独白

全くの独白

内定、此の如何わしきもの

2020-05-06 17:07:38 | 日記

新型ウィルス騒ぎが事業の先行きに影を落として居るので取り敢えず不要になったとの理由で、就活生への採用内定取り消しが出ている。職安などでは、内定取り消しをしてはならないと、企業に言って居る。

其れを無視するのは背に腹は変えられないからか内定を出すような大企業としては、職安の意向など気にならないからか。

小企業では、内定などと悠長な事を言って居ては袖にされそうで、到底言って居られまい。

私は予て此の「内定」が虫唾の走るほど嫌いであった。

「決めるのは此方だ」との居丈高な意識が感じられる。「大勢の応募者の中から選んで採って遣るのだ」という恩着せがましさが見える。契約や取引などは、人間の社会制度の中でも最も基本的で典型的なものの一つである。そういう性質を持った企業の従業員の採用活動を、敢えて「内定」などという名を付けて自ら曖昧なものにしてしまって居る、潔くない。

大企業なら社会的責任も相応に大きかろう。契約も取引も率先して公正なものにすべきである。

又内定と云うなら、まだ外部に居る応募者には伝えざるべきである。

抑も内定などという、制度とさえ呼べぬ制度に問題がある。採用とも不採用ともまだ確かに決まった訳では無い。併し全く決まって居ない訳でも無い。こんな曖昧模糊として摑み所の無いものに、少なくとも契約や取引と云った大事な場面で存在する意義も理由も在りはしない。

企業側が、自身の都合で持ち出してのさばらせているこんな妖怪、応募者は脳裡から払拭するよう努めるが良かろう。


粗忽者

2020-04-18 22:24:21 | 日記

飽迄想像であるが、安倍さんの所のマスク購買係は、定規を使う事も厭う横着者であったのか。

抑も、如何に自分の金では無いからとて何百億も払うのに、現物を見もせず買うとは、余程呑気である。

あの大きさはどう見ても子供用である。現物を見たのなら買う気になる筈が無い。

現物が手元に無いのなら画面を通して、顔の前で見せて貰えば良い。

其れも出来ないのなら寸法を教えて貰えば良かろう。

而して定規を使って紙にでも書いて、切って顔に当ててみれば、些か小さいと解る筈である。

そう云えば、安倍さんのマスクも些か小さいものであった。

或いはあれが見本であって、自ら試用して居たのかも知れない。

其れなら気付いたろうから、早く購買係の官僚にそう言って、替えさせれば済んだのである。

併し思えば、あれを彼は何日も掛けて居た。

ひょっとすると迂闊にも、小さ過ぎる事に気付かなかったのであろうか。

嗚呼、此の親にして此の子あり、か。

 

 


習近平来日延期

2020-03-16 16:10:13 | 日記

忌まわしい新型ウィルスではあるが、其の為に彼の来られなくなった事は、僥倖である。

左からも右からも内からも外からも疑問の声の上がって居る事を、強行するのは、国民と世界の民との総意を踏みにじる

行為である。

近平が来日に積極的であるとすれば、果たせなかった事は自業自得である。

 安倍さんにとっては貴重な機会が転げ込んで来たのである。夏にでもお気に入りの靖国参拝をしてみれば良かろう。

 立腹して訪日を断わって来れば、幸いである。

腹の虫を抑え込んで、来年にでも遣って来れば其れも又好かろう。

歓待して置いて、「尖閣を侵すな」「我がEEZで勝手な事をするな」と云って遣れば良い。

苦虫を嚙み潰したような顔で帰って行く事であろう。

安倍さんにとっては、庶民に見え易い、稀少な外交成果に為ろう。

 


予定通りに開けなかったら、オリパラはどうすべきか

2020-03-15 23:49:37 | 日記

無観客は在り得ない。観客を集められないような状態では、選手も集められまい。

準備に今も費やして居る時間や金を思えば、中止する訳にも行くまい。

と為れば延期しか無い。

途方も無い金や手間の掛かる事は素人目にも解るが、一挙に一人で何もかも遣る訳では無い。

土壇場でマラソンを札幌へと持って行く事も出来たのである。

同じ様に、総てを虱潰しに解決して行く事である。

想像を絶する困難を乗り越えて達成した暁の充実感は、如何ばかりかと無責任に思う。

無責任ではあるが併し「憂き事のなほこの上に積れかし 限りある身の力ためさん」これが吾人の古来の心意気であろ

う。

乗り掛かった舟でもある。

下りない覚悟は、誘致を決めた時に出来て居た筈と、思う者も世界には多かろう。

無論一年でも二年でも、延ばせばその間に、衰える者も伸びる者も在ろう。

折角選んだ選手ではあるが、選び直す事が必要に為る。

改めて選手を選ぼうとすれば、人も物も動く事に為る。

今年の新型コロナ自粛で落ち込んだ分が、来年補われると云う様な事に為るかも知れない。

オリパラに出ようかと云う位の人は、何年も前から其処を見据えて居る様である。

詰まり其の時既に勝負は始まって居るのである。そして勝負は時の運である。

第二次世界大戦に泣いた選手も、モスクワ大会ボイコットで泣いた選手も大勢居る。

私等もモスクワ大会ボイコット騒動は、リアルタイムで見て居た。山下さん達の涙を見た。

当時は辛かったろうが、今もそれぞれの世界で活躍している人が多い様である。

時薬(ときぐすり)という言葉がある。

あの涙を乾かしたのも時である。

今年は出られそうに無い池江璃花子さんや、成果の危ぶまれる桃田さん等を、回復させるのも又、時である。

誰にとっても、勝敗は時の運である。

今年無事に行なわれるか否かも又そうである。

 


ちぐはぐな対策

2020-02-11 21:57:57 | 日記

今日確認された感染者の一人は、第二便で帰国して、爾後は自宅待機して居たらしい。

宿泊施設に留め置かれなかったのは、子供を連れて居たからとの事。

甘い。

帰宅後は外出しなかったにせよ、帰宅する迄の間に誰かに移したかも知れないのである。

更に子供はどうして居たのであろうか。

普通に通学したりして居たとすれば甚だ危険である。

逆に休んで居たのなら、親が付いて居る事でもあり、敢えて帰宅させる必要は無かったのである。

感染の確認された人達に就いては、大変神経質な隔離をして居るらしい。

その子も帰国した時にその子だけが感染を確認されて居たら、否応無しに親と引き離されて隔離されて居た事であろう。

如何に丈夫なバケツでも、水を注ぎながら底に穴を明けて居たのでは、折角の水が流れて行く許りで溜まる筈は無い。

斯かる姑息で一貫性に欠けた対応は、昨今の政治の在り様を端的に顕わして居る。