振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.17 製品発表

2005-01-31 | ゴルフ
蒸気機関車


【今週の1枚】蒸気機関車
旅客力とスピードを求める時代の流れとともに姿を消した蒸気機関車。しかし、根強い応援の声もあり、現在、国内数カ所でその勇姿を見ることができます。写真は通称“デゴイチ”ことD51型蒸気機関車。汽笛の音を聞くだけでワクワクするのは私だけでしょうか。 → 壁紙
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この季節、春先のゴルフフェアに向けて、ゴルフ用品メーカー各社が競って新製品を発表します。ドライバーからパターまで、それぞれのメーカーの今年のコンセプトとともに様々なバリエーションが出てきます。発売日が特定されているものはゴルフトピックページに、その発売日に掲載していますが、毎年何種類出てくるんでしょうね。

その売り文句は毎年のことながら、“飛び”と“正確性”の2つに集約されるんじゃないでしょうか。どちらかというとやはり飛ぶという要素のほうが多い気がします。しかしこれだけ毎年、それまでのものよりも飛ぶと言われると、どこまで信用できるんだろうかと。以前より20ヤード飛びます、30ヤード飛びますとかいうわけですが、10年経ったら400ヤード飛ぶかといったらそんなことはないわけで……。

ゴルフというスポーツの本質はいかに少ないスコアでラウンドできるかということだと思うのですが、それでも飛ぶという要素は切り離せません。ティーショットがバーーンとまっすぐ飛んでくれたら、そりゃあ気持ちいいですもんね。本一という言葉もあるように、1ラウンドで1発、気持ちのいいショットが出たら、それで満足という人も中にはいるんじゃないでしょうか。

知り合いの中にもそういう人がいます。とにかく飛ばすことに命をかけているようなゴルファー。もちろん、すべてのゴルファーが競技指向ではないわけですし、そういう部分にゴルフのおもしろさを見出している人がいたっていいと思います。中部銀次郎さんみたいに、どうしたら1打少なくできるかを追求する人もいれば、そういう人もいてもいい。ゴルフに対するスタイルというのは、人それぞれ違っていいと思うんですよね。

しかし、どうもゴルファーというのは自分のスタイルを押しつける傾向が強い人種のような気がします。これが不思議なんですけどね。その自分のスタイルも確立できているわけでもないのに「ゴルフとは○○だ」というようなことを言う人、けっこういませんか?

いろんなゴルファーがいて、いろんなゴルフスタイルがあって、だからこそいろんな人とラウンドするのがおもしろいと私は考えています。私が人に押しつけられるような腕もスタイルも持ってないからかも知れませんが(^_^;)

いつか、これまで一緒にラウンドした方々のゴルフスタイルをモチーフに、ゴルファーが楽しめるエッセーなんかを書けたらいいなぁと思っています。


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No.16 投稿記事

2005-01-24 | ゴルフ
アサヒビールタワー


【今週の1枚】アサヒビールタワー
隅田川にかかる吾妻橋のたもとにあるアサヒビールタワー。ビールジョッキをイメージしたビルは、15年経ったいまでも特異な雰囲気を醸し出しています。吾妻橋のライトアップ、川面に映る光と相まって、幻想的な空気が流れています。 → 壁紙
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私のページ内にあるゴルフ仲間募集ページ。かれこれ1000人ぐらいの方が登録、募集しているんじゃないでしょうか。

ゴルフというのは一人ではできないスポーツですし、基本的には誰かの薦めで始めるスポーツだと思っています。中には自分で思い立って始める人もいるとは思いますが、そういう人はまず少ないでしょう。当然、始めたときにはゴルフ仲間がいるはずです。ところが上記のゴルフ仲間募集ページなどを見ていると、ゴルフ仲間がやめてしまったとか、転勤で仲間がいないという人がわりと多いことに気づきます。こうした不可抗力でゴルフ仲間を失っても、ゴルフを続けたいという人は多いんでしょうね。

まあ、インターネット上にもゴルフサークルの募集サイトや、サークルそのもののホームページなどもありますが、どこをどう選ぶかというのが難しいと思います。募集する側は多くの人にきてほしいという気持ちがあって、記事を書くでしょうが、それが応募する側の立場にたっているかどうかというとちょっと疑問を感じる記事を見かけます。

なんでもかんでも書けばいいというものではなく、どのようなところでどんなことをやっていて、どんな人が参加しているか、というようなことが大事なんですよね。なのに、そういう要点がない記事、あるいは様子がわからない記事、幅広くしすぎてどのような人にきてもらいたいのかがわからない記事などというものを多く見かけます。

前に募集記事を掲載している人何人かに、応募状況などを聞いたことがあるのですが、掲載時に感じた通りの結果でした。この記事じゃ応募しないだろうなぁとか、この記事だったらおもしろそうだなとか……。やはり後者のように感じたところはそれなりに応募がありますが、前者はまったくないという人も含め、応募は少ないようです。

私の中ではけっこう不思議なんですけど、なぜこれまでの募集記事を読まないのかなぁと。たくさんの募集記事が掲載されているわけですから、その中で自分だったらどういう記事に応募するのか、どれだったら応募しないかということを、ちょっとだけ時間を割いてみたらいいのになぁと思ったりもします。

中には、このページで知り合って結婚した方もいらっしゃるようですし、私としては利用する方々のお役に立てばと思って運営しています。でも注意書きとか読まれない方も多いようで、すぐに反映されない!というクレームがきたりもします。プログラムで書き込めるような掲示板にすることはできるんですけど、非常にあやしい投稿もけっこうあり、そういうのは私のところではねていたりするので、どうしてもタイムラグが出てしまいます。その分、きちんと管理している情報という形でとらえてもらえると幸いです。

注意書きを読まないといえば、何度も投稿してくる人がいる。前のを消さないと新しいのは載せないと書いてあるんですけどねぇ。あと、投稿時のメールアドレスが間違っている人。これは連絡が取れないのでどうしようもないですね。応募者でメールアドレスが間違っている人もいるらしく、こちらに問い合わせがきたりするんですが、応募者はこのページを利用して応募しているだけなので、こちらにはなんの情報もありません。

せっかくアクティブに動こうと考えているのに、メールアドレスを間違えたらなんにもなりませんから、そこはもう一度チェックしてもらえたらなぁと思います。


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No.15 最短距離

2005-01-18 | ゴルフ
イルカ


【今週の1枚】イルカ
ターゲットめがけ、いままさに大ジャンプを行うイルカ。その瞬間、人間の目には捉えきれない、躍動する体と水の芸術……。きらめく水を身にまとったその勇姿、この画像の大きさではわかりにくいのが残念。 → 壁紙
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#期間限定でテンプレート変えてみました。しばらくしたらまた戻します……

足を痛めてしまいました。大事をとって数ヶ月はゴルフ封印……。練習にも行けない……。暖かくなったらラウンドだ!!(;_;)

さて、ここのところプロゴルフの話題ばかりですが、今回も取り上げなければならないでしょう。そう、ソニーオープンの丸山茂樹プロの活躍。いやぁ、惜しかった。最終日インに入った段階で勝ったと思ったんですけどねぇ。

しかし、実はエルスが10アンダーでホールアウトしたとき、ちょっと嫌な予感はしてました。プロゴルフの試合を見ていて、先に上がった選手のスコアが最低ラインになるわけで、それがかなり離れた数字の場合はいいんですが……。現状のスコアに近い場合、それが逆効果になるシーンをいくつか観てきました。今回はそのパターンだったのかも知れません。

決してそのスコアがプレッシャーになったというわけではないと思いますが、最低10アンダーで上がらないと優勝はないというのは、どこか無意識に感じていたはずです。それが後半のパットにつながったのかなぁと。試合後、パットの調子が悪かったと丸山プロ自身が言ってましたが、そこまではそんなに悪くなかったわけで、まさに最後の9ホールに棲む魔物に魅入られてしまったかなと。

それにしても、3日目のホールインワンを含み、65ホールまではトップだったわけです。ワールドランキングトップのビジェイ・シン、そして最終日爆発的なスコアを出した、ワールドランキングナンバー3のアーニー・エルス。こういった選手を向こうに回しての優勝争い。惜しくも3位にはなりましたが、確かな手応えをつかんだんじゃないでしょうか。

USツアー初優勝のときは、トッププレイヤーがいなかったからだとか言われ、ツアー3勝しても、昨年は優勝なし。メジャーでもあまりいい成績が残せていない。しかし今年はこの序盤からいいスタートが切れたわけで、ツアー4勝目はおろか、メジャーでも活躍してくれそうな気がします。

日本から賞金ランキング上位の選手が毎年メジャーに挑戦しますが、やはりいちばん近くにいるのは丸山プロなわけで、今年のメジャー大会が本当に楽しみになってきました。


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No.14 選手会長

2005-01-12 | ゴルフ
雪の大晦日


【今週の1枚】雪の大晦日
昨年末は21年振りという雪の大晦日となった東京。久しぶりに積もった雪に大掃除どころではなく、そそくさと自宅のすぐ裏にある庭園へ撮影に出かける。暖かかった12月の影響で、まだ紅葉が残っているところへの雪。東京とは思えない風景でした。 → 壁紙
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週1回の更新だとどうもタイムリーに写真が掲載できません。年末に撮ったイルミネーションもたくさんあるのに……。ゴルフの話題と写真は別にしたほうがいいですかねぇ?

さて年が明けると恒例の選手会長選挙があります。昨年は不在者投票という形で手嶋多一プロが会長となりました。さすがにいない人を選出するのはどうかなぁという気がしましたね。

で、今年はというと横田真一プロが選手会長に選ばれました。人柄もいい方だそうですし、いい人選かなという気はするのですが、選出基準がよくわかりません。別に否定するつもりはないのですが、どういう理由で選ばれたのかなぁと。

まあそれはともかくとして、横田会長がどういう手腕を発揮するかは非常に楽しみです。これまでいろいろなプロが歴任してきましたが、倉本昌弘プロ以来、どうもピンと来ない感じがしてました。横田プロは何かおもしろそうな気がします。

この選手会は協会や機構と対話をするために設けられているわけではなく、プロゴルフ界を盛り上げるために選手主導で話し合う場として作られたはずだと思います。ガン撲滅基金東西対抗は選手会が主導して開催されていますし、さまざまな活動を通して、もっともっと盛り上げる方法を模索してほしいところです。

ガン撲滅基金東西対抗は何度か観戦しに行きましたし、GDOでの連載パソI振りカジでも取り上げたことがあると記憶しています。

そのときに盛り上げ方がヘタだなぁというようなことを書いた記憶があります。たとえばマスコットガールの用い方、あるいはプロゴルファーによるイメージソングのPRなどに関してです。芸能人などが出場しているのに、なぜゴルフに興味がない人への知名度が低いのかというと、そういう部分のアピールがヘタなせいだというようなことを書きました。

たとえば楽天がプロ野球球団を持って、その盛り上げ方として何をやったかということを見てみると、モーニング娘。を使った応援歌とか、開幕に芸能人を用いるとかいうことをしてPRしてますよね。芸能人とのプロアマ戦だったらこういうふうに盛り上げていくべきです。

もちろんミーハーなギャラリーが大勢くればいいというものではないですが、それでも、その中で少しでもプロゴルフに興味を持ってくれる人ができればいいわけで、そういうところをもっともっと考えていかないといけない。そこには、ゴルフ界ではなく、別分野の人間にオブザーバーになってもらったりという必要性を感じます。

ゴルフ界だからゴルフに携わった人だけですべてを運営するというのでは、なかなか難しいんじゃないでしょうか。プロスポーツである以上、技を競う姿を見せるのは当然ですが、もう一つ、興行という部分でのプロモートを考える組織が必要な気がします。それも、有識者とかいう形の権威を用いるのではなく、ショービジネスの第一線にいる方を用いるべきかなと。なかなか難しいとは思いますが、そろそろ考えていかないといけないと思いますね。


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No.13 英雄伝説

2005-01-03 | ゴルフ
浅草 羽子板市


【今週の1枚】浅草 羽子板市
毎年12月17日から19日に行われる羽子板市。日付が固定のため、平日になってしまうとなかなか行けないのですが、昨年の羽子板市は金曜日からの3日間ということで、東京下町に住んでいながら初めて行くことができました。あとはほおづき市だなぁ。 → 壁紙
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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

GDOでの連載ほど認知度は高くありませんが、私がネットの活動を始めた1990年当時と変わらず、読みたい方だけ読んでいただければというスタンスで今年も進めていこうと思います。

さて、年が明けてすぐですが、もう今週末にはアメリカツアーも開幕しますし、ゴルフ界のトピックはオフシーズンというほど休みはありませんね。逆にいうと国内ツアーが3ヵ月ないというほうが異常な感じがします。年始の番組で丸山茂樹プロが「オフになるのではなく、オフは作るものだ」と言っていましたが、そのアメリカ的な考え方は、私は賛成です。

山登りをしたときなども、休むとき座らず、立ったまま休憩を取ると、逆に楽なんだそうです。マラソンなどでも一度歩いてしまうと、その先再び走り出すのが難しくなりますよね。

アメリカツアーなどを見ると、1月の頭から10月頭ぐらいまでツアーがあり、その後も非公式戦やらボランティアやら、あるいはテレビマッチなどを行い、いつ休んでいるんだろうという感じですよね。中でもタイガー・ウッズあたりになると、自ら作ったウッズ基金の試合などもあり、忙しい日々を送っているように見えます。

昨年はメジャーで勝てなかったということで不調説が流れましたが、ダンロップフェニックスやターゲットワールドチャレンジで優勝し、まだまだこれからというウッズ。今年はその逆襲の年になるんじゃないでしょうか。シンやエルスとの戦いがいまから楽しみです。

そういえばウッズといえば、公認DVDコレクションというのが4月に発売されるのですが、その発売元のコメントにこんなことが書いてありました。「すでに伝説のゴルファーとなっているタイガー・ウッズ」と。

これはちょっと待ちなさいと言いたい。確かにその成績や活躍からすれば、伝説のゴルファーとなるのは間違いないと思うのですが、“すでに”というのは早いと思うんです。まだまだこれからその伝説を作り出していく選手であり、何十年経ったとき、あぁあのマスターズはすごかったとか、その当時のことを知らない人に伝わっていって初めて伝説と言われるんじゃないですかねぇ。まあ売り文句ということなんだと思いますけど、ちょっとなぁと思ったコピーでした。


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