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La Nuit Opératique deux

朝鮮人と中国人は閲覧禁止,狗はOK
毒素たっぷりの雑談

新国立劇場ジゼル☆☆☆☆☆

2006-07-02 19:57:40 | 感想2006
2005年7月2日新国立劇場 ジゼル☆☆☆☆☆於 新国立劇場オペラ劇場

ジゼル・・・・・・・・・・・・・・本島美和
アルベルト・・・・・・・・・・・・バンジャマン・ペッシュ
ハンス・・・・・・・・・・・・・・冨川祐樹
ミルタ・・・・・・・・・・・・・・西川貴子
指揮・・・・・・・・・・・・・・・エルマノ・フローリオ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団
☆は全部本島美和さんにあげます.素晴らしかった.
ジゼルなんか・・・って思ってたあたくしはバカバカバカ.
昨年ドンキの本島さんは「いまいち」感が強かったけど,今日の本島さんは「スター誕生」を目の当たりにしたかのようでした.
パリオペのゴタゴタでオスタもドタキャン,えーー??と思ったのも杞憂.
オスタもペッシュもいわゆる「欧米人」の体型ではないから「日本人は体格負け」することもないし,超絶技巧が必要な演目でもない.
で,本島さん,狂乱の場が凄かった.鬼気迫るところと悲哀に満ちたところ.
物凄い名演でした.
それにしても,バレエの男ってどうして「手に負えなくなる」と逃げるんでしょ?ヘタレ!
二幕のコールドバレエ,美しい美しい.今の新国,マールイよりコールドはきれいじゃないの?
会場でめりパパ,ハケーン.終演後はHubで一杯やりながら「日の高いうちに飲む酒はうまい」
今日のジゼルを見ずしてジゼルは無いですよ.


7/3追記
ジゼルの二幕を見ると,なぜポアントで立って,パドブレで動かなくてはいけないのかよくわかります.
コメント (5)
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新国立劇場こうもり☆☆☆☆

2006-06-26 23:39:37 | 感想2006
2006年6月26日新国立劇場こうもり☆☆☆☆於 新国立劇場オペラ劇場

アイゼンシュタイン・・・・・・・・ヴォルフガング・ブレンデル
ロザリンデ・・・・・・・・・・・・ナンシー・グスタフソン
フランク・・・・・・・・・・・・・セルゲイ・レイフェルクス
オルロフスキー公爵・・・・・・・・エレナ・ツィトコーワ
アルフレード・・・・・・・・・・・水口 聡
ファルケ博士・・・・・・・・・・・ポール・アルミン・エーデルマン
アデーレ・・・・・・・・・・・・・中嶋 彰子
ブリント博士・・・・・・・・・・・高橋 淳
フロッシュ・・・・・・・・・・・・ハンス・クレマー
イーダ・・・・・・・・・・・・・・中村 恵理
指揮・・・・・・・・・・・・・・・ヨハネス・ヴィルトナー
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団
新婚旅行で当初予定の17日公演が見られなかったので,ダーリンと見に行きました.先日成田でお世話になったハンナ姉さんと会場で会いました.
今日は会社が休みだったので,初めての平日ソワレ,初めての4階席でした.


フォルクスオーパーの来日公演みたいにやるか,二期会の日本語上演みたいにやるか,大いに悩むところ.
新国の旧演出は寺崎センセの日本語版.これはオペレッタ協会の上演で見たことがあるけど,それなりに面白い演出でした.
今回のは上記二案の折衷タイプ?
基本は独語だけど,所々日本語も入るロイヤルオペラみたいなバーション.
確かに,大いに笑ったけど,歌手たちの演技力と魅力による物で,演出が良いからでは無いと思う.
笑いの壷も「お約束」が多く(アデーレのケツを撫でて「やっぱりアデーレだ」とか,紅茶と時計を間違えるところ,葉巻で新聞に穴開けるところとか)いうなればありきたり.
衣装と装置がアールヌーボーなのは昨年演舞場の「児雷也」と同じ?
バレエ団の貝川くんが踊ってたけど,彼って抜群のプロポーションなので違和感なし(但しダンスは・・・・・?特に女性が絡むと???)
相変わらず最新鋭の舞台機構使いすぎで,これじゃよその劇場で上演できないじゃない?
中嶋彰子アデーレは本当に安心してみていられるし,演技も達者.
大柄な奥さま,グスタフソンの衣装を持ち出したアデーレ「袖も詰めて裾も上げて」着たから,奥さまに「まあ,あたしのドレス・・・裾も上げて」って言われるのはごもっともで座布団一枚.
でも,今日の公演も終わってみれば「面白かったじゃないの!」でした.

さて,今日の公演でフロッシュが飲んでいたのは「焼酎」.原作では「シュリボビッツ」です.ウィーンに行ったときはホテルのバーで「シュリボビッツ」飲みまくったあたくしとしては焼酎よりシュリボビッツのほうが・・・・
オルロフスキー公(ツィトコーワ素晴らしかったわ)のガウン,もしかして「ロシアンブロードテール」かしら?本物なら一着500万円ぐらい?

会場に若杉センセとソニーの大賀さんみっけ!
コメント (4)
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東京交響楽団 グレの歌 ☆☆☆☆

2006-06-25 22:16:12 | 感想2006
2006年6月25日 東京交響楽団 グレの歌 ☆☆☆☆於 サントリーホール大ホール

ヴァルデマール王・・・・・・・・・トーマス・ステュードベイカー
トーヴェ・・・・・・・・・・・・・グィネス・ジェファーズ
山鳩・・・・・・・・・・・・・・・坂本 朱
農夫・・・・・・・・・・・・・・・長谷川顕
道化師・・・・・・・・・・・・・・吉田浩之
語り手・・・・・・・・・・・・・・ヨズア・バーチェ
指揮・・・・・・・・・・・・・・・大友直人
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京交響楽団
                 京都市交響楽団
                 東響コーラス
後期ロマン派の断末魔、グレの歌っていうと、なぜか専門の歌手がいて、たとえばマリタ・ネイピアーなんかオペラでも歌曲でも成功しなかったけど、トーヴェとしては一流だったし、あのノーマンでさえ山鳩で大向こうを唸らせることはできなかった。
木漏れ日か漣を思わせる序曲に続いてヴァルデマールが歌うと「あ、ヴァルデマールの声だ」・・・しかし、オケがほえ始めると「聞こえねえ」のよ。
トーヴェはまあまあ。山鳩の坂本 朱が一番よかった。
大友直人が老眼鏡かけて指揮するのはトホホなんだけど、あたくしがすでに老眼だから。
力任せではない演奏が好ましかったです。
ところで、グレの歌に使われる鎖ってどんな風に演奏されるのか観察しました。
簾みたいにつながれた鎖の両端に紐がついていて、それを吊るして鳴らすようになってました。
ま、多少の不満はありましたが、最後の合唱は迫力満点で、終わりよければすべてよしでしょうか。
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新橋演舞場 和宮様御留

2006-06-24 20:20:56 | 感想2006

2006年6月24日新橋演舞場 和宮様御留 ☆☆☆☆☆於 新橋演舞場

庭田嗣子・・・・・・・・・・・・・小川 眞由美
少進・・・・・・・・・・・・・・・波乃 久里子
観行院・・・・・・・・・・・・・・池畑 慎之介
乳人藤・・・・・・・・・・・・・・英 太郎
橋本実麗・勝光院・・・・・・・・・加納 幸和
フキ・・・・・・・・・・・・・・・植本 潤
岩倉具視・・・・・・・・・・・・・桂 憲一
長橋の局・・・・・・・・・・・・・紅 貴代
花園・・・・・・・・・・・・・・・東 千晃
新倉覚左衛門・・・・・・・・・・・安井 昌二
土井重五郎・・・・・・・・・・・・松村 雄基

ダーリンと待ち合わせて.ダーリンが美濃吉のお弁当をピックアップしてくれて.

食い意地が張っているので,いつも写真を撮る前に食べ初めてしまいます.
とっても美味しいお弁当でした.

有吉佐和子の原作.複雑な時代背景,多くの登場人物とややこしい内容なので,万人向けとは思わないけど,原作を暗記するほど読み,二度ドラマ化されたビデオを繰り替えし見て(二度目のドラマ化は信じられないぐらいの駄作だけど)堀井令以知の著作を読み,大佛次郎の「天皇の世紀」が愛読書のあたくしはとても面白く思いました.
松竹の制作で,花組芝居の脚本を元に,新派と花組芝居の役者さんたちで上演されました.
有職故実も割と忠実で(観行院さんが尼そぎにしないで垂髪だったりするけど)結髪と衣装の素晴らしさ,あの長い原作をうまくまとめた脚本(大竹しのぶ主演のドラマと同じような内容),廻り舞台をうまく使った場面転換,どれをとっても素晴らしかった.
花組芝居の影響でおふざけが多すぎたのが,少々難かしら?でも発狂したフキが祇園さんの真似をして「コンコンチキチン」と歌う場面はウルウル来ました.
TVドラマでは和宮様入城の最終シーンで二人目の替え玉,宇多絵役,池上季実子の,「わたくしは宮様ではありません」という江戸訛りの台詞がとても効いていたけど,これがなかったのは残念.
原作はこの後,大奥での生活,天璋院篤姫との確執,幕府の瓦解,脚気衝心で薨去するまでが描かれています.
ぽっと出のアイドルを使っていないから,役者さんたちもみんな発声がしっかりしているし台詞も良く聞こえる.安心してみていられるのが良い.
新派も花組芝居の役者さんも女形が達者で違和感はありませんでした.
映画を見ているかのような素晴らしい3時間でした.

有吉佐和子がこの作品を書いたのは高田村(現高田馬場辺り)名主の子孫から「宮様は高田村で縊死なさった」との申し出があったこと,静観院宮様のお墓が再発掘・改葬されたとき,遺骨の左手が無かったことから思いついたことだそうです.
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into the woods

2006-06-03 19:26:18 | 感想2006
2006年6月3日新国立劇場 into the woods☆☆☆☆☆於 新国立劇場中劇場

魔女・・・・・・・・・・・・・・・諏訪マリー
パン屋・・・・・・・・・・・・・・小堺一機
パン屋の女房・・・・・・・・・・・高畑淳子
ジャックの母・・・・・・・・・・・天地総子
シンデレラ・・・・・・・・・・・・シルビア・グラブ
赤ずきんちゃん・・・・・・・・・・宮本せいら
ジャック・・・・・・・・・・・・・矢崎 広


前の晩はお泊まり保育でした.
地元の居酒屋で,通りすがりまくりの人妻夫妻と4人で飲んで食べて.
今朝のダーリンの朝ご飯はパンに厚切りハムとラクレットチーズを鋏んで,ホットサンドイッチメーカーで焼いて,目玉焼きをのせた「クロックマダム」でした.
おーい,あたしゃ,あんたのお母さんかい?

2004年の初演に続いて見てきました.
長い一幕で一応のハッピーエンド風になるけど,二幕では次から次へと登場人物が殺される筋書きが面白い.
初演の時はSAYAKAの赤ずきんちゃんが良かったけど,オーディションで決まった宮本せいらもあっけらかんとしていて良かった.
高畑淳子もミュージカルの経験が少ないながら,音程も発声も素晴らしい.勿論演技も.
ここの劇場のPAは歌手の声の指向性がはっきりしているので,不自然な位置のスピーカーから音が聞こえることがないのが良い.
大人のおとぎ話で楽しかった.
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新橋演舞場五月大歌舞伎夜の部☆☆☆☆☆

2006-05-24 22:46:52 | 感想2006
2006年5月24日橋演舞場五月大歌舞伎夜の部☆☆☆☆☆於 新橋演舞場

仕事を午前中で切り上げ,サイゾーといういかがわしい雑誌を片手に銀座まで.三越でお弁当を買って,銀座ライオンで時間をつぶして演舞場へ.浅草草津亭のお弁当1890円也のちょい豪華版.

歌舞伎素人のあたくしには「五右衛門」「清姫」「八百屋お七」で,分かり易くて良い.

今日買ったお弁当と,その中身.大変美味しゅうございました.

増補双級巴石川五右衛門
中村吉右衛門宙乗りにてつづら抜け相勤め申し候
石川五右衛門・・・・・・・・・・・吉右衛門
此下久吉・・・・・・・・・・・・・染五郎
三好国長・・・・・・・・・・・・・信二郎
左忠太・・・・・・・・・・・・・・宗之助
呉羽中納言・・・・・・・・・・・・桂三
三好長慶・・・・・・・・・・・・・歌昇
次左衛門・・・・・・・・・・・・・段四郎
まあ,外連有りの楽しい舞台でした.染五郎がきれい.
大詰めの装置と迫りが効果的.背景画もきれいで最高.

京鹿子娘道成寺
白拍子花子・・・・・・・・・・・・福助
福助の踊りもさることながら,早変わりを含めた衣装が美しい.
衣装を買えてはいろいろな踊りって,まるでバレエのグラン・パみたい.

松竹梅湯島掛額
紅屋長兵衛・・・・・・・・・・・・吉右衛門
小姓吉三郎・・・・・・・・・・・・染五郎
八百屋お七・・・・・・・・・・・・亀治郎
長沼六郎・・・・・・・・・・・・・信二郎
丁稚長太・・・・・・・・・・・・・廣松
月和上人・・・・・・・・・・・・・由次郎
若党十内・・・・・・・・・・・・・歌昇
おたけ・・・・・・・・・・・・・・芝雀
釜屋武兵衛・・・・・・・・・・・・歌六
序幕の吉祥院お土砂が大笑い!あるある探検隊やらチッチチキーやらで軽~く笑いを取る.亀治郎はイライラするような女.
お土砂が出てきたら吉右衛門が悪のり,まるで「水を得た北野武」みたいにお土砂を掛けまくる.武兵衛に掛ける,坊さんに掛ける,小坊主に掛ける,丁稚に掛ける,付け打ちに掛ける,幕引きに掛ける.全員クニャクニャ.大笑い!
でも八百屋お七ってこんなに軽い話だっけ?
幕が変わって大詰め,突然黒衣が出てきて「東西東西」あ?文楽かい?と思ったら人形振りの始まり.
文楽を見たときには,人形があまりに女優で驚いたけど,人形振りでは役者が人形なのでびっくり.亀治郎すごいよ.
浄瑠璃ってのは本当に良いねえ.
で,刀を持ってお七が花道に消えて幕.
本当に楽しかったわ.邦楽にもはまりそうで怖い.
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新国立劇場「ローラン・プティのこうもり」☆☆☆☆

2006-05-21 20:22:18 | 感想2006
2006年5月21日新国立劇場 ローラン・プティのこうもり☆☆☆☆於 新国立劇場オペラ劇場

ベラ・・・・・・・・・・・・・・・アレッサンドラ・フェリ
ヨハン・・・・・・・・・・・・・・ロバート・テューズリー
ウルリック・・・・・・・・・・・・小嶋直也
指揮・・・・・・・・・・・・・・・デヴィッド・ガルフォース
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団


自宅の前に小さな雑木林があって(本数20本ぐらい?)初夏の夕暮れにコウモリが一杯飛び回るのだけど,やっぱり田舎ね・・と思ったら,この手のコウモリは「アブラコウモリ」と言って人家近くに住む種類みたい.
そう言えば以前の勤務地も多摩川近くで,コウモリが多かったし,市ヶ谷の釣り堀上にもたくさん飛んでいたわ.

ッて訳でプティのこうもりを見てきました.
このバレエに限らず,オペレッタって大人のためのお下劣なお話が多いから,15禁ぐらいにしたほうがよいのではないでしょうか?
で,フェリ,さすが!大女優!一方テューズリーはいまいちフレーバーが違うような気が.突然代役にたった小嶋くんが物凄く良くて,フェリ以上の拍手を貰ってました.
なまじオペレッタの曲をよく知っているから,踊りに合わせて切り貼りしてあるので違和感があるのかも・・と思ったけど杞憂でした.
乳もんだり,スカート覗いたり,ちょっとエッチな大人向けのしゃれたバレエ.

新国のバレエ団は物凄く技術があるバレエ団だとは思うけど,いくら技術があっても,プティの香りが出せないとどうしようもないのだけど,コールドも含め良い味出してました.
ただあ,○川くんか○川くんだと思うのだけど,サポートがしっかりしてないから,フェリがポアント堕ちてました.
一方,注目の八幡くん,自分より背の高いお姉さんを見事に持ち上げてました.
幕切れ直前,テールコートに着替えたテューズリー,その衣装だと格好良いよ!
東フィル,名演奏ではなかったけど,気にならなかった(ミスがなかった)から許す.

16列という良席だったので,三つ左に赤福(牧阿佐美芸術監督)女史,憲仁親王妃久子殿下,遠山理事長が,サイドにはタミー(草刈民代)が,15列の左サイドには真忠久美子,湯川麻美子さんが(たぶん)降板したボニーノもいました.
妃殿下と同じ列で拝見するなんて,恐れ多いことです.
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ボリショイバレエ団「ファラオの娘」☆☆☆☆

2006-05-09 22:35:06 | 感想2006
2006年5月9日ボリショイバレエ団 ファラオの娘☆☆☆☆於 東京文化会館大ホール

これはバレエではなくレビューだよ.日本人初演は宝塚が良いかも?だから敢えて「ボリショイバレエ団」団を付けたのよ
アスピシア・・・・・・・・・・・・スヴェトラーナ・ザハロワ
ウィルソン卿ータオール・・・・・・セルゲイ・フィーリン
ジョン・ブル-パッシフォンテ・・・デニス・メドヴェージェフ
ラムゼ・・・・・・・・・・・・・・ナターリヤ・オシポワ
猿・・・・・・・・・・・・・・・・岩田守弘
馬・・・・・・・・・・・・・・・・ケイコちゃん
指揮・・・・・・・・・・・・・・・パーヴェル・クリニチェフ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

まーーー,なんてきれいなの,でも荒唐無稽で筋もめちゃくちゃでバレエというよりはレビューです.
ザハロワは8回のお色直し,馬のケイコちゃんは出る,獅子は出る,猿も出る,レッドスネークカモンも出る.
幕が開くとエジプト.イギリス人たちが旅してる.ちんけな砂嵐が起こり,ドリフの芝居みたいに一同は逃げ回り,ピラミッドの中へ.阿片を吸って(バヤデールもそうだけど,それは阿片ではなく水煙草!)なぜか全員が寝込むとアスピシア(衣装1)棺桶から登場.
景色が変わってイギリス人はなぜかエジプト人タオールに変身.アスピシア(衣装2)登場.
獅子のシーンでアスピシア卒倒(衣装3)(早変わり?)
その後,ケイコちゃんの馬車で退場.幕
音楽はさすがはプーニなんにも覚えちゃいない.
美しくて耳に優しいけど,ドニゼッティのやっつけ仕事と同じで印象うすーーい.

二幕.
アスピシアの宮殿でタオールが求婚.アスピシア(衣装4)登場
ヌビア王が来てファラオに「アスピシア頂戴」とおねだり.
アスピシア(衣装5)タオールと逃亡 幕.

三幕
なぜか新しい衣装のアスピシア(衣装6)舞台はなぜかLa fille mal gardée風の田園風景.
ヌビア王が追いかけてきたので,アスピシア川に身投げ.タオールは逮捕.
場面変わって宙乗りのアスピシア(衣装6)マネキンが川底へ.舞台はRusalkaか?
意味不明のお着替えシーン(衣装7)パキータか?
河の精のヴァリアシオン・・・・なんでネヴァ河がいるの?なんで音楽がフラメンコなの?あ,河がグアダルキヴィルだから?
自分で身投げしておきながら「帰りたい」とわがままなアスピシア.
衣装6で宙乗りで地上に帰る.
ファラオの屋敷,タオールを助けにアスピシア(衣装6)登場
「お父様が許してくれないならコブラにこの身を・・レッドスネークカモンカモン」
「お待ち,娘よ・・・許す」でハッピーエンド,突然,鷲の格好の女二人登場.
紗幕が下りるとアスピシア(衣装1)が棺桶に戻るところ,タオールもウィルソン卿に戻り幕
思いっきり馬鹿げているけど,レビューとしてみるととても面白い作品でした.四半世紀に一度は見たいかも.
シティフィル,相変わらずへたくそだけど,何とかそつなくこなしていました.
ニキヤだと「お前は大僧正よりもブロンズアイドルより偉いのか?」なザハロワ.
ファラオの娘は徹頭徹尾「おひー様」で良うございました.
邦楽なら「吹輪に振り袖,笹紅」かしら?それも「墨の上に紅」の貧乏くさい笹紅ではなく,紅を重ね塗りして「赤チン状態」の笹紅
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筋肉ミュージカル☆☆☆

2006-05-06 16:26:43 | 感想2006
2006年5月6日筋肉ミュージカル☆☆☆於 マッスルシアター

相変わらずこの演出家は人を楽しませるこつを掴んでいるとは思うけど,今回は物語性が強くなった分,台詞(字幕)に頼る必要があり,どうかな?
相変わらずみなさんの身体能力は高いけど,群舞で乱れるところも多く,ちょっと雑?
今回は有名どころも出ていないし,地味だけど,そこは何とか楽しめました.夏公演に期待.
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フロッグとトード☆☆☆

2006-05-06 16:23:52 | 感想2006
2006年5月5日フロッグとトード☆☆☆於 俳優座劇場

フロッグ・・・・・・・・・・・・・石丸謙二郎
トード・・・・・・・・・・・・・・川平慈英

んーーオコチャマには良いミュージカルじゃないでしょうか.
内容も可愛いし,長くもないし.
で,石丸謙二郎が歌も踊りもうまいのに驚き(ま,マッチョ系の番組にも出ている人ですし)
小鳥その他のガヤが「うるさい!」もうちょっと工夫して声出せ!
それにしても30年振りぐらいで来た俳優座劇場,老朽化してますね.
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ボリショイバレエ ラ・バヤデール☆☆☆☆☆

2006-05-03 23:26:48 | 感想2006
2006年5月3日ボリショイバレエ ラ・バヤデール☆☆☆☆☆於 東京文化会館大ホール

なんでバヤデルカじゃないのかしら?
ニキヤ・・・・・・・・・・・・・・スヴェトラーナ・ザハーロワ
ソロル・・・・・・・・・・・・・・ニコライ・ツィスカリーゼ
ガムザッティ・・・・・・・・・・・マリーヤ・アレクサンドロワ
大僧正・・・・・・・・・・・・・・アンドレイ・スィトニコフ
ブロンズアイドル・・・・・・・・・岩田守弘
指揮・・・・・・・・・・・・・・・パーヴェル・クリニチェフ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

星は全てザハロワにあげます.
超絶技巧が全くないニキヤのロールは表現力がないとやってられません.
いくら六時のポーズのザハロワでも,足が上がるだけじゃ表現できません.
しかし,今日のザハロワは凄かった.
一幕はごく普通の「バヤデルカ」.二幕に入り,ガムザッティと絡むあたりからザハロワが良くなってきた.
ソロルという役は優柔不断のヘタレで大~嫌いな役なんだけど,ツィスカリーゼのソロル,ヘタレ振りが半端じゃない.
ガムザッティを選んだ後はニキヤと目を会わそうとしないし,ニキヤが死んだら,こともあろうに逃げ出したヘタレ,根性無し,意気地無し,死んでしまえ!
ブロンズアイドルの岩田くん,かっとんでました!
影の王国,真っ白な衣装に淡い青の照明がきれい.コールドがきれいに揃っている.とにかくきれい.このままズーッとこのアラベスクを見ていたい.
ツィスカリーゼ,コレーラ並みに廻る廻る,跳ぶ跳ぶ.ギャランドゥが(*´д`*)ハァハァハァアハァ
クラシックチュチュに着替えたザハロワも素晴らしい踊りを見せてくれました.
寺院崩壊,物凄く「らしい」崩壊で( ;∀;) カンドーシタ.
崩壊した寺院の上で亡霊のようにニキヤが影と同じようにアラベスク・・・美しい!
ツィスカリーゼに免じて,死んじまったソロルに線香の一本ぐらい手向けてやろうか.

楽しかった.きれいだった.ザハロワが良かった.
え?ガムザッティのアレクサンドロワ?ええ,良かったけど「ゴツイ女ね」
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オペラ座パキータ☆☆☆☆

2006-04-29 20:13:00 | 感想2006
2006年4月29日パリオペラ座バレエ公演 パキータ☆☆☆☆於 東京文化会館大ホール

パキータ・・・・・・・・・・・・・ドロテ・ジルベール
リュシアン・デルヴィイー・・・・・ジェレミー・ベランガール
イニゴ・・・・・・・・・・・・・・カール・パケット

パ・ド・トロワ・・・・・・・・・・メラニー・ユレル
・・・・・・・・・・・・・・・・・ノルウェン・ダニエル
・・・・・・・・・・・・・・・・・エマニュエル・ティボー
指揮・・・・・・・・・・・・・・・ポール・コネリー
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京シティフィルハーモニック管弦楽団
ガニオくんがキャンセルした段階でかなり萎え,エトワール出ないじゃんで萎え,ところが,ジルベール,ベランガールが良くやってるじゃないですか.
ラコット版パキータ,ストーリーは昨年見たサルタンバンクみたいな「実は貴族の娘でした」
一幕のパ・ド・トロワ,三人とも素晴らしかった.一幕2場,パキータが踊りながらリュシアンに「眠ったふりをして」とマイムで言うところのジルベール,お見事.
二幕で「実は貴族の娘」と分かるシーン,涙が出てきました.凄いぞドロテ!
その後のグラン・パはもう,豪華絢爛.グランフェッテもダブルを交えて.
良くやったジルベール!ベランガール,エトワールは近いぞ!
ミンクスの曲が単調なので星一つ減らしましたが,十分楽しめる公演でした.

休憩時間におせちゃんと遭遇,終演後はめりとーねさんとダーリンと合流.
四人で軽く食事して帰宅.
今日もお泊まり保育です.

で,今日は近くの駅で「あしなが募金」やってました・「遺児の夢のスタートラインに立たせてください」のキャッチに泣きました.
あたくしも裕福な家庭に育ったわけではありませんが,祖父が職業軍人だったので(退役時大佐)並のサラリーマンよりはるかに多い恩給を貰っていたため,大学の学費を出してくださいました.
おかげでそこそこの大学を出ることができ(一応六大学),スタートラインに立つことができました.
なんだかんだ言っても日本はまだまだ学歴社会,スタートラインに立つためには大学を出るのは必須です.
お札を寄付させていただきました.
学歴万能とは思いませんが,学歴があれば人生の選択肢が増えるんです.
いっそ奨学金でも出そうかしら.
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新国立劇場カヴァレリア 道化師☆☆☆☆

2006-04-09 20:23:46 | 感想2006
「カヴァレリア・ルスティカーナ」
2006年4月9日新国立劇場オペラ カヴァレリア・ルスティカーナ 道化師☆☆☆☆於 新国立劇場オペラ劇場

「カヴァレリア・ルスティカーナ」
サントゥッツァ・・・・・・・・・・ガブリエーレ・シュナウト
ローラ・・・・・・・・・・・・・・山下 牧子
トゥリッドゥ・・・・・・・・・・・アルベルト・クピード
アルフィオ・・・・・・・・・・・・小林 由樹
ルチア・・・・・・・・・・・・・・三輪 陽子

「道化師」
カニオ・・・・・・・・・・・・・・クリスティアン・フランツ
ネッダ・・・・・・・・・・・・・・大村 博美
トニオ・・・・・・・・・・・・・・河野 克典
ペッペ・・・・・・・・・・・・・・樋口 達哉
シルヴィオ・・・・・・・・・・・・星野 淳
指揮・・・・・・・・・・・・・・・ファビオ・ルイージ
演奏・・・・・・・・・・・・・・・東京フィルハーモニー交響楽団

まあ,久しぶりに東フィルがいい音出してました.
主役は本来「指輪」用に押さえられていたのに,キャンセルになったからカヴァレリアと道化師でお茶を濁したと言われた本公演,そこそこ楽しめました.
ルイージの音楽がよろしゅうございました.
カヴァレリアの主役二人がデリカシーのない歌唱とヨイショのブラヴォーで引いてしまいました.
道化師は初演時のジャコミーニには及ばないものの良い公演でした.

昨晩はNHKホールで本番のダーリンと終演後にセルリアンタワーでデエトでした.

Vindalooさん,つくねちゃんcypressさんに会ったのだけど,疲れていたので終演後は失礼しました.
新国で,池田理代子お姉さんに会いました.久しぶりでした.
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新国立劇場ナチョ・ドゥアトの世界☆☆☆☆☆

2006-03-26 16:35:02 | 感想2006
2006年3月25日ナチョ・ドゥアトの世界☆☆☆☆☆ 於 新国立劇場中劇場

ドゥアト振付がどうこう言うのではなく,「新国立劇場バレエ団が凄いレベルのバレエ団でソリスト達も素晴らしい」と言うことがよく分かる公演でした.
新体操かアイスダンスみたいで訳わかんない振付でしたが,良く踊っていました.
客席には高円宮妃,志賀三佐枝,森田健太郎夫妻,フランソワーズ・モレシャンさんがいらっしゃいました.志賀さん,さりげなく立っている足が5番なのが笑える.
背が高いし,プロポーションが良いから注目していた貝川くん,ドンキの時は不安定だったけど,今回はうまく踊っていました.
是非この演目を持って世界公演をしてもらいたい物です.
真忠さんも酒井はなちゃんもきれいでした.吉本くんも八幡くんもよかった.
っていうか,結構楽しんでいる自分に驚き!

サザンタワーから見た夜景.
オペラシティやパークハイアットが見えます(誰と何してたのかは聞かないで下さい)


さて,今日は少し早いかな?と思ったけど,新宿御苑でお花見を(昨日の終演後からの一部の出来事は省略させていただいております)
当然ながら,イカホモのグループがたくさんいました.
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新国立劇場 運命の力☆☆☆

2006-03-22 17:53:21 | 感想2006
2006年3月21日新国立劇場 運命の力☆☆☆於 新国立劇場オペラ劇場

ここはどこでしょう?


新国の屋上庭園です.
レオノーラ・・・・・・・・・・・・アンナ・シャファジンスカヤ
ドン・アルヴァーロ・・・・・・・・ロバート・ディーン・スミス
ドン・カルロ・・・・・・・・・・・クリストファー・ロバートソン
プレツィオジッラ・・・・・・・・・坂本 朱
指 揮・・・・・・・・・・・・・・井上 道義
管 弦 楽・・・・・・・・・・・・・東京交響楽団



まずはオペラシティで鴨せいろをいただき,Hubで一杯引っかけようと思ったらものすごい混雑.貸切パーテーかしらと思ったら,WBCの決勝戦を放映中でした.特大サイズのジントニック片手に表の席で.
新国に入ると,初めにギャラリーで展示している「森英恵 展「手で創る」へ.当日の新国チケットを持っていると入場料が無料です.
さすがはオートクチュール,縫製が素晴らしいのは勿論ですが,生地の素材が高級品.
シルクのタフタ,シャンタン,ジョーセット,毛皮に羽.
さらにはオペラ座の「シンデレラ」やザルツブルグの「エレクトラ」の衣裳も.
堪能した後オペラ劇場へ.


オペラ劇場横のモニター,休憩中に「開演まであと15分」ってでる,あのモニターの前に黒山の人だかり.何事かと思って見てみると,WBCの放映中でした.
「まもなくオペラ劇場の開演です」のアナウンスがあっても席に戻らない人多数.そのうち歓声とともに戻ってきたところを見ると,日本の優勝ね.
で,「運命の力」このオペラってヴェルディの過渡期の作品だけあって,思いっきりストーリーは破綻しているし,音楽的にも構成はいまいちだし,誰一人幸せにならない悲惨な話だし,そんなに面白いオペラかしら?
衣裳や髪型から考証すると,時代設定は第一次世界大戦後ぐらい?一階一列で,指揮者のすぐ後ろに近いところだったので,井上道義センセイの指揮ぶりも良く見えました.
なにやらスペインの貴族の名前が羅列してある紗幕(ブラガンサってあったから,一部ポルトガルもかしら?)の向こうでオペラの開始.演技の少ない棒立ちが多い演出でしたが,歌手はみんな良く歌っていました.
で,あたくし,このレオノーラって女が大嫌いなの.優柔不断でウジウジしてて,自分から災いを引きずり込むタイプの女.ラ・バヤデールのソロルの次に嫌いかも.
会場ではvindalooさんとcypressさんにお会いしました.

終演後,あたくしはデエト.内容は・・・・言えません.
コメント (6)
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