apollogoo

タロット占い師アポロの goo ブログ。

character edited

2006-09-08 15:32:13 | ゲーム
棒のキング

最近の RPG ゲームでは自分の操作するキャラクタを自由にデザインできるものもあります。顔や髪型、服装や体型など、あらかじめ用意されたパーツから好きなものを選んで組み合わせることができるのです。その自由度は、パソコンの性能や技術の進歩とともに、どんどん強化されています。自由度が高く、組み合わせの数が多くなってくると、ゲーム自体で遊ぶことよりもキャラクタを作成する作業のほうが楽しくなったりしていませんか。

カップのクイーン

もしかして、今こうして「リアル」で生きていると思い込んでいる私たちも、実は生まれる前に好みの容姿にデザインされた高性能な RPG ゲームのキャラクタのひとりなのかもしれませんよ。

もし、私たちがゲームの中のキャラクタだとしたら、どうやって、この世界が「リアル」なのか「デジタル」なのかと区別できるのでしょうか? おそらくは、単にプログラムによって「リアル」だと認識させられているに過ぎないのです。

ペンタクルスのペイジ

もっとも、最初からこの世は「デジタル」だと信じている人もいますけどね。オカルト的な数秘学の世界では「この世は数でできている」とさえ言います。

あるいは、哲学の世界では、われわれの存在は影(ゲームの中のキャラクタ)であって、その実態は別のところにあるという考え方も昔からあります。コンピュータによる RPG ゲームの出現によって、そういった哲学的概念も理解されやすくなっただけのことかもしれません。

ニューエイジや精神世界の思想でも、人は生まれる前に自分の親を選ぶなどということがあります。RPG のゲームのシステムとして、そういうこともあるかもしれませんが、それはあくまで限定されたシステムに過ぎず、必ずしも普遍的なものとはいえないと思います。

剣のナイト

最近の RPG ゲームでは「大魔王を倒す」みたいな大きな目的もなく、平和な世界でただぶらぶらと適当に生活しているだけのものもあります。そんなところも、現実世界に似てきてしまいましたが……。

ゲームの主人公になること。それこそが、この世界での生きがいなのです。

では、この世界で、あなたは何をしますか?