兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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口腔内アレルギー症候群

2022年03月17日 | 病気


スギ花粉の飛散量がぐっと増えてきました。

ヒノキも飛び始めたようです。

4月は花粉症が最盛期にあたる時期です。まだまだ飛散量が増えると思うと気が重いですね。

花粉症を患っている方の中で、特定の果物や野菜を生で食べると口の中がピリピリしたり、イガイガするといったことはありませんか。

こうした症状は「口腔内アレルギー症候群」によって起こります。ちなみに口腔内アレルギー症候群の症状は口腔内だけで起こるとは限らないので、「花粉・食物アレルギー症候群」とも呼ばれています。

 

口腔内アレルギーと花粉症は非常に密接な関係があります。これは、特定の果物や野菜に含まれるたんぱく質には花粉症に関する植物の花粉のたんぱく質とよく似た構造をもつものが存在するためです。

 

一例をあげると、スギやヒノキの花粉症の方はトマトに

シラカバの花粉症の方は りんごや桃、キウイといった果物にアレルギー反応が起こることがあります。

 

 

口腔内アレルギー症候群は症状が出ても、軽症のことがほとんどです。しかし、アナフィラキシーショックという命に係わる重篤な症状を引き起こす可能性も否定できません。

 

花粉症の方や果物や野菜のアレルギー反応に心当たりががある方は、医療機関で検査を受けることができます。

現在のところはアレルギー反応を示す食材を知り、それを摂取しないこと。あるいはそうした食材を摂取するときは、加熱したものを食べることが予防法となります。

 

今日も花粉飛びそうです。つるつる素材のお洋服でマスクしっかりしてお出かけください。

 


 


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