神奈川県川崎市のセレクトショップAmie(エイミー)の代表が綴る徒然日記です。

Amieの仕事のことや趣味、綿の栽培日記など多岐にわたり投稿しております。Instagram→amie_inc.2016

祖父の背中

2019-09-15 22:27:22 | 日記
こんばんは。今日は、いりこ出汁の讃岐うどんを食べました。塩分の効いたかけうどんの出汁が染みました。先日、ふと携帯電話の写真のフォルダを開くと、1年前の写真が表示されました。今は亡き祖父がまだ生きていた頃の写真でした。その時、どのような思いで携帯のカメラを向けたのか鮮明に覚えており、涙が出てきました。

実は、私が創業した時、祖父に反対されると思っていました。時に「はよ嫁に行けよ、結婚せえよ(早く嫁に行きなさい、結婚しなよ)」と言われたこともあり、喧嘩をしたこともあります。しかし、予想に反して会社を創ったことを面白がってくれ、応援してくれたのです。会いにいく度に「お茶は売れているのか」「香川県の〇〇を商品にするのはどうか」など会社のことを気にかけてくれました。

その祖父が小学生の時に、私の曽祖父(祖父の父)が勤務中の事故で両足を切断してしまいました。その後、祖父は長男として一生懸命働き、6人のきょうだいと曽祖父、曽祖母と共に力強く生きたと聞いています。戦争に行った話も聞きました。オシャレとは無縁で、贅沢もせず、いつも汗をかきながら働いている姿が焼き付いています。

2年前の夏、川崎に遊びき来た際、海ほたるでピノのアイスを3粒ずつ半分こしました。道の駅でソフトクリームも食べました。昔は甘いものを食べる印象がなかったのですが、「うんまいのう、うんまいのう(おいしい)」と頬張っていました。ピノが初めてだったかは定かではありませんが、この時代においても慎ましい生活をする祖父でした。

そんな祖父に時より無性に会いたくなり、どうしようもなく涙が出てきてしまうことがあります。正直なところ、携帯の写真フォルダを遡るとまだ胸が締め付けられます。しかし同時に、祖父が力強く生きたように、頑張らなければとも思うのです。

夏から秋にかけて季節が変わる頃、毎年祖父のこと、香川県のことを思い出し、懐かしむでしょう。今日は、お茶の勉強のために某場所へ行きました。
身内のことを書くのはいかがなものかと迷いましたが、記させていただきました。空を見上げながら、精一杯生きます。
コメント (1)
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