雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

ネット社会の怖さ。

2017-03-26 08:15:16 | 日記
 最近、こういうネットが発達していていろいろな情報があっという間に世の中に広まってしまいます。直接ネットを使っていなくても、いつ自分が標的になってネットで炎上するかわからない世の中です。情報が独り歩きし、瞬く間に全世界の人が知るところとなり、世の中から抹殺されてしまうのです。
たかだかネットじゃないかと思って軽はずみに発言したことが炎上してしまうのです。いろいろ見ていると、一昔ならば問題にならなかったことがネット上でどんどんいろんな人を巻き込んで小さな雪玉がおおきな雪崩を起こすような事象になっています。

 そもそも、ネットでは今まで世の中に情報を発することが出来なかった人たちが気軽に自分の意見や考えを述べたり、つぶやいたりできることが魅力でもあったわけです。もちろん、そういった中で特定の人を誹謗中傷したりするのは犯罪ですし、見逃すことは出来ません。けれども、そもそも人はいろんな考えを持つものですし、そういった考えもあるものだと許容することも大切です。もし、違う意見をもつのならば、自身が自分のブログやツイッターでつぶやけばいいわけで、人を攻撃することはよくないと思います。

 そうなればSNSなどは、自分の意見、考えを述べる人は減り、無難な事象ばかりで面白味のないものになっていきます。こういうことが続けば、これはある種の言論統制に近いものがありとても怖いことだと思います。

 日本は自由にものが言える国ではなかったのか…。

 少し前、新潟で、いじめ問題があり生徒に「菌」をつけて呼んだということが問題になり、ネット上では学校や先生の名前まで挙げられていました。

 こういうことは、非常に残念なことです。先生もいろんな想像力に欠けていた部分もあったのでしょうが、一昔前ならば、一部地域のことだったことが、全国ニュースになったり、ネットで大炎上する時代なのです。

 私的には、キンはヒカキンのキンだったという先生の主張を信じたいです。なぜならば、新潟出身の彼らは新潟では有名ですし、知っている小学1年生の子もヒカキンが大好きでYOUTUBEの虜になっているくらいです。大人の方がむしろそういう事情をよく理解していないのではないかと思っています。

 現場の先生は、キン=菌という想像力が働かず、新潟で大人気のヒカキンを思っていたということの方が私には容易に理解出来ます。生徒を菌呼ばわりする先生などいるはずがありません。そう思いたいです。先生が人気者にあやかってキンを付けたつもりだったということは容易に想像出来ます。知らないのは大人の方ではなかったのか。もちろん、いじめらた本人はヒカキンを知らなかったのでしょうし、親は知らない人の方が多いと思います。
先生はそこを少し見誤ったのでしょうね。

 もっと、いろんな想像力を働かせていればこういう問題に発展せずに済んだのではないかとも思うのです。私たちは、一方向からの情報の中だけで無責任にいろんな人を誹謗中傷してはいけないということを心していかなければと思います。

 余談ですが、ヒカキンは、同じ上越地区でスキーのジャンプの選手でした。ヒカキンが出たころ、誰?と思ったらその子でした。

 

 

 

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿