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日本歴史紀行

北海道偉人史 10 - 2 土方歳三 2


土方歳三 像
北海道函館市五稜郭町 五稜郭タワー

土方歳三、近藤勇、沖田総司ら、試衛館に集う剣士達は、上洛する将軍 徳川家茂の警護を主命とする浪士組に応募し、赴きました。

京では尊皇攘夷運動が盛んで、治安の悪い有り様から、幕府の親任の篤い会津藩主 松平容保が京都守護職に任じられ、治安警護が計られます。

土方は近藤勇と酒乱癖で組の規律を乱す芹沢鴨らを粛清して浪士組をまとめ上げ、やがて八月十八日の政変などでの活躍が認められ、京都守護職配下の新選組と名を改めて生涯の友である近藤勇が新選組局長として、土方は副長として辣腕を振るいました。

やがて新選組はある謀略を察知、薪商人に扮した古高俊太郎が攘夷派志士と結託していることを突き止め、土方が古高を拷問の末に自白させ、一橋慶喜(後の徳川慶喜)や京都守護の松平容保、さらに御所に放火して混乱の隙に孝明天皇拉致等を企てる計画を立てて潜伏する池田屋を襲撃、世に言う(池田屋事件)で長州、土佐藩出身の浪士ら多数を血祭りにあげ、新選組の名を京の町に知らしめました。

3に続きます




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