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13日の金曜日 PART6 & PART7

2017-10-17 22:24:13 | エンタメ

映画「 13 日の金曜日」の DVD を観ました。今回は PART6PART7 の 2 本です。

ちょうど先週の金曜日が 13 日で借りてきたタイミングはぴったりだったのですが、それを意識して借りてきたわけではなくて、偶然一致したにすぎません。今気づいたんですが、PART 6 と 7 の数字を足すと 13 になるというのも不気味な偶然の一致ですね。

まあでも、なんとなくこのタイミングに合わせさせられたような気もしないでもないです。ジェイソンの呪いかもね。

というのも、ちょっと前に観た「死霊のはらわた」を借りた時に本当は「 13 日の金曜日」を借りようと思ったのです。でも、何作目まで見たか忘れていたのでその日はあきらめて「死霊のはらわた」を借りてきたわけです。その翌週はずっと前から観たかった「ズートピア」が旧作扱いになっていたので「 13 日の金曜日」は忘れて「ズートピア」を借りて観ました。

そして、先週は忘れずに「 13 日の金曜日」を借りてきたら、たまたまリアルでも 13 日の金曜日の週だったというわけです。しかも 2 本も借りてきちゃいました。「死霊のはらわた」のうっぷん晴らしみたいな感じでね。

何作目まで観たかは自分のブログの記事( 13 日の金曜日 Part V )を見て確認しました。観た映画の全てを記録しているわけではないので、もしかしたらその後も観ていたかもしれないと思って保険のつもりで 2 本借りてきたというのもあります。こういう時に便利なので、観た映画の記録はできるだけ書いといたほうがよさそうですね。

というわけで、今回も「観たよ」という記録がてらの記事になります。だいたいね、このシリーズは感心するくらい毎回ワンパターンなので、わざわざ記事を書くほどのネタはないのですよ。

一応見どころを簡単に説明しとくと、PART6 の方はジェイソンが墓から復活して不死身のモンスターになります。これはおそらくジェイソン自身の転換期でもあったのかな? それまでは不死身ではなかったと思うけど……だから埋葬されてたわけだけど、それがなぜか雷が落ちただけで復活して不死身になっちゃいます。そしてなぜかむやみに人を殺しまくります。あとはいつも通りな感じです。

この回は作り手の方もややコメディ路線だったようで、意図的に笑いを誘うような演出がいくつかありました。PART6 ともなるとマンネリ化して来るのでそういういたずらをしたくなってしまうのかもしれませんけどね。見ている側が真面目な演出を勝手に笑うのは構わないと思うのですが、作り手が意図的にやり始めるとちょっと冷めちゃうんですよね。ファン離れにつながりかねない諸刃の剣の演出だと思います。私もあまり好きではありません。(バタリアンみたいに最初から笑いがウリの作品は別ですけど。)

PART7 はオカルト色が強くなった異色作かな。ヒロインは超能力者で、不死身のジェイソンと戦います。ジェイソンはしばらく湖底に沈んでいたので体は朽ち果てています。肉が削げ落ちて背骨や顎の骨が丸出しになっています。もはやただのゾンビでしかありません。ゾンビ映画と言えば大量にゾンビが出てきて大量虐殺が行われるような作品が多いイメージですが、ゾンビがたった 1 体しか出てこない斬新なゾンビ映画とも言えます。

ジェイソンはゾンビになっても相変わらず狡猾で、ゾンビらしからぬ素早い行動をします。ブーンという機械音が聞こえたのでまさかついにチェーンソーを使う時が来たか?!と驚いたのですが、ジェイソンが手にしていたのは何と草刈り機でした。草刈り機のエンジンを巧みに起動する様はとてもゾンビとは思えません。あの草刈り機が画面から迫ってくる感じは恐怖でした。3D映画だったらかなり怖いでしょうね。

PART7 ではさすがにお笑い要素は皆無で、おそらく PART6 で批判されて反省したのかもしれません。結構真面目に作ってました。まあ、シリーズ物にはありがちな脱線でしたね。

リアル 13 日の金曜日をはさんで 2 作連続で観てしまいましたが、どちらも面白くて十分楽しめました。人を殺す映画を楽しかったと言うのは倫理的に問題ありかもしれませんが、「死霊のはらわた」に比べてしまうと「やっぱりこれが観たかったんだ」というのが正直なところです。いろんな意味でストレス解消でした。

毎回同じような内容なのに何がいいのか私にもよくわかりませんが、なんかむしゃくしゃした時にはこういう映画を観て溜飲を下げるというのもいいんじゃないでしょうか。

好きとは言い切れないけど、嫌いではありません。


「ズートピア」を観ました

2017-10-09 21:27:06 | エンタメ

映画「ズートピア」の BD を観ました。ディズニーの CG アニメです。ツタヤでやっと旧作扱いになって 100 円で借りてきました。前々から観たいと思って狙っていたのですが、人気があったみたいでなかなか旧作扱いにならなかったんですよね。

とりあえず感想は、面白かった。とにかくキャラクターの全てがかわいくて、何も考えずに観ているだけで幸せになれます。非の打ち所がない良作品です。

観た後で調べてみると一応そこそこヒットしているようなのですが、私自身は今までこの映画の CM とかネットの記事とかをほとんど見かけなかったので、世間ではほとんど話題にされていないのかなと思っていました。実際にはどうだったんでしょうね?

日本で公開されたのが 2016 年 4 月ということなので今から1年半ほど前、割と最近ですが……。

これだけの良作品が話題にならないはずはないですよね。実際にツタヤでのレンタルでも人気はありそうでしたし。でも、ベイマックスとかアナと雪の女王のように話題にされることはほどんどないように思えます。ジュディとかニックとか主人公の名前を日常会話で出しても普通には通じそうにありませんよね。ちょっと不思議です。

キャラクター、CG技術、音楽、ストーリー、声優の演技等々、あらゆる要素が完璧と言っていいほどの出来で、評価することすらばかばかしく思えてしまいます。さすがディズニー、これぞディズニーってことなんでしょうかねぇ。

CG の映画に対しては割と辛口な方ですが、もはや CG で描かれているということすらどうでもよくなってしまうほどの良くできた映像です。実写ではないけれども、本物の世界が実際にそこにあるかのようなリアルさです。キャラクターにも魂がこもってましたね。

ようやく CG の技術が人間のイマジネーションを超えてきた(シンクロしてきた?)ということなんでしょうか。というか、これだけのものを作るのはものすごく大変だったとは思いますが。

ただ、昔ながらの手描きのアニメに比べると、それと同等の表現(面白さ)が実現できているというわけではありません。リアルに描こうとするあまりにデフォルメや非現実的な表現はどうしても控えめになってしまうのでしょう。おそらく、CG で描き続ける限りは手描きの良さは二度と再現はされないというような気もします。CG アニメは CG アニメとして新たな文化となってこのまま突き進んでゆくのでしょう。その点だけはやはり残念には思います。

非の打ち所がないところが欠点だみたいなことを言う人もいるようですが、優等生すぎてかえって面白みがないということなんでしょうかね?

私の目には、ディズニーのアニメの歴史の中でトップクラスの映画として映ったのですけどね。ジュディ・ホップスは新しい時代のミッキーマウスにはなれないのでしょうか?


死霊のはらわた

2017-10-03 00:24:41 | エンタメ

映画「死霊のはらわた(The Evil Dead)」の DVD を観ました。

古めのホラー映画で何となく名前は知っていましたが、観たことはありませんでした。監督はサム・ライミで最近ではスパイダーマンとかを作ってた人です。サム・ライミにとっては長編映画のデビュー作らしいです。

ホラー映画だと思っていたのですが、ジャンルはスプラッター映画というのが正確かもしれません。ホラーとかスプラッターとかどこで区別するかですが、血まみれの内臓ぐちゃぐちゃみたいなやつがスプラッターで、ホラーってのは幽霊とかがメインの陰気な感じと言えばいいのかな? 「死霊のはらわた」もオカルト的な要素があって、ゾンビみたいなのが出てくるからホラーの要素もありますね。

(一応調べてみたところ、スプラッターはホラーという大きなジャンルを細分化したものの一つということらしいです。つまり、スプラッターはホラーの一種ね。)

アメリカでは 1981 年公開で、日本では 1985 年公開だそうです。私が小学 6 年か中学 1 年くらいですね。

私が小学生の頃は通学路の途中に地元の映画館で公開される映画のポスターが貼ってある場所があって、この手のスプラッターやホラー系のポスターが貼ってあるとその場所を通るのが怖かったのを覚えています。マジで通学妨害ですよ。

たぶん、この映画のポスターもその時見ていたと思います。当時の私が映画の情報を得ることができる貴重な情報源でもあったんですけどね。様々なメディアで情報があふれている今の時代では想像もつかないことかもしれませんが、30 年前ってのはまだまだそういう時代だったんですよね。

30 年前というのは古典というにはまだ新しい方ですが、「13日の金曜日」とほぼ同時期に作られた映画です。その二つを比較してみると、私の目には「13日の金曜日」の方が圧倒的に高評価となります。

実をいうと今回も「13日の金曜日」の続きを借りてきて観るつもりだったのですが、シリーズの何作目まで観たかわからなくなってしまって、諦めて「死霊のはらわた」を借りてきたのでした。

「死霊のはらわた」を実際に観た感想ですが、面白いと思えるポイントが全く見当たりませんでした。そこそこ名の知れた名作であるならそれなりの見どころはどこかにあるだろうと期待して観ていたのですが、結局最後まで何もありませんでした。

部屋数も少ない小さな山小屋の中だけで話は進行し、登場人物も少なくて次は誰がどうなるのかとハラハラする要素もほとんどありません。期待も裏切りもどこにもないのです。

なんでこんなにつまらないのかさえも、さっぱりわかりませんでした。

少しでも見どころを探してみようと返却日までに何度か繰り返して観ようかとも思ったのですが、さすがに血まみれのみの映画は気分が悪くなるだけなのでもう一度観たいという気になれず、一度観たきりで返却してしまいました。

おそらく、当時としては斬新なショッキングな血まみれシーンを見せることだけに意義があった映画なのかもしれません。当時は相当物議をかもしたようですが、それが映画の表現の一つとして受け入れられるようになる経緯を経て、今では逆にこれだけの表現は難しい時代になってしまったかもしれません。残虐すぎるとか言ってね。

何というか……映画の歴史の一つとしては意味のある記念碑的な作品ではあるのかもしれませんが、私にはまったくはまりませんでした。