No.25 球聖伝説

【今週の1枚】屋久島 大川の滝
先週仮面ライダー響鬼の話題をちらっと書いたら思ってもみない方々からメールをいただいたりしたので、第1～2話の舞台になった屋久島の写真にしたりして……。この大川（おおこ）の滝でもロケしてました。1シーンだけでしたが、落差88メートルという豪快さはやはり圧巻です。
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アメリカでは第5のメジャーと呼ばれるプレーヤーズ選手権開催中ですが、これが終わるといよいよマスターズですね。まだ2週間あるものの、いまからワクワクします。

このマスターズを創設したことで知られるボビー・ジョーンズですが、昨年、このボビー・ジョーンズの物語が映画になりました。『ボビー・ジョーンズ 球聖とよばれた男』という映画で、これまでロケが行われたことがなかったオーガスタやセントアンドリュースでもロケをしたことで話題になりました。

しかし、アメリカで公開されたことは知っていたのですが、いつまで経っても日本公開の話題が出ない。取り引きのある映画会社の方々に聞いてもそのウワサすら聞こえてこないのでおかしいなぁと思っていたら……結局日本未公開のままDVDソフトに(^_^;)

主演はジム・カヴィーゼル。『パッション』や『オーロラの彼方へ』に出演していますし、知名度は問題ないと思うんですけどねぇ。公開時あまり話題になりませんでしたが、私は『オーロラの彼方へ』がけっこう気に入っていて、DVDソフトも購入したぐらいなので、この『ボビー・ジョーンズ 球聖とよばれた男』もけっこう期待していたのですが……。

ボビー・ジョーンズというと『バガー・ヴァンスの伝説』にも登場しましたが、年間グランドスラムを達成した後、引退し、マスターズを創設ということになっています。しかし、引退したのは競技ゴルフ人生であって、ゴルフをやめたわけじゃなく、マスターズにも12回出場しています。割と知られていないんですが。

もう14、5年前になりますが、『知ってるつもり』というテレビ番組で取り上げられたことがあります。その人生、そして晩年のエピソードなどが紹介されたわけですが、これが感動物でした。テレビでジーンとくるということはあまりないんですが、かなりしびれたという記憶が残っています。

だからこそ、この映画、公開をまちわびていたのですが……うーーん。とりあえずDVDソフトでがまんすることにします。

そういえばフランシス・ウィメットの映画も作られるという話を昔聞きましたが、こちらもお蔵入りしてしまったんですかね……。


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No.24 東西対抗

【今週の1枚】若洲ゴルフリンクス
ゴルフ場というのがこんなにも絵にならないとは思わなかった。季節的な要因も大きいが、ぱきっと晴れていないというのが最大の敗因。さらに言うと、若洲はフラットなため、構図としてのおもしろみに欠ける。ゴルフ場の写真はまたいつか挑戦することにしよう。
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今年のゴルフ東西対抗は、東京駅からのアクセスもよく、横峯さくらプロなど女子プロゴルファーも参加。さぞや混むのではないかと思いつつ、新木場駅に降り立ってみると……人気がない(^_^;)

会場へのバスも並ぶことなく乗れるし、会場へついても人が多くて見えないということもない。過去、数回観戦に行っているが、これほど人が少なかった大会は初めてじゃないだろうか。これだけのメンバーと、24人もの芸能人らが出場していて、マスコットガールに山田優さんを迎えての大会に人が入らない。男子ツアーの人気というよりも、はっきりいって告知不足、露出不足というのが原因でしょう。

さて、観戦のほうはというと、当然のごとく中嶋常幸プロについてまわるのが中心。ところがこの組、ISSAファンが多くて、周りは女性ばっかり。はっきりいって親子連れは浮いていたかも。途中のホールでお久しぶりですと声をかけると、息子を見て「大きくなったなぁ」とのお返事。初めてお会いしたときから10年経ってますからねぇ。

子供好きの中嶋プロ。17番と18番のインターバルではサイン入りボールを小さなお子さんに配ってました。こういう小さな気配りで、小さなファンが増えてくれるといいんですけどね。うちの息子もボールをもらってニコニコ。お前サインはたくさんもってるじゃないかというと、サインボールは初めてだったのでとてもうれしかったらしい。

子供といえば、今回仮面ライダー響鬼に出演している細川茂樹さんが出場していて、「ヒビキ！」という声援が贈られていました。照れ屋なのか、リアクションは今一つでした……せめて「よっ！」というテレビでやってるポーズぐらいやれば子供達が喜ぶのになぁと思いました。

ギャラリーを多く引き連れていたのは柴田恭平さん、中村雅俊さん、松山千春さんといったところでしょうか。横峯さくらプロの組もそこそこギャラリーはいましたが、思っていたほど多くなかったですね。至近距離で写真を撮るのもそれほど難しくないという程度。ファン層が違うのかなぁ。

そうそう、柴田恭平さん。最終ホールで魅せてくれました。150ヤードぐらいのセカンドが直接カップインしてイーグル。プロじゃなくてアマチュアがチップインというのがすごかい。やっぱりそういう星のもとに生まれてるんでしょうか。いちばんギャラリーの多いところでそういうプレーが出るんですからね。

今回、最大の見せ場を作ったのは森末慎二さんと川岸良兼プロのペア。なんと10バーディノーボギーの62！！　いいボールを選択して打っていくベストボールならまだしも、1つのボールをプロアマ交互に打っていくオルタネイト方式でありながら、このスコアは見事です。プロが一人で回ったってそうそう出る数字じゃないですよね。18番ホールも1.5メートルのバーディパットをきっちり沈め、ギャラリー全員から拍手喝采をあびていました。

こういうプレーが見られ、華やかな顔ぶれが集った今年の東西対抗。たいへん楽しかったです。が、帰りのギャラリーバスにも並ばずに乗れてしまい、一抹のさみしさを抱えながらゴルフ場を後にしました……。


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No.23 人気商品

【今週の1枚】巻き貝
冬の海辺の横、岩場でひっそりと身を寄せ合っている、大きさ5mm程度の巻き貝。潮に取り残されたのか、はたまた岩場で過ごすタイプなのか……もちろん名前も知らない小さな巻き貝。人はいつからこういうミクロな世界に目を向けられなくなるのだろう……。
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私のホームページには、ゴルフに関する書籍やDVDソフト、ゲーム類を紹介するコーナーがあります。そこからはamazon.co.jpを通じて実際に購入できるようになっています。

ここでの商品の売れ方などを見ていると、流行というか、その時々のトレンドが見えてきます。10日に1回、人気ランキングを更新しているのですが、これを見ていると、徐々に人気商品がシフトしていく様子がわかります。

このコーナーを立ち上げた当初は坂田信弘プロの書籍やDVDが人気でした。その次に人気になったのは江連忠プロのDVD付き書籍。これだけで200冊近く売れ、このコーナーの大ベストセラーになりました。たぶん、小さな本屋よりよっぽど売れてますよね。1つの商品がこんなに売れるとは思ってもみませんでした。

そういえば先日、フジテレビの「平成教育予備校」に江連プロが出演していました。見ている人にわかるんだろうか？と、ちょっと失礼な考えも頭をよぎったりして……。司会を務めるユースケ・サンタマリアにゴルフレッスンをしていましたが、やっぱりアドレスが重要なんですよね。おっと話が脱線してしまいました。

今年に入ってドンと売れたのが『丸山茂樹の最新打法 DVD-BOX』。30セット強、出ましたね。やっぱりアメリカで活躍しているという点、それからそのキャラクターが人気なんでしょうか。

このDVD-BOXはいまだに人気で、ランキングでもずっと上位なんですが、それにもまして、2月ぐらいからぐんぐん伸びているのが宮里藍プロ関連書籍とDVD。いまやベスト10のうち5アイテムは宮里プロと父親の宮里優氏関連。もちろん注目度は高いですし、人気があるのも確かなので、驚くほどではないのかも知れませんが、ここまでいくと少々怖い感じがします。実力があるので、単なるブームでは終わらないと思いますが、はたしてどこまでいくのか。

そんな中で1月以来、ランキングされてがんばっている商品があります。中溝裕子プロの『リカバリー！』。プロテストにトップで合格し、将来を有望視されながら、骨髄異形成症候群という重い病に倒れてしまった彼女の闘病記です。

私の運営しているメーリングリストのオフ会に一度いらしていただき、お話を聞かせていただきましたが、すごくいい方でした。そのときは入院している間にシューズがみんなソフトスパイクに変わってしまって、浦島太郎状態だったなんて笑ってましたが、早くティーグラウンドに立ちたいという思いがひしひしと伝わってきました。

その後、たった1発だけどティーショットをしましたという報告のメールをいただいたときは、私も非常にうれしく思いました。いまはもうゴルフを普通にできるようになったんでしょうかねぇ。トーナメント復帰を目指していると言ってましたので、早く実現するといいなぁと思っています。


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No.22 変則日程

【今週の1枚】四万温泉 日向見薬師堂
群馬県・四万温泉のいちばん奥に静かに雪の中でたたずむ国宝・日向見薬師堂。普通の道の脇で、特に入り口があるわけでもなく、管理人が見張っているわけでもなく、まったく無防備にそこに建っている……国宝の扱いってこれでいいんだろうか？
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啓蟄を過ぎたというのに東京は非常に寒い日が続いています。ここ数年暖冬だったせいか、今年は春の訪れが遅いように感じますが、これぐらいが当たり前なんですよね。しかし、ちょっと前まで、このぐらいの時期に男子ツアーが開幕していた……。そう考えるとちょっと驚きです。

女子ツアーが今週から始まってますが、沖縄からならまだわかります。しかし、男子ツアーは鹿児島が第1戦で、次が静岡でしたよね。沖縄オープンを3月に第1戦として開催したいといっていたツアー側の気持ちもわかる気がします。

結局、沖縄は第1戦にはなりましたが、12月開催は変わらず、現在、非常に変則的なスケジュールになっていると思います。第1戦が12月、第2戦が3月下旬、第3戦が4月下旬。本格的なツアーのスタートは第3戦からという感じです。スポンサーの思惑もわかりますが、これではいけないんじゃないでしょうか。

第1戦から3ヵ月も空くというのも問題ですが、4月の頭にはマスターズがあります。これが第2戦と第3戦の間にはさまっているというのも違和感を感じます。いっそ、マスターズの翌週からスタートにしたらどうなんでしょう。と思ったら、今年は4月の中旬にダイナスティカップが入ってるんですね。なんだこの日程!?……マスターズの翌週に海外で試合？　その翌週に第3戦？　ちょっとひどすぎ……。

マスターズに出場するトッププレーヤーは、アメリカから中国へ行って、その翌週には実質の開幕戦のために日本でプレー。まるで欧州ツアーのような移動距離だなぁ。いまのところ何も話が出てませんが、このころになったらいろいろ出てくるんじゃないですかねぇ。

理想としては3月中旬に沖縄や台湾といった南の地で開幕戦。これらはアジアPGAツアーと共催でもいいと思います。その後にマスターズをはさんで、4月中旬、九州あたりからツアースタートという感じじゃないでしょうか。ダイナスティカップをいれるなら3月の2試合のうち1試合をダイナスティカップにするか、ダイナスティカップで始める。ダメですかねぇ。

振りカジ時代も書きましたが、なんのためにツアーが独立したのか。ツアープロとファンのためだったんじゃないでしょうか。あれから数年経ってもなんにも変わらないどころか、逆に悪くなっているようにも感じます。そりゃあ一朝一夕にいかないというのもわかりますが、これだけの時間が経っても変わらないのでは、ツアー機構の存在そのものにも疑問を感じざるを得ません。


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