景色

とおりすぎていく日々のなか
景色のなにかが
わたしに触れる

秋本番

2019-10-27 | weblog

明日はカラッと晴れ上がりそうだ
  >キンモクセイの甘い香りに秋本番を感じます

と某天気予報サイトにあったけれど
とっくに金木犀は散ったわい

つっこんでいた

ワタシにとっての秋本番は相撲部屋の幟だ
中村部屋の後に八角部屋が来てくれてうれしい限り
行きつけのラーメン店で親方や弟子達をみかけたとき
思わず田中君!とうれしかった
今や田中君も大出世したもんね

幟が立てば秋本番というより
鍋本番だ
鍋の始まりだ~

静かだ

2019-10-23 | weblog

いつのころからか
地下街が静かになった
石畳が売りの地下街ゆえに
キャリヤケースを持ち運ばれると
ゴロゴロごろごろとけたたましい音が
鳴り響いていた

そして気がつけば
どこの裏道を通っても
こんなところの店にまで
と仰天した行列がなくなった

行列を整列させようと並べられたポールが
ぽつねんと並んではいる

今年の金木犀はおそかった
櫻の葉が黄ばみ始めた

昔はデパートの北海道展は
秋の到来を告げる風物詩だったが
年数回もおこなわれるようになると
季節感も薄れる
でもやはり秋口の北海道展には必ずでむいて新豆を求める
マルセイバターサンドにはまっていた昔が懐かしい
もう無理なんだわ

町内の杏並木が伐採されてから
銀杏を拾う人たちが見られなくなって久しい
天神ど真ん中に残っているイチョウの木の下を
はいつくばる年寄りをみかけると
なにやらホッとしたりする

銀杏をガス火で炒っていたのも昔のこと
今やレンジでチンだ
プライヤーの使い方を覚えたのは
銀杏食べたさゆえだ

もう10月が終わってしまうではないか