奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内


向こうに見える人影は法隆寺の僧の列で、この後、大講堂で法要をを行いました。

廻廊から中門の内側、向こうは南大門の方角。




廻廊の中から見た金堂と五重塔
廻廊が陽射しを和らげ、撮影に適しています。
廻廊は中門を基点にして左右に延び、四角に折れ曲がり向こう正面の大講堂に繋がります。
廻廊は中門を基点にして左右に延び、四角に折れ曲がり向こう正面の大講堂に繋がります。
そして西院の中心伽藍である金堂と五重塔を懐に優しく包み込みます。
法隆寺建立当時、廻廊は金堂、五重塔のみを囲む造りで、大講堂を囲んではいませんでしたが、平安時代の925年、延長3年に大講堂が火災に見舞われた後に大講堂をも守る様に包み込む形に改修されました。
内側は吹き晒しで柱がむき出しですが、丸みを帯びたエンタシスの柱の列が美しさを際立たせます。
外側には連子窓が取り付けられ、陽射しが優しく差し込みます。
一部が再建、改修されたといっても、1000年以上の歳月をかけて美しい形を今に残します。