日々雑感  ~ 青亀恵一

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縁は異なもの味なもの

2006-05-18 08:47:39 | 北栄町
昨日、本町(北栄町)議会に、筑前町の議会広報委員会の皆さんが、視察研修に来られた。
視察研修といえば、通例は、県や全国の議会だよりコンクールで、
優秀な成績を得られたところへ教えを乞いに伺うものであるが、
今回の場合は違う。

ブログの開設と検索を通して、ひょんなことから、
筑前町の議会広報委員会の笠委員長と知り合いになり、
視察研修に近県の某町を視察研修された折に、
足を伸ばされたものである。
小さな縁が大きな成果を産んだというところでしょうか。

たいへんうれしくお迎えできたが、
この研修・意見交換が、
わざわざ来られた筑前町の議会広報委員会の皆さんにとって、
少しは役立つものであれば、幸いであります。
当方としても、有意義な研修をさせていただいた。

議会広報のこと、議員のこと、議会のことなど・・・
いろいろと意見交換させていただいた。

異なる地域の人との意見交換は、
その背景が異なるだけに、新たな発見がある。
当たり前だと思っていたことが、
視点を変えれば、他の当たり前もあるということだ。

特に興味深かったのは、
一般質問の質問と答弁を、質問者に要約していただくということだ。
誤字・脱字・言い回し間違い、質疑と答弁の食い違いなどがあっても、
まちがいが明らかなもの、公序良俗に反しない限り、
そのまま掲載したということである。

その議会だよりの発行責任は、畢竟、
議会の代表者である議長であるが、
広報委員も当然、編集責任を負う。
そして、この場合は、
各議員も、その要約記事のすべての責任を負う事になる。
必然的に、誤字・脱字・言い回し間違い、質疑と答弁の食い違いなどがあれば、町民から指摘される。
質問議員は、より真剣に取り組むようになったということだ。
議会だよりという文書で、ずっーと各家庭や公文書としても残るから、うかつではいられない。
これも見方を変えれば、良い効果である。

広報委員からすれば、広報編集委員の名が出ることを考えれば、
誤字・脱字・言い回し間違い、質疑と答弁の食い違いなどを直したいと考える。
「なんですか、広報委員は。
こんな誤字・脱字・言い回しの食い違いに気がつかないのですか」
と言われはしないかと、まず頭に浮かぶ。

だから、そのようなことを言われまいとして、訂正する。
その背景は、わが身を守るため。
この考え方の時点で、目的から少しずつ、ずれてくる。

議会だよりは、議員一人ひとりの判断を表すものでもあるということ。
取り繕って、きれいに整形して出さなくてもいい場合があるということ。
視点を変えれば、ひとつが正解ということはない場合も多いのではないか。
新たな発見でもある。

コンクールがあると、どうしてもそれを意識してしまう。
例えば、コンクールの評価では、
こういう表現は、こう評価される。
そういう表現は、そう評価される。
ということも考えるが、
目的はコンクールで評価を得るためではない。
いいものを作れば、良い評価をされると言われることも道理であるが、
そればかりでもないという視点も必要と考える。

議会だよりは、目的ではない。
手段である。
目的は、住民に議会の情報を開示する。
議会のそして議員の意志を明確に表す。
そして、その反応として住民の意見を受け止め、
反映させるということであると考えている。

常にその目的に合うように、研鑽し、努力したい。
そのようなことを改めて再認識した一日であった。

筑前町HP

http://www.town.chikuzen.fukuoka.jp/

笠委員長ブログ

http://blog.goo.ne.jp/kasa_1949

笠委員長HP

http://www13.ocn.ne.jp/~kasa/

PS
笠委員長の本音ズバリ発言は、
日ごろの議員活動の成果に裏打ちされたもので、
ナマケモノの私には、新たな刺激となった。


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