APC 作品アーカイブ

モデリングサークルAPC会員製作の、
模型、イラスト等を、会員別に蓄積してゆきますYO!

「RX-78-2 ガンダム」

2023年02月09日 | カシメルマン

「機動戦士ガンダム」より 1/144 バンダイ エコプラ

“モビルスーツ”と云う名の、それまでのロボットアニメからぐっと現実感の増した
キャラクターに、自分達は“マジンガーZ”や“ゲッターロボ”とは違う、
云わば現実の戦車や戦闘機に近い兵器としての捉え方を覚えるようになったのでした。
パイロットは頭部に乗るのではなく胴体の真ん中辺り、というのもその要素の一つで、
“ロボット”と云うより“パワードスーツが巨大化した進化系”というような感覚となり、
もはや「宇宙人を迎え撃つ正義の味方」ではなく「宇宙戦争の一兵器」となった瞬間でした。
当然戦闘機等の兵器感覚なので「RX-78」等の形式名や注意書きといった
表面マーキングをする楽しみも加わってきます。

本作品は市販のキットではなく「エコプラ」という形式のプラモに馴染む為の
イベント等で配られる、つまりは無料で入手したキットです。
各部のディテールはややオミット感がありますがスタイルは良好。
制限されていた可動範囲を改造で拡大し、本来では無理なポーズを再現しています。
マニュピュレータは両手共“拳”でしたがリアルな形に改造。
更に表面の詳細な形をプラ版で追加し市販のキットに比べて殺風景な部分を補いました。







元々エコプラは捨てられたランナー部の再利用で色成形でなく
焦げ茶色の単色成形なので当然塗装も施しています。
マーキングは主に「ガンダムデカール」使用。
台座はタミヤのプラボートと木製デコパージュの組み合わせで作ったものです。

                        @APCカシメルマン

「ジェットブルドーザー(ファイヤーフライ)」

2022年10月27日 | カシメルマン

ジェットブルドーザー 「サンダーバード(1966)」より NON イマイ

物心ついた頃にテレビでやってた番組「サンダーバード」は
自分のその後の“プラモ好き人生”の原点となりました。
巨大な輸送機サンダーバード2号によって現地に運ばれ
救助活動をするメカの中で一番好きだった“ジェットブルドーザー”。
当時はこのイマイ製の「サンダーバードブルドーザー」を何回も買って遊んだ記憶です。







当作品はなんとなく形に狂いのあるこの当時モノのキットを
プラ板やパテ等、現在のマテリアルで改造し、出来るだけ画面に登場する
メカの形に肉薄させようという企画で作りました。
結果、ベースに車体パーツは使っているものの
切ったり削ったりでオリジナル面はほぼ無くなってしまい、
加えて多量の自作部品によりそのキット自体の面影は無くなってしまいました。

ジェットブルドーザーの活躍シーンの雰囲気を出すべく、
多量の残骸が散らばった現場の地面を作り、ドーザーブレードで
それらを片付けているようすのヴィネットとしました。



                        @APCカシメルマン

「BRDM‐2装甲車」

2022年07月21日 | カシメルマン

(Russian NBC[LATE})  1/35 トランペッター

旧ソビエト製の偵察戦闘車です。
フロントにエンジンを搭載した「BRDM‐1」をベースに
リアにエンジンを積み替え、有効になったスペースを活かして
旋回銃座を搭載した車輌で、BRDM‐1と同じく水上走行も可能。
メインの車輪の間に更に4つの展開式補助輪を持ち、軟弱地では
計8輪のタイヤに荷重を分散させて走破能力を高めています。
正式採用は1963年。ロシアの他多数の国で採用され現在でも使用されている。







水陸両用車特有の船のような形(艇体形)で排気管が上方にあり、
前方には波切板が付いています。国連仕様のカラーに仕上げました。
尚、フィギュアは当キットには含まれておらず、別売りのものを使って
組み合わせました。また展開式補助輪を下ろした状態に倣って
ディスプレイ台の地面は悪路としてあります。

天井板を外してキャビン内を見ることも可能。
運転席等の座席や旋回銃座の造りを楽しめます。
キット内容ではオミットされていたペリスコープの覗き口や、
通信機器等の詳細部品は自作追加しました。
水上走行用のスクリューの蓋はこの場合閉じているのが正解ですが
折角なので覗けるようにあえて開けた状態としました。



                        @APCカシメルマン

「Mig-31 ファイヤーフォックス」

2022年03月05日 | カシメルマン

「ファイヤーフォックス(1982)」より 1/144 エイチエムエー

冷戦時代、ソビエト連邦が極秘裏に開発した新鋭機は最高速度マッハ6という
極超音速戦闘機だった! …情報を掴んだアメリカはミグ戦闘機を熟知した
退役軍人ガント少佐をソビエトへ送り込み、その試作機を盗み出そうと企む。
…自分もそんな内容の近未来SF作品に興奮した世代です。

映画公開から40年近く経った今になって、このモデルが作れるとは夢にも思いません。
かなり前からレジン製のガレージキットが大小のスケールで売られてはいましたが
何れも高価な製品ばかりで、やっとインジェクションキットとして比較的安価な
入手し易いキットが出てきたのは大変嬉しい事でした。
しかし販売数は多くないようでややレアな製品のようです。







ソビエトが作ったステルス超音速機、という設定であり、この有りそうで無さそうな近未来感。
強いて申せばスケールの割りにモールドが太く、また詳細な部分で映画本編とは少し乖離が
見受けられるものの、全体のフォルム特徴はよく捉えられていてよいキットです。

気が付いた乖離部をプラ板やパテ等で修正し、モールドもやや追加して製作しました。
機体外装色はかなり光を反射する、キラキラした印象だったので
メッキ感が強く出る特殊な塗料を使用してみました。
                        @APCカシメルマン

「乾いた大地」

2022年01月09日 | カシメルマン

「アイアン・ギアー級ウォーカーマシン」 1/1000  バンダイ

80年代のアニメ作品「戦闘メカ・ザブングル」に登場する、
地上をホバリング移動する要塞“ランドシップ”。
荒廃した未来の地球?では荒れた場所でも移動が容易な“ウォーカーマシン”
と呼ばれる歩行機械が主流になっていた。
中でもこのアイアン・ギアー級のランドシップは全長170mの
船体が変形して立ち上がり、全高130mの人型に形態を変え、
この世界では最強最大のウォーカーマシンとなる。

当作品はアイアン・ギアー級ランドシップがウォーカーマシンに
変形した状態を再現しています。足元にあるのは主役のメカ、“ザブングル”。
キットは番組放映当時にバンダイから発売になったもので、
主に足の延長や手首の追加工作などを加えてより設定に近い形に改造しています。


尚、表題のワードは番組のエンディング曲名。
個人的に自分はこの曲が大好きでした。
                         @APCカシメルマン