apollogoo

タロット占い師アポロの goo ブログ。

占いは当たるのか?

2011-11-07 12:01:01 | ニュース関連

「○月○日から1週間の間、あなたのそばで事件か事故が起きる。あなたが巻き込まれることはないだろうけど……」などと占い師に言われ、予言された期間中 に発生した大事件の現場近くをわずか5分の差で通り過ぎていたというエピソードは件の記事では「大当たり」とされていましたが、当たっていたからどうだと いうのでしょう?

事件はたとえ5分の差であれ、その人には何の影響もなかったでしょう。「だから何?」としか言いようがありません。その人は占い師に「気を付け て」と言われて気を付けていたわけではないと思います。気を付けていようがいまいが、事件はその時そこで起き、その人は5分前にそこを通り過ぎるだけのこ とです。

その時そこで事件が起こること自体、だれも予測はしていなかったはずです。事件が起きてから初めて占い師の言葉を思い出すわけです。結局、この 「大当たり」とされているエピソードも後付けの解釈で当てはめているにすぎません。それはつまり、占いが当たったことにはならないのではないでしょうか?

さてさて、占いに関しては「説明のつかない不思議なエピソードがあることも事実」などと言っていますが、説明のつかない不思議エピソードにいったい何の意味があるのでしょう?

不思議の謎を解き、その意味を理解して初めて、件の占い師の「気を付けて」という言葉も意義あるものとなるのです。気をつけなければならないのはそこで起きた事件のことではなく、他に何かあるはずなのです。

たいていの人は、「大事件の5分前に通り過ぎた」なんていうエピソードに驚き、占いの当たり外れにとらわれるばかりで、その意味を考えようとはしません。重要なことは、そこに秘められた意味なのです。

後付けでもいい。それが当たっていると思ったのなら、必ずそこに重要な意味があるはずです。不思議を不思議のまま終わらせるのではなく、その先にある真実に目を向けること。そのためのヒントが占いなのです。

そう考えれば、占いはもっと有意義なものとなるでしょう。「だから何?」で終わらせないでくださいね。