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踏まれた足を退けることが出来るまで
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魅せられた発表会

2016-12-04 22:41:52 | 日記

芸術の秋から あれこれ舞台での お披露目が 立て続きだが 今日は二胡演奏を楽しませていただいた

オープニング は 舞台に勢ぞろいした生徒さんによる 合奏

曲目の ≪スケーターワルツ≫ は ともかくとして 魅かれたのは プロの楽団かと勘違いしそうな衣装だった

和服と違い 二胡の本場のチャイナドレスは 袖ひとつとっても 有ったり無かったり ラッパのように広がっていたり 筒状だったりと さまざまなはずだが 今日のみなさんは 色違いではあるが同じデザインのチャイナドレスを纏っている

プログラムには 個人の発表の何曲ごとかに合奏が組まれていて その都度の奏者が お揃いのドレスで登場して圧巻な舞台演奏をご披露
そして ソロの演奏では それぞれに個性的なチーパオに着替えての演奏を聞かせてくれて 電車を乗り継ぎ二時間近くかけても 行った甲斐があるというもの


数日前に 二胡の周囲を整頓していたら いま使っている二胡の保証書が出てきて懐かしくなり 製作者をネットで検索したら 偶然に ≪沈琳≫  が ヒット

沈琳さんと言えば忘れもしない 私にとって二胡の恩人である

私が 質の良い二胡を求めたいということが どこでどう伝わったのか 分からないのだけれど
お会いしたこともない 今では名前も思い出せないかたから電話があり 良い二胡が手に入るチャンスがあるけれど いかがですか とのこと

あの頃は いまほど日本での知名度が高かったかどうかだが 沈琳さんが 一時 中国へ戻るのだけど その際に2本だけ二胡を持ち帰るので そのうちの1本を譲っていただけるということだった

そのときの私は 精神的に弱っていて 二胡のレッスンは中断し その後も続けるかどうかは分からなかったが 所持するだけでも価値があると思い その幸運をゲットしたのである

それから何日かが過ぎて 横浜の何かの施設の一室で 二胡を受け取りに 沈琳さんとお会いしたのが 最初で最後
生徒さんの人数は 今日ほどのことはなく 我が家まで出張もできるようなお話もあったような記憶もあるが そのときは続ける意思が固まらなくて それっきりになってしまった 

今日は舞台上でのお姿と一方的にお目にかかることができ あのころから少しフックラしたような気もしたが 愛くるしい日本語と お顔立ちは変わらず 
私とは おそらく親子に近い年齢差だと思われ フィナーレでのクリスマスソングメドレーを 舞台いっぱいの生徒さんと共に演奏なさる姿に 意味もなく胸がキューン 

どうか 今後も 益々のご活躍をと願って 陰ながら私も ご恩を忘れず レッスンに励むに心機一転の思いを得たのであった