みっかぼうず。

ものぐさ&ぐ~たら三日坊主の、ドラマ・映画・本のオボエガキ&おりおりの記録。

ドラフトを見て。

2007-10-04 07:46:25 | 日常あれこれ
野球には全く興味がないが、高校生ドラフトのニュースは気になった。
かつては大きい子たちだった高校球児は、いまや子どもと同年輩。
今年のドラフト対象は、コナンと同じ歳の子たちだ。

去年は、楽天に指名された田中くんが印象的だった。
何かと話題になっているというだけで、漠然と
あまり好印象ではなかったけれど、記者会見でそれが変わった。
人気選手が実力最下位の球団からの指名で
クサってもおかしくないのに、「指名されて嬉しい、がんばる。」
ああ、この子は本当に野球をやりたいんだと思った。
その後の活躍はすばらしい。
去年の今頃はまだ高校生だったのに、と思うと
人の子ながら、なんともいえない気分になる。

今年は、仙台育英の佐藤くん。
昨日初めて名前も顔も知ったのだけど
「親孝行、家族孝行をしたい。」という言葉にやられた。
特別強いチームでなくても、運動系に所属しているというのは
本人のみならず、家族にとってもけっこうな大変なのだ。
(クイールが小学校時のサッカーは、楽しかったけれど大変だった。)
それが年齢が若ければ若いほど、見えないところで
思いがけないほどの負担を強いられる。
もちろん、何をやるにしてもそれはいえるのだけれど。

佐藤くんは、自分がやってきたことの本質がわかっていると思う。
野球をやってきたことが、自分にとって、家族という他者にとって
どんな意味を持ち、どんな影響を及ぼしてきたかを。
ドラフト一位指名は、自分の意志だけで得られたものではないことを。
自分が支えられ、自分も支えていることを、
彼はちゃんとわかっているのだ。
そんな彼を育んだ彼の家族は、なんてすごいんだろうと思う。

・・・これは自戒です。
私も誰かのためにやってるつもりだけど
私も誰かにやってもらってるんだと。
自分一人でやってなんかいけないって。

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