日付は変わってしまいましたが、11月11日はポッキーの日。
みなさーんお食べになられましたかー?(私はおやつに食べましたー♪)
それと同時に。
11月11日はキングダムハーツ最新作『KH メロディ オブ メモリー』とキングダムハーツⅢのサウンドトラックの発売日でもありました。
ですが私はまだどちらも購入していません★
来週始めに仕事の最大の山場が控えているので、それまで自粛するためです。
私の性格上、手元に置いてしまったが最後、絶対プレイして止まらなくなってしまうので(苦笑)。
なので今回は発売記念として、“ちょこっと”レベルですが以前から抱いていた考察を述べさせていただきます。
この考察は内容的にKHシリーズのどこで述べるべきか迷っていました。
ですが今回発売された『KH メロディ オブ メモリー』はこれまでのシリーズのおさらいといった内容なので丁度いいタイミングと思ったんです。
その考察とはタイトルロゴについて。
これまで十余年も続いてきたこのキングダムハーツシリーズ。
作品が出るたびにそのタイトルロゴは色合いを変えてきました。
ですが。
何気に【Kingdom Hearts】のタイトルデザインも作品ごとに「ある変化」が生じているんですよね。
それはというと。
両端の「K」と「S」の文字の末端が伸びていること。
上に掲載している画像にある通り、最初の頃は「K」も「S」も普通の表記でした。
ですが、シリーズが増えるにしたがって「K」と「S」のデザインが変わっている時があるんですよね。
例えば、ナンバリングタイトル二作目の『KH Ⅱ』はこれ。
ね?『Ⅰ』と比べて「K」と「S」の末端が伸びているでしょ?
で、非ナンバリングタイトルであり『Ⅱ』の後に発売された『KH 358/2days』のタイトルはこれ。
めっちゃ伸びとる。
ちなみに同じく非ナンバリングタイトルである『KH バース バイ スリープ』はこれ以上に伸びています。もうお互いがくっつく寸前までに。
ほらね☆
これだけ見ると非ナンバリングタイトルだけ伸びているのではと思われるかもしれませんが、他の非ナンバリングタイトルはそれほど伸びていないんですよ。
例えば。
この『KH コーデッド』(写真はリメイク版の『リ:コーデッド』のものですが)や、写真は割合しますが『KH ドリーム ドロップ ディスタンス』は『KH Ⅱ』と同じくらいの長さです。
これらの「K」と「S」の形の変化に、もし法則があったとしたら―――
これはもしかして。
ソラとカイリの“遠さ”を表しているのでは。
「K」と「S」両端の長さが短い場合はソラとカイリがすぐ近くに。
逆に、両端の長さがあるほどソラとカイリの距離が離れていることを表しているのではないのでしょうか。
現に『KH Ⅰ』ではソラとカイリは「心はずっと一緒」でした。
『KH Ⅱ』では終盤までずっと離れた世界にお互いがいましたが、最後にはようやく一緒に。
そして『KH 358/2days』では世界の違いは勿論ですが、ソラは「あの状態」だったのに加えカイリもソラの記憶が不確かだったという。
一番長さのある『KH バース バイ スリープ』はというと、世界の違いどころかお互いがまだ出会ってさえいなかったのですから。
こう考えてみると大体の作品がこの仮説に当て嵌まるんですよ。
案の定、最新作『KH メロディ オブ メモリー』は私の予想通り両端がとても長く伸びたデザインになっていましたし。
私がこの考えに至った理由もちゃんと作品内にあります。
それは全ての始まりである『KH Ⅰ』のこのシーンに。
最適なスクリーンショットはちょっと撮れなかったのですが、最終的にはソラとカイリがお互いに手を伸ばすことになるこの画。
両端が伸びているタイトルロゴとデザインが重なりませんか?
そう捉えた場合、これらタイトルロゴのデザインはソラとカイリが離れているほどお互いが手を伸ばしあっている様を示唆しているのでは。
それを考えると―――
『Kingdom Hearts』という作品はソラとカイリが結ばれるまでの物語と言えるのかもしれません。
現に。
『Kingdom Hearts』の両端の文字「K」と「S」は「カイリ」と「ソラ」のアルファベットの頭文字ですから。
攻略本「アルティマニア」にてノムテツさんは仰っておられました。
タイトル名を決める時、【キングダムハート】では語呂が悪い為【キングダムハーツ】にした、と。
ノムテツさんの場合、そういうさり気ない動機にとんでもなく重要な伏線を仕込んでいたりするんですよ。
少なくとも私にとってノムテツさんはそういう方です。
デザインからストーリーを紡ぐことができる。
それが「ディレクター:野村哲也氏」の最大の武器なのですから。