取り立てて何もないのだが

　とりあえず、更新してみる。

　昔、時代劇で「必殺シリーズ」なんで言う

今考えると珍奇なテレビシリーズがあった。

　本放送後も再三再放送していて、広い世代に愛されて

いるテレビシリーズ。それが「必殺シリーズ」。

　奴らは数々の殺しのテクを用いて悪党ドモを始末していく

のであるが、一番印象に残っているのが、三味線の弦で首を

絞めて敵を絶命至らしめる華麗な技を持つ中条きよし。いやぁ、

渋かったっスネ。

　その仲間で忍者の様なカンザシ職人が居た様に思う。

奴は江戸時代の職人の癖に80年代アイドルの様な髪型でバンダナ

を頭に巻いて、あからさまに周りの世界感と一線を画していた。

確か三田村邦彦が演じていたと思う。名前は秀（ひで）だったか？

基本なんでもありの時代劇なので80年代ヘヤーも無問題だが、秀の

殺しのテクニックが後ろからターゲットの後頭部と頚椎の境い目あた

りに自慢の手製カンザシをブスリと言った物でかなりエグかった。

　以前テレビを観ていたワシに強烈なインパクトを与えたこのシーン

は、その後ワシの中でトラウマとなってしまった。居酒屋で後ろに客

がいると後ろから焼き鳥の串で後頭部に攻撃を加えられそうで凄く気に

なったりしませんか？その串に食べ残しのネギや皮がついていたら嫌

だと思いませんか？頭に刺さった串を子供につかまれて夜店のリンゴ飴

の様に振り回されたら哀しすぎませんか？

　その後、すっかり何者に対しても背後を取らせなくなったワシを

見た外国人達は口々にこう言ったものだ、「You are SAMURAI」と…。

　すみません、ウソでした。反省します。ウソだけど…。