宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
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るりとうわた色の 空の旅

2016-10-19 12:33:42 | 日記

福山へ 何度目になるかの旅 と言っても 今回は 所用のハタラキバチさんに便乗した広島行きである

17日は雨という予報と 夫の所用に伴った私の成すべき作業もあって しまなみ海道のサイクリングは諦めながらも カメラを携え 16日 午後の便で羽田を発った

誰だったか 空路でゴルフへ出かけたタレントさんが 雨の地上を離陸し 上昇した機体が上空の雲を抜けたとき 窓の外に広がった青い空を見て 既に雨はやみ晴天のもとでプレーできると思った 
・・・ 
という談話を聞いたことがあったけれど そう思い込んでしまうのも分かる気がする 
やはり雨こそ降ってはなかったが 予報での明日の雨を裏付けるかのように 雲の多い空に向かって飛び立ったジェット機は 上昇を続けるうちに いつしか るりとうわた色の空間にいた



この色に包まれるたび 私は 地球に生まれた不運を思う



日本一の富士山をも小さくしてしまう 宇宙



争うことを好む人間の国を離れたとき 小心者の私は 宇宙人になる 




予報通りに17日の朝から降っていた福山の雨は 午後になって上がり 私の用事も順調よく済んで 思いがけず自由となった午後から 尾道へ
残念ながら 観光案内所で フルーツ大福の 《はっさく屋》 は定休日と聞き それならば 今 話題のチョコレートへと発想は移り 案内所や 途中で触れ合った地元の誰からも 「自転車では大変ですよ」 との心配の声にもめげず自転車を漕ぎ めでたく売り切れ寸前のところで 数片のチョコレートを手にすることができた

この経緯は ともかく 
ハタラキバチさんの所用に関しては未完成のまま帰京した18日の空も やはり るりとうわたの色












この色に包まれる瞬間を求めて 私は空の旅に出るのかもしれない


るりとうわた とは 瑠璃唐綿と書く オキシペタラムの和名である

2001年の秋 今の家の玄関前に植える花を探し求めていたときに出会い その色に惹かれてから 我が家で咲かない年はない花となった

ジョークのようで
本気で 
私が神様の下に召されたときは 菊でなく 1輪でいいから オキシペタラムを添えて見送ってほしい と 家族に伝えてある


私が この世で 一番 好きな花
オキシペタラムと呼ばれる るりとうわたの花を空にかざせば その花弁は 空の色と同化してしまう色をしている