日本人は、幕末から明治初期、福沢諭吉を中心に
ヨーロッパの書物を翻訳し、知識教養を皆に広めようと
努力していました。
逆に欧米では、知識人だけ知識を独占する考えが主流だったため
一般人まで知識教養が広まらなかったと言われています。
日本は、平等思想が主流でしたのでそのような考えはなかった
ので、当時のイギリスより日本の方が識字率が高かったようですね。
謙虚であり誠実だった日本人に「学ぶ」ということに壁がなかったのでしょう。
つまり、
当時の日本人は、「教える力」 「学ぶ力」は欧米を上まっていたのだと思います。
しかし、
謙虚さ誠実さがあまりにあまって
人の言った通りにするといった欠点も持ち合わせていたのではないかと
感じます。
つまり、考える力が養われないということです。
「教え」「学ぶ」ことで知性が磨かれます。
しかし、未来を創るのは「考える力」です。
経済、デフレ、インフレ、温暖化、戦争、パンデミックなどなど
学ぶことは結構なことですが、世間が言っているようなことを
真に受けず、そこから得た知識を生かして考える事が大事な
のではないかと、この頃特に感じます。
昔から言われていることですが
事実と真実は違います。
SNS時代、事実と真実がごっちゃになって情報として
溢れています。
以前よりしっかりと考えなければならない
時代になったような気がします。