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「悪魔のいけにえ」観ました

2018-11-26 20:03:37 | エンタメ

映画「悪魔のいけにえ(The Texas Chain Saw Massacre)」の BD を観ました。

1974年のアメリカ映画ということで、かなり古い映画ですね。一応ホラー映画の部類かな。

何となく名前くらいは聞いたことがありましたが一度も観たことはありませんでした。

Angry Video Game Nerd (AVGN) でおなじみの Cinemassacre という YouTube のチャンネルの動画を観ているとたびたびネタにされているので元ネタの方も観てみたいと思っていたのです。

(チャンネル名の Cinemassacre というのもどうやら The Texas Chain Saw Massacre というタイトルが元ネタみたいですね。)

ちなみに Cinemassacre のパロディネタはこちらの動画

同種のホラー映画「13日の金曜日」とは演出方法が全く異なっていて、最初のうちはホラー映画ぽくなくてドキュメンタリー風に淡々と話が進んでゆきます。かなりあっさりした感じでした。ところが終盤のある時点から一気にホラー展開になってあまりのえぐさに度肝を抜かれました。

この映画の(ホラー映画にしては)奇妙なところは、登場人物の若者たちが裸で抱き合ったりしないことと、チェーンソーのような凶器で殺人をしているにもかかわらず切断される映像が一切ないことです。あえて見せてないといった感じです。「13日の金曜日」の当たり前が「悪魔のいけにえ」では当たり前ではないのです。

「13日の金曜日」で慣れた目で観ていると「いつ来るか、いつ来るか」とつい待ち構えてしまうのですが、結局最後までそういうシーンが全くないという裏切りにあうことになります。そこが魅力でもあるのでしょうね。

お約束のシーンで安易に観客の目を引くのではなく、それ以外の部分をしっかり描いて見せることで独特の印象を与えることに成功しているのかもしれません。

古典でありながらしっかりと恐怖を味あわせてくれる秀逸なホラー映画だと思います。