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「ワード」など 国は購入せず - the Tower

2007-07-02 07:40:25 | ニュース関連

先ほど NHK のニュースで報じられていたそうですが、国の使用するオフィスソフトとしてワードやエクセルなどは購入しないことになったそうです。ここでいう「国」というのは、「中央省庁など日本の政府機関」のことだと思います。

「指針では、新たに購入するソフトは ISO などの国際的な規格や国内の JIS 規格に基づいた製品を優先する」ということで、現段階ではそれらの規格にワードやエクセルが沿っていないためだそうです。ニュースでは「ワード」と「エクセル」を連呼しているばかりで、むしろこれらの製品の宣伝をしているようなものでしたが、それらを購入しない代わりに使うことになる代替の製品名については一言も言及していませんでした。ほんの一瞬だけ、沖縄県の浦添市役所で使われているという「OpenOffice.org 2.0」のロゴ画像が画面上に表示されただけです。

国が OpenOffice.org(オープンオフィス)というソフトを使うことになったというニュースではありませんが、ワードやエクセルが満たせなかった国の基準を、 OpenOffice.org は満たしているということだと思います。

OpenOffice.org というのは、ワープロソフトや表計算ソフトだけでなく、データベース、プレゼンテーション、お絵描きなど、何でもできる万能のオフィスソフトです。しかも「無料」です。

私が今チャレンジしているベクタグラフィックスのお絵かきも OpenOffice.org を使っています。他にはワープロ機能を使うくらいですが、「アポラボ」というサイトで公開している文書はすべてこの OpenOffice.org で作成したものです。

このソフトがもし国で採用されるようなことにでもなれば、その他のお役所や企業でも必然的に採用されることとなり、急速に普及する可能性もあります。私のような OpenOffice.org ユーザにとっては嬉しいことなんですけどね。

これを機に皆さんも OpenOffice.org をインストールして「アポラボ」で公開しているような文書を作成してみてはいかがでしょうか。

XVI 塔

タロットカードは「XVI 」です。

バベルの塔のストーリーはご存知でしょうか。私もうろ覚えですが、権力を得て調子に乗った人間が神に近づこうとして高い塔を築き、神の怒りに触れて塔の崩壊を招いたというような話だったと思います。その結果、それまで人々は 1 つの言語を話していたのですが、複数の言語と種族に分けられて、お互いの交流が困難になってしまったそうです。

まさにマイクロソフトが今直面しているような状況を表しているような気もします。マイクロソフトはワードやエクセルの文書の形式(言語)を全世界のオフィス文書の共通の形式(言語)とすることで巨大な帝国(塔)を築いてきたわけですが、それがもたらす様々な弊害(ベンダロックイン)に人々が気付きだし、ついには国(神)が動いたというわけです。



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