日々雑感  ~ 青亀恵一

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オスはいらない ?

2008-10-09 08:05:44 | 雑学
オスはいらない ?




子どもを産むためには、オスとメスが必要というのは、
哺乳類では、ごく当然の摂理である。

原始的生物で、細胞分裂によって繁殖するものであるが、
一般に高等生物の繁殖は、オスとメスが必要である。

ところが、メス同士で、子どもを産ませることが出来るらしい。

東京農業大学では、メスのねずみ同士で子どもを産ませている。
メスとメスから子どもを産ませるという。

それは、メスの卵子とメスの卵子の遺伝子情報を使って産ませるという。

そのねずみの名は、二母性マウス「KAGUYA」

原理は、こうだ。

一匹のねずみのメスの卵子に精子と同じ遺伝子情報を持たせる。
卵子を精子化したことになる。

精子と卵子の染色体の中の遺伝子の構成はまったく一緒。
しかし、遺伝子の発現を特別ものにする仕組みがある。

それは、マーキングと呼ばれる部分。

生まれたばかりで、まだマーキングがないメスねずみの卵子に
精子のマーキングを人為的に施す。

これが卵子の精子化である。

この卵子を成熟したメスの卵子に入れる。

そして、その卵子と通常のメスの卵子を代理母のねずみに移植する。

そうすると、二母性マウス「KAGUYA」が生まれる。

ただ、オスとオスでは、子どもは出来ない。

研究目的は、精子と卵子の全機能を解明すること。
そして、さらには、不妊治療などにいかすことらしい。


驚きの情報である。

それと同時に、そら恐ろしさも感じた。
クローン研究も同様のことを感じる。


生命科学の研究は、その実験を通して、その摂理を研究し、
それを人類の繁栄に生かすものであるが、
ひとつ道を踏み外すと、
また、特殊な悪意を持ったものにその力に渡った場合を思うと、
手放しでは喜べない。

厳密なる研究資料の管理を望みたいものである。


PS
つき詰めると、
「オスはいらない」時が来るのではないか
と、同類としての哀れさを・・・・・・・


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