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La Nuit Opératique deux

朝鮮人と中国人は閲覧禁止,狗はOK
毒素たっぷりの雑談

硫黄島からの手紙

2006-12-26 22:36:11 | 映画
いやーー重い映画でした.さすがにハリウッド製なので,日本映画特有の生ぬるさやテンポの悪さがないのが良い.モノクロに近い抑えた色彩(でも現像はTechnicolor(R)だし,撮影はPanavisionのカメラ)
日本側の汚い部分と同じく米軍の汚い部分も(丸腰の捕虜を射殺してしまう)も描いている.
栗林中将は文化人であったから,絵も嗜んだし,詩も詠んだ.
あたくしの祖父も幼年学校出た職業軍人で,終戦時大佐だったけど,母の話では,初ボーナスでオルガンを買ったとか.そうなのよ.将校って結構文化人なのよ.
あたくしの世代の馬乗りにとって,廻りにまだ西竹一男爵やウラヌスを知っている人が多数いたからちょっとしたヒーローだった.ま,鮮人役者が演じているのがちょっと胸糞悪いけど.
グロテスクなまでの死の描写が「多分現場にいたらこういうのを毎日目にして麻痺していくんだな」
昔の戦争映画は発砲シーンと爆発シーンだけだから迫力もへったくれもないけど,リアルなCGは「実際の戦闘では自分に迫ってくる銃の弾が見える」ことを教えてくれる.
あっちこっちで評価の高い二宮和也は本当にうまい.素晴らしい役者です.
見かけ倒しの多いジャニ系の中でも岡田准一のように役者として成功したものもいます.二宮くんもその系統か?
あたくしだって「日本人の手で作られなかったのが残念」とは思うけど,山田洋次や降旗康男にトロい,生温い映画作られるよりは良いかな?
で,気になった点は
西竹一が乗馬下手.オリンピックどころか都民大会も無理.しっかりせい鮮人!
西郷夫婦の会話が「21世紀の20代の日本語」.当時の日本語なら「亭主,父親には敬語が普通」友達みたいな会話はあり得ない.発音も1940年代とは違う.
「Snow Falling on Cedars」で工藤夕貴は1950年代のアメリカ英語を習得するのに苦労したと言ってたけど,1940年代の日本語の発音も映画やドキュメンタリーを見る限りこの映画とはまるで違う.
とにかく一度は見たほうがよい映画です.
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Death Note the last name

2006-11-11 22:38:49 | 映画
ネタバレ注意

テレビで見た前編が,余りにも面白かったので地元の映画館へ.
この監督ってあの「山田村ワルツ」の監督なのね.
で,2時間半一気に見せる・・・・・・・・・と言いたいけど.
確かに物凄く面白い!とても良くできた推理小説みたい.
残念なのは,日本映画に良くある「大詰めでダレる」のと,後がしつこい.
書いたら即死のデスノートなのに,月は延々と悶絶してなかなか死なない.(早く死ね!映画のペースがダレルだろ)
最後のシーンはLが死ぬところで終わるべき.その後に続く「一年後」は余計.
主役二人,特に松山ケンイチはとても良かった.
後は,見終わって冷静になると,余りにも都合良いデスノートの設定が・・・?だけど,ま,良いわ.
二人の死神役声優二人も素晴らしかった.
一人は獅童.「嵐の夜に」でも素晴らしい声を当てていたし.
素晴らしい役者が素晴らしい声優とは限らないのは妻夫木や成宮のアテレコが結構悲惨な事からも分かる.
声だけでこれだけの演技が出来るのは凄い(この際スキャンダルは許してあげようよ)
初めて獅童が凄いと思ったのはドラマ版「木更津キャッツアイ」
もう一人は池畑慎之介.この人も声だけで演技できる.やっぱり凄い.
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7月24日通りのクリスマス

2006-11-09 22:22:09 | 映画
吉田修一の原作が大好きだから期待したのだけど.ハシゴしてキャッツアイと二本続けて見ました.
結論から言うと映画としては面白かった.
特に音楽の使い方なんかとっても良かったし,リスボンの町もきれいだったし,「嫌われ松子」的なCGも良い感じだった.
でもね!吉田修一の世界じゃないのよ
吉田修一の世界は「なーんにも起きない,なーんでもない生活」を独特の文体で語る「文体で楽しむ作家」なのよ.ストーリーなんかどうでも良いの.
中谷美紀は相変わらず上手いし綺麗.でもね,あまりにもドジでマヌケなカメでイライラする.「自慢の弟」もいまいち美しくない・・弟が美しいってこの物語では結構重要なんだけどなぁ.
200人ほど入る劇場に5人ほど・・・・・そんなに酷い映画ではないよ.
吉田修一の世界を知らなければそこそこ楽しめます.
吉田修一のファンには違和感あるけど,そこそこ楽しめました.
キャストが結構キャッツアイと被っていました.
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木更津キャッツアイ ワールドシリーズ ネタバレ注意

2006-11-09 22:07:58 | 映画
初めてテレビで見たときから「このドラマはカルトになる」と確信し,ずーーーーっと好きだった木更津キャッツアイの最終作.
午後休みを取ってダーリンと見に行きました.
出演者にも,ファンにとってもこの作品から卒業するために必須の作品でした.

ネタバレ有り
冒頭で明らかな劣化コピー版キャツアイ「釜山港死ぬ死ぬ団」のシーンが出てきて笑えます.
クドカン自身は絶対政治的なことや民族的なことは分ってないと思う.単に「劣化コピー」に反応しただけでは?
自衛隊でしごかれてまともに話せるようになったけど,脱走したウッチーが,妙なこと口走るから,アニとバンビとマスターは野球場を作る羽目に.
「それを作れば彼らは来る」からゾンビと一緒にぶっさんとオジーも生き返る.
自衛隊女子と野球してぶっさんは本当にバイバイ.
ま,説明しても分からないのがこの映画の特徴だけど.
ぶっさんが事切れるシーンで初めて公助に「おとうさん・・・ありがとう」と言うシーン・・ウルウル.
エンドロールでは,TV放送や日本シリーズのカットバックが.ウルウル.

ありがとう,キャッツ.
4年間本当に楽しませて貰いました.
あたくしもキャッツを卒業します.
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日本以外全部沈没

2006-10-09 20:29:16 | 映画
モーニング&レイトショー公開だけなので,早朝の渋谷に行ってきました.
早朝の渋谷はDQN係数が低く,まるでヨーロッパのどこかの都市みたい.
この映画の出演者は一生この映画に出演したことを後悔するだろうし,自信の経歴から消すでしょうね.面白かった!
小松左京の「日本沈没」が大売れしたときに,売れないSF作家たちがやっかみで提案,筒井康隆が小松左京の許可の元に書いた短編が原作.
原作が書かれたときは,アラン・ドロンやチャールズ・ブロンソンが中野辺りの居酒屋でお運びしていると言う設定でした.
「某ハリウッドスター」としてブル○ス・ウィ○スやらシュワちゃんが覚束ない日本語でしゃべる.(だって,日本になじめないと国外追放だから)
特アのバカどもは思いっきり日本の総理に胡麻するし.
寺田農のキチガイ振りが面白かった.

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万世一系一天万乗の現人神その1

2006-09-15 23:00:27 | 映画

昭和の香り漂う三原橋の映画館で「太陽」鑑賞.
天皇陛下って英語で話すとき,自分のことを三人称でいうのね.「He wrote to his son」みたいに.
良くできた映画だけど,外国人が作ったものだからちょっとデリカシーに欠ける部分も.
年取った侍従はイライラさせられるし,あんな使えない侍従はいないでしょう?
前半はテンポがゆるくて眠くなります.
マッカーサーと会う頃から面白くなってきます.
つーか,この辺りでウルウルでした.
前にテレ東で本田博太郎が演じた天皇陛下にもウルウル.
あたくしは昭和天皇が大好きだ!
勿論,当今さまも尊敬してますが.

そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが。
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ローズ・イン・タイドランド

2006-08-11 21:54:28 | 映画
大好きなギリアムの作品でしたが,あたくしのだ~~い嫌いな要素てんこ盛りの不愉快な映画でした.
  • 餓鬼の悲鳴
  • こんな餓鬼が目の前にいたら,あたくし本当に首へし折って殺すわ!やかましい!さらに爆音だの何だの虚仮威しの騒音がうるさいうるさい.
  • 登場人物が全員キチガイ
  • ブルース・ベレスフォードの「ロンリー・ハート」が典型なんだけど,登場人物全員が,日本人の感覚ではどう見てもキチガイ以外の何物でもない.アメリカって言う国はそんなにキチガイだらけなのかい?(まあそうだけど)
  • 自分から不幸を引きずり込む
  • これも大嫌いな「ジュラシック・パーク」他スピルバーグの作品全般と同じ.入ってはいけないといわれた部屋に入って「キャー!」,触れてははいけない物に触って「キャー!」こういう映画が好きなアメリカ人の神経って本当にわからない.「自業自得,とっとと死んじまえ!」としか思いません.

近来まれに見る不愉快な映画.金返せ!
さて,今日もお泊まり保育.
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ホワイトプラネット

2006-07-01 22:00:14 | 映画
ダーリンとデエト.
北極圏のドキュメンタリー.
予告編がとても面白かったから楽しみにしていたのだけど,本編のほうはまあまあの出来でした.
と言うより,予告編は映像記録の少ない希少な動物てんこ盛りだったのに,本編はホッキョクグマとカリブーばかりで,ありきたりの記録映画になってしまったのが惜しい.
おそらく「動物奇想天外」のTBSのほうが貴重な映像を持っているでしょう.
ズキンアザラシやジャコウウシがもっと見たかった.
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るにん

2006-06-26 23:18:06 | 映画
公開時にもたもたしてたらあっという間に公開終了.その後二番館にも堕ちてこなかったので見逃していました.
奥田瑛二監督,松坂慶子,何か出ちゃってるおっさん(西島千博)主演の映画.
楽しみにしていたのだけど,はっきり言って原作(原案)の面白さを台無しにする,いわゆる「日本映画」.
意味のない長回しでかったるい映像.やたらと浪花節な内容.
奥田瑛二が「嫌われ松子の一生」を撮ったら,思いっきり面白くない映画になりそう(上演時間4時間ぐらいで)
わざわざ三茶まで見に行ったのに.
おっさんのやーらしい裸体もあんまり見られなかったし.
團 紀彦氏の原作がとても面白かっただけに残念.
映像はきれいだったけど,今年最大のがっかり
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TRICK劇場版2

2006-06-20 20:32:15 | 映画
TV放映の頃から,余りにもお馬鹿な番組で大好きだったのだけど,映画版を見てきました.
中学二年以上の脳みそがあれば結末が読めるからストレスもないし,余りにもお馬鹿な内容に大笑いの連続で,本当に「脳みそ使わない映画は楽しい」と思いました.
相変わらず,貧乳,巨根コンビ,二枚目の阿部寛が情けない役で楽しい.
ヒロイン役の堀北真希,物凄いアトピー肌で大丈夫なのかしら?
オースティン・パワーズか真夜中の弥次さん喜多さんなみに「ありえねえ」内容で,思いっきり楽しみました.
映画の前にタワーレコードでYesを買いました.高いぞ!
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再度嫌われ松子の一生

2006-06-10 20:12:05 | 映画
ダーリンと見てきました.
その前に六本木ヒルズのIdéeのカヘでランチしてから.
やっぱり泣けました.
同じ監督の「下妻物語」も面白かったのですが,あたくしが暮らす田舎町は週末になるとそれこそ下妻当たりからもヤンキーが大挙して押し寄せる街なので,身につまされるのでいまいち感激できなかったけど,この作品は入り込めます.
甥っ子の笙が「松子伯母さん!」って叫ぶ当たりで号泣.
素晴らしい作品です.
その後ダーリンのお買い物に付き合って.
明日はハンナさんのところに泊まる予定です.
明後日はいよいよおハワイ.
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ダヴィンチコード

2006-06-01 18:20:07 | 映画
まー,こんな物でしょ.
原作も前半は衒学的で知的欲求を満たしてくれるのに,後半突然ハリウッド映画みたいな内容になって,突っ込みどころ満載だったけど,映画になると「多少辻褄が合わなくても」なんとかなるのね.
数百年にわたって伝えられる文書がなぜか「英語」で書かれていたり(現代英語の成立ってもっとあとでしょ?)おフランスから英国に行くのに「パスポートは持っているのかい?」英国はシェンゲン条約に入っていないんだよ.
ま,前半部分のややこしい内容は思いっきり端折って(多分アメリカ人の知能では理解不能だろうし)追っかけドラマにしたから,テンポも良いし退屈はしません.
でも一回見れば十分なのと,やっぱりキリスト教の文化が無い日本人には「キリストに子孫がいるのは,そんなに大変なことなのかね?」感が強い.
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嫌われ松子の一生

2006-05-31 22:29:39 | 映画
ダーリンとのデエトの前にサクッと見てきました.
とても面白かった.素晴らしい映画です.
光源氏のパートは不要だと思ったけど原作の持つジメーーーっとしたところが無く,端折り方もうまく,良いテンポの映画でした.
やー泣けました.泣けました.
男で酷い目にあっても全く学習機能のない松子の脳みそには呆れるし,あらゆる選択肢で常に最悪の物を選ぶ才能にも呆れるけど.
あげくに引きこもり,肥満.中谷美紀がフジ子・ヘミング張りの汚れ役,良くやってました.
結局「松子には無関心」な厨房になぶり殺しにされてしまう松子.
役者がみんな良かった.ワンカットだけ(に近い)出演者も多かったけど,それぞれに光ってました..
荒川良々が美形になって,菅原卓磨になってワンカット出演も(♥∀♥)モエッ.
武田真治の無駄にはだけたシャツとぼこぼこの腹筋に(*´д`*)ハァハァハァアハァ
所詮白痴美顔だけの人,と思っていた伊勢谷友介も泣かせる演技でした.
「まげてのばして」が心にしみる映画でした.
来週もう一度,今度はダーリンと見に行く予定です.

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寝ずの番

2006-05-27 20:11:57 | 映画
この映画地上波のTVでは絶対放映されないと思うので是非とも映画館でお楽しみ下さいだって,「おめこ」だの「ちんぽ」だの言い続けるんですもの.
珍しく地元の映画館で上映されたので,この手の映画は田舎では絶対当たらないから,都内で見るより空いていると思い,行ってきました.
ええ,観客少なーーーーい.20人ぐらい?


木村佳乃はじめ,富士純子,土屋久美子他女優陣が良かった.特に,朝丘雪路,津川雅彦という美男美女の娘なのに,何となく不細工な真由子が良い味出してた.このこ,良いキャラクターの女優になりそう.
で,上方の巨匠の落語家が死んで,その後一番弟子も死んで,巨匠の奥さんも死んで,その度に「寝ずの番」をするのだけど,まあ笑えること.
巨匠の死体を担ぎ出し,狂喜乱舞するとき,あるいは春歌を歌いながら踊りまくるとき,コマ伸ばしのシーンで一瞬目を開ける死体.一瞬,死んだ巨匠や一番弟子が混じるシーンなど「うまいなー」と思いました.

ゲストも豪華.一番弟子の葬式には浅丘ルリ子,桂三枝,笑福亭鶴瓶,米倉涼子,勘三郎がカメオ出演.高岡早紀があ放漫な体を見せてます.
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プロデューサーズ☆☆☆☆☆

2006-05-03 23:01:30 | 映画
ここはどこでしょう?

ダーリンと「プロデューサーズ」を見に行ってきました.
あたくしはオリジナル映画版も見ているので,どうなっているのか気になりました.
で,面白かった.出てくる人間がみんなキチガイで特にマシュー・ブロデリックの「逝っちゃってる」度が物凄い.80分程度の映画を2時間のミュージカルに仕立て直しているから,薄いのかなと思ったけど,十分なお味でした.

まず,おそば屋でお昼ご飯.このお店の本店は実は自宅近くにあるのですが,車がないと逝けないような辺鄙な場所にあるので行ったことがありませんでした.
天せいろを熱いおつゆで頂きました.
美味しゅうございました.
その後で映画館へ.

メル・ブルックスはなぜミュージカル化したのかという質問に「だっって,歌が書きたかったんだもん」と答えてましたね.
自分の映画,ブレージングサドル,新サイコ,世界の歴史パート1なんかで作詞をしてましたが,本格的なミュージカルはこれが初めて?
一部の歌は「使い回し」っぽいところがあるけど(heil myselfなんかはto be or not to beの使い回しね)
クレジットの最後の最後まで笑わせるところが良いわね.クレジットで出た人!損したわよ.
ペーパーバックの「我が闘争」を買いに行きたくなったわ.

で,映画の後は森美術館でベルリン-東京店をみてからお散歩.
今日はダーリンとずーっと一緒にいられないのが辛いわ.



で,おわかりでしょうが「六本木ヒルズ」でした.
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