ!
カシミヤのマフラーも薄手から厚手にするのを忘れて寒い寒いと震えてたんだ
やだな、これが年をとるといふことなのか

今日は買出しにでかけた先の山間部では横殴りの雪と外気温は0度
梅の鉢植えを買い求めた
梅の花が次々と咲いていくのを見ていると春が近いと実感できることが好きだ

今月はひとつ年をとる、ヤレヤレだ