歩くことが好きだ
ただ歩くだけでは痩せない
といふことはもちろん知っている
より効果を上げる歩き方も知っている
でもワタシはただ
ダラダラと歩き続けている
緊急事態宣言が出てから
図書館も閉館になり
ほいほいジュンク堂にも出かけられなくなり
いわゆるお出かけはできなくなった
誰にも会わなくても
誰ともおしゃべりできなくても
ワタシは平気だ
ただ歩くことは止められない
止めることもないことだ
この一か月
ひたすら歩いていた
そしていままで見たことがない景色を
いっぱいいっぱい見た
がら空きの道路
がら空きの街
まさか
こんな景色が観られるとは
思ってもみなかった
SFの世界のような錯覚を覚える
イヤ、でもそれが現実だと体にしみる
歩く
歩く
いっぱいいっぱい
二度とみられないであろう景色をみた
緊急事態宣言が解除の日も近い
やがて
朝のラジオから道路渋滞情報が流れるだろう
電車やバスでは
誰かの隣に座れるようになるだろう
人は街にあふれてくるだろう
なにか夢をみていたような時が
思い出話のように語られる日がくるだろう
でもワタシは覚えている
誰もいない駅
がら空きの車両
誰もいない地下街
いろんな景色をみたくて
脳細胞に集めたくて
かつてないほど歩き回った
景色の映像は
いつまで脳に
残るのだろう
とはおもひつつ
ただ歩くだけでは痩せない
といふことはもちろん知っている
より効果を上げる歩き方も知っている
でもワタシはただ
ダラダラと歩き続けている
緊急事態宣言が出てから
図書館も閉館になり
ほいほいジュンク堂にも出かけられなくなり
いわゆるお出かけはできなくなった
誰にも会わなくても
誰ともおしゃべりできなくても
ワタシは平気だ
ただ歩くことは止められない
止めることもないことだ
この一か月
ひたすら歩いていた
そしていままで見たことがない景色を
いっぱいいっぱい見た
がら空きの道路
がら空きの街
まさか
こんな景色が観られるとは
思ってもみなかった
SFの世界のような錯覚を覚える
イヤ、でもそれが現実だと体にしみる
歩く
歩く
いっぱいいっぱい
二度とみられないであろう景色をみた
緊急事態宣言が解除の日も近い
やがて
朝のラジオから道路渋滞情報が流れるだろう
電車やバスでは
誰かの隣に座れるようになるだろう
人は街にあふれてくるだろう
なにか夢をみていたような時が
思い出話のように語られる日がくるだろう
でもワタシは覚えている
誰もいない駅
がら空きの車両
誰もいない地下街
いろんな景色をみたくて
脳細胞に集めたくて
かつてないほど歩き回った
景色の映像は
いつまで脳に
残るのだろう
とはおもひつつ