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タロット占い師アポロの goo ブログ。

音の出るホームページ

2007-07-20 14:52:14 | 漫録
ⅩⅩ 最後の審判

2 年ほど前に復帰した直後から少しずつ作業をしていたのですが、私のホームページ「アポロのタロット占い」のすべてのページから「」を出すための記述を削除しました。最近になってやっと、その作業はほぼ完了しました。

この「」というのは、いわゆる「 MIDIサウンド」と呼ばれるものです。

実を言うと、私のホームページでは、トップページも含め、ほとんどすべてのページで音が出るようになっていました。しかも、10 年前に開設した当初から「音を出すこと」にこだわり続けてきたのです。

10 年前、一般的にはまだまだパソコンの性能は低く、インターネットの通信回線も低速だったので、音を出したり画像を表示したりといったマルチメディア風なホームページはそれほど多くはなかったと思います。また、音を出すなどということはパソコンに負担をかけるし、突然音が鳴りはじめて困るという人も多く、そのようなホームページを嫌う人も多かったと思います。

それでもあえて音を出すことにこだわったのは、パソコンを始めたばかりの初心者の人でも「楽しい」と思えるようなホームページを作りたかったからです。当時はまだ、パソコンというものは難しいもので、「ホームページって何?」というような人も多かったかと思いますが、そういう人たちでも直感的に楽しめるホームページを作りたかったのです。ファミコンなどで経験したアドベンチャーゲームや RPG ゲームのような物であれば、多くの人が違和感なくホームページというものを楽しめるのではないか。そう思ったわけです。事実、「音楽が鳴って楽しい」という感想を言ってくれる人はたくさんいました。

しかも、ただでさえ珍しかった「占いのホームページ」で「音まで出る」「カードの画像も表示される」などというのはほとんどなかったわけで、これこそが「アポロのタロット占い」の特徴でもあったと思います。今では音が出たりカードが表示されたりする占いのホームページは珍しくはありませんが……。

時は流れ、パソコンの性能は向上し、ブロードバンドも普及しました。インターネットでは高品質な MP3 などの音楽や動画のファイルが大量にやり取りされるようになりました。私が 2 年前に復帰したころには、もはや MIDI サウンドなどは時代遅れとなっていました。「アポロのタロット占い」という遺跡を発掘し、ほとんど過去のままに復活させたまでは良かったのですが、「いまどき MIDI サウンド?」という疑問もありました。

ただ、昔に比べればパソコンの性能も向上しているのだから、ホームページで音が出て「フリーズした」とか「急に音が鳴って驚いた」なんていうトラブルも少なくなっているはずです。MP3 には及ばないものの、ソフトウェア MIDI 音源の音質も以前よりは向上しているはずです。そういう「今だからこそ」、ホームページで MIDI サウンドを鳴らしても良い時代になったのではないか。はじめはそう思っていました。

今や、パソコンで音が出るのは当たり前。CD 並みの MP3 などの音源が手軽に手に入るようになり、誰もがパソコンで音楽を楽しむようになりました。ホームページで音が出るくらいのことは珍しいことではなくなりましたが、だからといって、ホームページで音を鳴らしても良いということではないようです。むしろ逆に、そういう時代だからこそ、「ホームページで音を出すべきではない」と思うようになりました。

今では多くの人は、ホームページで音が鳴り出す前に、すでに自分のパソコンで自分の聴きたい音楽を再生しているのです。そんなときに、ホームページで音が鳴り始めたら、ただの雑音(むしろ「騒音」)にしかなりません。しかも、いくらパソコンの性能が向上したとはいえ、複数の音源を一度に再生するのは負担が大きすぎるので、今でもフリーズの可能性は十分に考えられます。ホームページから音が出るというのは、一種の「公害」とさえ言えます。

マルチメディアを意識して自分のホームページに合った音楽を聴いてもらいたいと思うのは、今ではとんでもない「迷惑行為」なのです。それは、サイトオーナーの自己満足にしかなりません。

そういう時代の流れを理解したので、私も少しずつ、自分のホームページから「」を消していきました。それで、2 年がかりでやっとその作業も完了したというわけです。

ホームページを開設してから 10 年という節目ともシンクロしています。「アポロのタロット占い」も時代に合わせて進化し続けているということですね。

自分を押し付けるばかりでなく、常に利用者の立場を考える。ホームページ作りは、そういうことが大切だと思います。

皆さんのホームページは大丈夫ですか?


この記事では、「ウェブページ」のことを「ホームページ」と書いています。「ホームページ」と書くと誤解が生じやすいので今ではあまり使われない言葉かもしれませんが、今回はあえて、この古い言い回しを使わせてもらいました。


いじめ

2007-07-03 16:39:06 | 漫録
いじめ【苛め・虐め】

肉体的、精神的に自分より弱いものを、暴力やいやがらせなどによって苦しめること。特に、昭和60年(1985)ごろから陰湿化した校内暴力をさすことが多い。

(大辞泉からの引用)

皆さんは「いじめ」について、どう思いますか?

世間では日々深刻化している問題だとは思うのですが、正直なところ、この問題をどう扱えば良いのか、私にはわかりません。占い師としてできることなど何もないような気もするのですが、何かできることはないだろうかと常に思っています。

私は自分でも変わった性格(変人)だということは自覚しているのですが、その割には、今まで一度もいじめられた経験がありません。そもそも、私の通っていた学校でいじめなんてほとんどなかったような気もします。

しかし、大人になってから、小学生のころからずっと同じクラスだった友人といじめについて話したことがあるのですが、私が「いじめなんかなかったよなぁ?」と聞くと、友人は「女子の間ではあったんだよ。転校してきた女の子をみんなでいじめてただろ」と言っていました。そういわれてみると、あれはいじめだったのかというような気もしてきます。どうも私はこのような問題に鈍感すぎたようです。もしかしたら、私も知らず知らずのうちに誰かをいじめていたかもしれません。あるいは、私自身がいじめられていても、そのことに気づかなかっただけだったりして?

いじめについては、私のように、ほとんど他人事のようにしか考えられない人も多いのではないでしょうか。そのような態度が、いじめの問題をますます深刻化させているような気もします。

いったい、私たちはどうしたらいいのでしょう?



剣の 8 (Eight of Swords)

いじめを示すタロットカードは、「剣の 8 」です。

陰険な嫌がらせなどの行為が長く続く、というようなイメージです。逃れたくても、そう簡単には逃れられません。


「ワード」など 国は購入せず - the Tower

2007-07-02 07:40:25 | ニュース関連

先ほど NHK のニュースで報じられていたそうですが、国の使用するオフィスソフトとしてワードやエクセルなどは購入しないことになったそうです。ここでいう「国」というのは、「中央省庁など日本の政府機関」のことだと思います。

「指針では、新たに購入するソフトは ISO などの国際的な規格や国内の JIS 規格に基づいた製品を優先する」ということで、現段階ではそれらの規格にワードやエクセルが沿っていないためだそうです。ニュースでは「ワード」と「エクセル」を連呼しているばかりで、むしろこれらの製品の宣伝をしているようなものでしたが、それらを購入しない代わりに使うことになる代替の製品名については一言も言及していませんでした。ほんの一瞬だけ、沖縄県の浦添市役所で使われているという「OpenOffice.org 2.0」のロゴ画像が画面上に表示されただけです。

国が OpenOffice.org(オープンオフィス)というソフトを使うことになったというニュースではありませんが、ワードやエクセルが満たせなかった国の基準を、 OpenOffice.org は満たしているということだと思います。

OpenOffice.org というのは、ワープロソフトや表計算ソフトだけでなく、データベース、プレゼンテーション、お絵描きなど、何でもできる万能のオフィスソフトです。しかも「無料」です。

私が今チャレンジしているベクタグラフィックスのお絵かきも OpenOffice.org を使っています。他にはワープロ機能を使うくらいですが、「アポラボ」というサイトで公開している文書はすべてこの OpenOffice.org で作成したものです。

このソフトがもし国で採用されるようなことにでもなれば、その他のお役所や企業でも必然的に採用されることとなり、急速に普及する可能性もあります。私のような OpenOffice.org ユーザにとっては嬉しいことなんですけどね。

これを機に皆さんも OpenOffice.org をインストールして「アポラボ」で公開しているような文書を作成してみてはいかがでしょうか。

XVI 塔

タロットカードは「XVI 」です。

バベルの塔のストーリーはご存知でしょうか。私もうろ覚えですが、権力を得て調子に乗った人間が神に近づこうとして高い塔を築き、神の怒りに触れて塔の崩壊を招いたというような話だったと思います。その結果、それまで人々は 1 つの言語を話していたのですが、複数の言語と種族に分けられて、お互いの交流が困難になってしまったそうです。

まさにマイクロソフトが今直面しているような状況を表しているような気もします。マイクロソフトはワードやエクセルの文書の形式(言語)を全世界のオフィス文書の共通の形式(言語)とすることで巨大な帝国(塔)を築いてきたわけですが、それがもたらす様々な弊害(ベンダロックイン)に人々が気付きだし、ついには国(神)が動いたというわけです。


胡椒でクシャミ

2007-07-01 13:04:36 | 漫録

最近、ラーメンを食べるときに胡椒(こしょう)をかけているのですが、そのときに必ずくしゃみが出てしまいます。もともと私にはラーメンに胡椒をかけるという習慣がなかったので、そういうことには今まで気づきませんでした。胡椒でくしゃみが出るのはマンガの世界の話だけかと思っていたほどです。鼻のそばでふりかけたのならまだわかりますが、ちょっと離れたところで粉が舞い上がらないように慎重にかけたときでも必ずくしゃみが出てしまうのです。

ちなみに、私は花粉症ではありません。

カップのエース

胡椒」を表すカードは何か?とメーリングリストで話題にしてみると、「カップ(聖杯)のエース」はどうかという意見が出ました。確かに、胡椒の容器をカップが示すと考えればイメージも重なります。胡椒が刺激している鼻の粘膜を、カップに描かれた(鼻水)と解釈することもできるでしょう。

ただ、カップは情緒的なものを表すので、胡椒によるくしゃみとは少し違うような気もします。胡椒自体は植物の果実なので、ペンタクルスに属するものと考えることができます。また、刺激によるくしゃみは人間の「感覚(五感で感じられるもの)」に関わる事柄なので、やはりペンタクルスのカードを当てはめるべきでしょう。

あるいは、胡椒の刺激物質はによって運ばれるので、剣(ソード)のカードによっても表されるでしょう。くしゃみもまた、激しく息を吐き出すという点ではの属性であり、やはり剣によって表されるものです。ただ、胡椒そのものを示すことにはならないでしょう。

ペンタクルスのエース

となると、胡椒そのものに最も近いのはペンタクルスのカードということになりそうですね。かつては、マルコポーロなどが黒胡椒を求めてインドを目指して航海したのだとか。貴重な品であるという点でも、お金や財産を意味することもあるペンタクルスで示すべきものだといえるでしょう。特にどのカードということもないので、とりあえずここでは「ペンタクルスのエース」とでもしておきましょうか。

剣のナイト

容器に入った胡椒をふりかけると、くしゃみが出る……くしゃみは、自分の意志ではどうにもなりません。暴走する白馬にまたがる「剣のナイト」で表しておきましょうか。


胡椒でクシャミ