教師の夏休み
夏休みには、夏期研修に出かける先生も多い。
以前のブログで、自費で夏期研修に行く小学校の先生に触れたが、
実質の研修をする先生と名目上の研修をする先生に分かれるようだ。
公立学校の先生は、公務員であるので、
規則に従った通常勤務が求められる。
部活を担当している先生は、その多くをそれに当てることも多いだろう。
しかし、研修という名目で長期休みを取る先生もいる。
有給休暇ではない。
学校に行かなくても勤務とみなされるシステムがある。
「職員専念義務を免除する研修」
通称「職専免研修」という。
校長の承認を得れば、
学校外での研修という形で勤務とみなされるものだ。
当然、研修ということなので計画書と報告書の提出は義務付けられている。
校長の承認を得れば、どんなことでもよいらしい。
しかし、実態は、有給休暇を使わない夏休み的扱いであるようだ。
兵庫県宝塚市のオンブズマンが、
教員の研修に関する情報公開を求めたところ、
「これが研修 ?」というものが、続々出てきた。
夏期研修報告書の事例を挙げると
■ 児童の健康診断記録を棒グラフにまとめた1枚の報告書に18日間の研修期間
■ 掛け算のマス目作成に4日間の研修期間
■ 組み体操の指導案作成に3人の先生が同じ報告書を提出
それぞれ10日、11日、18日間の研修期間
また現役教師の告白では、
■ 歩いて健康についての研修で、3日間の研修期間。
自宅回りを歩く。 報告書なし。
◆ 2003年、東京都、自宅研修と偽って、台湾旅行に行った中学教師が2名戒告処分。
◆ 2003年、東京都、休館日に図書館で研修したと報告した教師44人の高校教師に気猶予返還要求。
この「職専免研修」=有給休暇=夏休み
という感覚があるようだ。
大概は、「夏休み」をとっているというのが教師の本音らしい。
広島県では、2001年には、2万2121件あった「職専免研修」が、
承認を厳しくすると、2002年には、1093件になった。
実に95%も減ってしまった。
これをどう読むか ?
推して知るべしである。
しっかり研修している人もいる。
そのような人に対しても、
この「職専免研修」の不正利用は、失礼である。
正式に先生に夏休みを一定期間認めるシステムを作ったらどうだろう。
学校の先生は、日ごろは忙しく、
サービス残業をしている人も少なくない。
日曜日もつぶして、生徒のために尽くしている先生もいる。
そのような社会状況を踏まえれば、
「教師の夏休み」は、社会的に認められるではないだろうか。
定年前に疲れて退職する教師が増えていると聞いている。
新たなリフレッシュした形で
子どもの教育に取り組んでいただくためにも、
教師にも夏休みを認めて、
共に夏休みの間のことを語り合うというようなことも
あっていいのではないかと思うが・・・
先生には、システムを運用して、
後ろめたい気持で夏休みをとることなど
して欲しくはない。
夏休みには、夏期研修に出かける先生も多い。
以前のブログで、自費で夏期研修に行く小学校の先生に触れたが、
実質の研修をする先生と名目上の研修をする先生に分かれるようだ。
公立学校の先生は、公務員であるので、
規則に従った通常勤務が求められる。
部活を担当している先生は、その多くをそれに当てることも多いだろう。
しかし、研修という名目で長期休みを取る先生もいる。
有給休暇ではない。
学校に行かなくても勤務とみなされるシステムがある。
「職員専念義務を免除する研修」
通称「職専免研修」という。
校長の承認を得れば、
学校外での研修という形で勤務とみなされるものだ。
当然、研修ということなので計画書と報告書の提出は義務付けられている。
校長の承認を得れば、どんなことでもよいらしい。
しかし、実態は、有給休暇を使わない夏休み的扱いであるようだ。
兵庫県宝塚市のオンブズマンが、
教員の研修に関する情報公開を求めたところ、
「これが研修 ?」というものが、続々出てきた。
夏期研修報告書の事例を挙げると
■ 児童の健康診断記録を棒グラフにまとめた1枚の報告書に18日間の研修期間
■ 掛け算のマス目作成に4日間の研修期間
■ 組み体操の指導案作成に3人の先生が同じ報告書を提出
それぞれ10日、11日、18日間の研修期間
また現役教師の告白では、
■ 歩いて健康についての研修で、3日間の研修期間。
自宅回りを歩く。 報告書なし。
◆ 2003年、東京都、自宅研修と偽って、台湾旅行に行った中学教師が2名戒告処分。
◆ 2003年、東京都、休館日に図書館で研修したと報告した教師44人の高校教師に気猶予返還要求。
この「職専免研修」=有給休暇=夏休み
という感覚があるようだ。
大概は、「夏休み」をとっているというのが教師の本音らしい。
広島県では、2001年には、2万2121件あった「職専免研修」が、
承認を厳しくすると、2002年には、1093件になった。
実に95%も減ってしまった。
これをどう読むか ?
推して知るべしである。
しっかり研修している人もいる。
そのような人に対しても、
この「職専免研修」の不正利用は、失礼である。
正式に先生に夏休みを一定期間認めるシステムを作ったらどうだろう。
学校の先生は、日ごろは忙しく、
サービス残業をしている人も少なくない。
日曜日もつぶして、生徒のために尽くしている先生もいる。
そのような社会状況を踏まえれば、
「教師の夏休み」は、社会的に認められるではないだろうか。
定年前に疲れて退職する教師が増えていると聞いている。
新たなリフレッシュした形で
子どもの教育に取り組んでいただくためにも、
教師にも夏休みを認めて、
共に夏休みの間のことを語り合うというようなことも
あっていいのではないかと思うが・・・
先生には、システムを運用して、
後ろめたい気持で夏休みをとることなど
して欲しくはない。