『愚痴』 ハ・ドンギュン １集

『愚痴』

なぜ　忘れろと言うの？
僕はそんな事これっぽちも思ってないのに
もしかして　彼女に会ったの？
あの人がもう忘れさそうとしているの？
僕の愚痴を聞いてよ
あの人を失って過ごす話　すべて・・・
ただの一日も漏らさず
お酒に頼ったまま耐える僕なのに・・・
どうして忘れろなんて言葉をかけるんだい？

探してよ　どうか　あの人を　どうか
死ぬ事も生きる事も出来ない僕のために
あの人が愚かな命より切実でも
手遅れになる前に　もう僕のところに
連れて来てよ

僕をバカだと罵らないでよ
なぜそうなんだと心配してると言ってよ
あの人を愛せるなら
胸に抱かれたまま眠る事が出来るなら
これ以上　忘れるなんて努力をしなくていいでしょう？

探してよ　どうか　あの人を　どうか
死ぬ事も生きる事も出来ない僕のために
あの人が愚かな命より切実でも
手遅れになる前に　もう僕のところに
連れて来てよ

 

そうさ出来るさ　いつも待ってるよ
あまりにも僕の全身が少しずつ固まるまで
いくつも愛して　別れて
僕にまた戻ってきても　恨まないよ

戻ってきてよ　どうか　僕のそばへ　どうか
君がいなくては一日も暮らせないんだ
僕が流した涙が君の足に触れた時　必ず
一歩でも早く　僕がいるところへ
来てよ