緊急事態宣言前日に生まれた
初孫に初めて会ってきた。
孫の父になった、元腕白小僧の
次男を含めて3人、
赤ちゃんを育てたはずなのに、
忘れていたことだらけだった。
熱いに近いような小さな身体、
すべすべピンクの肌、
自分のおならやくしゃみで
びっくりして目を覚ましたり。
もし、戻れるなら
子どもたちをもう一度育てたい。
今まであった、起きてほしくなかった
色々が今度は起きないように、
もう一度やり直せるならば。
ても、そうしたら、
この小さな孫は、
ここにいないかもしれない…。
孫と、その親である子どもたちが
せめてこれから、どうか幸せであってほしい。
彼らの幸せを手助けしたり、
見守ることができるなんて、
思っていない。
ただ、彼らの人生を損なう存在に、
ならなくてすみますように。