あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第119話感想

2015-06-19 22:50:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2015年26号掲載。
 掲載順第4位
 第119話 【十傑との距離】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 えりなの正面に座っているのが現在の第一席か?と話す創真と恵。

 というわけで。

初っ端から、前回私が立てた予想は無残に砕け散りました

 

 かくして、えりな以外の十傑の名前と席次と学年が一気に紹介。

 第一席・・・『司 瑛士』
 第二席・・・『小林 竜胆』
 第三席・・・『女木島 冬輔』
 第四席・・・『茜ヶ久保 もも』
 第五席・・・『斎藤 綜明』
 第六席・・・『紀ノ国 寧々』
 第七席・・・『一色 慧』
 第八席・・・『久我 照紀』
 第九席・・・『叡山 枝津也』

 以上9名が、上級生十傑陣。

 第五席から上の5名が三年生、以下4名が二年生と、はっきりと学年と席次の区分がついてました。
 それと、なに気に十傑って一席が男性で二席が女性のパターンが多いよね☆(水原や乾も二席だし、角崎や木久知だって)

 そんな第二席の小林竜胆。
 竜の胆って・・・女の子なのに凄い字をあてたなあ・・・(汗)。
 と思ってたら、実際リンドウの花って漢字で書くとこの字なのね☆なんとまあ。
 ちなみにリンドウの花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」。
 ・・・。(-_- |||)スッゲイヤナヨカン


 そして一番注目すべき第一席の司はどんな人物だったかというと・・・。
 なんとも珍しい恵属性キャラ
 堂島先輩や四宮といったこれまでの一席とは全然違う、気弱なナーバスキャラでした。

 そんな司に対する創真とタクミの思考が、テレパシーで通じ合っているかの如しのシンクロ具合だったり。(やっぱこの二人はさり気に見てて楽しい♪)

 一人でどんどんネガティブ状態に入っていく司。
 ここで「白髪が増えたなって自分でも思うし・・・」と言っていたら大笑いしてやるところでした。(「ジャンプ+」でのカラー絵を見ながら)
 そんな司に謝る創真マジ良い子。


 そして前回から司以上に出しゃばっている久我は、創真を「幸平ちん」呼び★
 多分「ちゃん + くん = ちん」なのでしょうけども。
 でも私としては、吉野が郁魅らを呼ぶような「~っち」と呼んでくれた方が良かったな~。
 「幸平っち」。
 うん、可愛い。(←アホ)

 遠月学園に編入してはや半年になるものの、いまだに十傑という存在の重みを理解していない創真に呆れる久我。
 そんな久我にとんちんかんな事を言ってのけちゃう創真さん(笑)。
 そうだった。
 「大胆不敵さ」と「口の達者さ」だけでなく、「天然さ」も創真さんの最強武器の一つだったわ☆

 そんな天然創真とオーバーリアクションな久我のかけ合い。
 これは予想以上に面白い。
 十傑メンバーとのやり取りの中でも、かなりお気に入りの組み合わせになりそうな予感です♪ 


 ここで改めて説明される、『十傑』の“重み”。
 『十傑』は「単なる強者」ではなく、遠月学園が持つありとあらゆる権限や財力を手中に出来る存在とのこと。
 そして、そんな絶大な権力を与えられる『十傑』もまた、その権力に見合った“力”を持つ者達なのだと。

 ・・・ふーん。(ノーリアクション)


 司が語る「力の差」を聞いても尚、闘志を変えない一年生陣。
 そんな彼らへの一色先輩の眼差しが意味深げ。
 十傑の中で、私が良い意味で“異色”を感じている人物なだけに、その胸中が気になるところです。

 そんな上級生陣のまとめとして、久我は創真らを本気で眼中にないからと「雑魚」発言。(-"-)
 
でも、料理で何か一つでも自分に勝っていたら食戟を受けてやってもいい、とも発言。
 あ~~~これは全ての意味で迂闊な発言をしちゃいましたね。
 ここは是が非でも、自分の発言を後悔させてやらなければ。(ドS顔)


 そしてお開きに。
 え?もう?
 「話が弾んだ」なんて久我は言ってますが、ほとんどキミしか話してないから。
 っていうか、
 三年生陣は司以外一言も喋ってないし。



 そんなわけで、帰路に就く創真と恵ですが・・・

 !?

 創真いつの間に免許を!?
 そしてバイクを!?

 これは伏線回収ですか?
 第6話冒頭で「自転車買おう」と決心してたことへの!
 そして第95話扉絵の!!
 あの扉絵は個人的にとてもお気に入りだったので、こうしてまた目にできる機会が出来て嬉しい♪

 ちなみにバイクに関しては知識も興味も皆無な栗うさぎ。
 でも、創真が購入したバイクがどういうものか知りたくて、「ホ●ダ」のホームページにてちょこっとだけお勉強。(これも愛)
 へ~。「スー●ーカブ50」って燃費が凄く良いんですね☆
 これは確かに創真が選びそうな車種ですわ。

 そんなバイクに乗る創真と、自転車で並行している恵。
 普通に考えれば創真が恵のスピードに合わせてくれていると分かるでしょうが、恵がチャリでバイクに追いついているという軽いウルトラ発想に読者が至らないようにと、スピードメーターを描写してくれてるというこの保険ぷりったら(笑)。


 ああ言っていた久我ですが、そもそも勝っている部分を証明する土俵がありません。
 「紅葉狩り会」に参加する前は、創真が十傑に挑むことを、退学になったりしてしまうのではないかという心配から反対していた恵。
 だったにも関わらず、久我と勝負しようとする創真を止めようとしないばかりか、一緒に方法を考えてくれます。
 その理由は、「十傑外」というだけで創真を「雑魚」と見なした久我に反感を抱いたから。
 自分が見下されるのはいい。
 でも、創真が見下されるのは許せない。
 そこにあるのは、創真という料理人への確たる尊敬と信用。
 真っ直ぐに澄んだ眼差しで話すこの恵は、「秋の選抜」で黒木場と闘った時の彼女と通じるものがあります。
 全キャラクター中でもトップクラスで、戦う意思が低く弱気な恵。
 ですが、大切な人を侮辱する相手に対しては“強い”姿勢を見せる。
 こういう所が恵を「良い子だな~(^^)」と素直に思える点であり、彼女の魅力でもありますよね。 

 そんな恵を見遣る創真の表情がまた優しいこと!(><)
 「秋の選抜」の頃あたりから、恵を見る創真の眼差しが優しくなっているんですよね~。
 附田先生の巧みな構成として、当の恵は創真のそんな眼差しに気付いていない、という点がまた上手いなあ、と。
 もし恵がそんな創真を正面から目にしちゃったら、下手すりゃ失神しちゃうでしょうから♪(←)
 そして佐伯先生も巧みな描写として、創真の眼差しを故意にシンプルに描写しているのがこれまた上手いなあ、と。
 もし気合入れて描いちゃったら、恵どころか読者の心臓まで爆発させちゃうでしょうから♪(←←←)



 
そんな時、何気に出た話題。

 それは学園祭

 

 

ギラリ☆
(by創真&栗うさぎ)

  

 


 

 

 「紅葉狩り会」、超あっさり終わっちゃいました★
 十傑との絡みもほとんど無く★
 前回の予想がことごとく外れた。シクシク。
 我ながら面白い対戦図だと思ってたんだけどなあ~~~。


 今回の邂逅で、ハッキリとキャラクターが明かされたのは八席の久我照紀と一席の司瑛士のみ。
 二年生とはこれからまだ長く付き合えるけど、三年生はあと数ヶ月程で卒業しちゃうこともありますし、これからの絡みが気になるところ。
 とりあえず小林竜胆は創真に興味を持ったようだけど・・・。(ハラハラ・・・)

 あくまで漠然とした予想ですが、少なくとも三年生陣の中では、創真と関わりが深くなるのは司と小林になりそう。(実際これまでも創真は元・一席&二席と関わっているし)
 他の十傑が一年生陣の誰とどんな因縁を築いていくのかも気になるところです。

 ・・・ふと思ったんですが、現十傑の中で「親が元十傑」の人っていたりするんでしょうか?
 もしいたならば、その瞬間に創真との因縁確定☆になるんですがねえ~。
 個人的には司がそうであることに期待。



 そんな司はあれほどネガティブで内気な性格ながら、どうして競争社会の遠月学園でトップになったのか不思議なところ。
 今回の発言から察するに、どうやら自分から望んで第一席の座に就いたわけではなさそうですが・・・。
 それでも、そこはやはり第一席。
 料理人としての考えは非常に崇高そうです。
 そんな彼の崇高さを感じたのは、「短すぎる人生に対して・・・」のくだり。
 読み切り版の創真がラストに述べていたのと同じことを言わせたのは、かなり興味深く感じました。
 それもあって、創真も感銘を受けていたようですね。


 久我が述べていた「十傑の特典」。
 ハッキリ言って興味湧かず。
 いやまあ、ね。
 予算も情報(文献)も、そりゃ凄いと言えばそうなのでしょうが・・・。

 私こと栗うさぎは、“頂点”か“原点”かといえば、どちらかというと“原点”を重視している人間なんですよね。
 そんな私からしてみれば、料理人というものは自分の料理を食べてくれる相手がいてくれればそれで充分だと思っています。
 食材なんて、その場にある物だけでも工夫や手間で充分美味しいものは作れる。
 知らない事があるなら、知っている人から聞けばいい。
 調理道具なんて、包丁と七輪があればOK。(←ここら辺、創真の影響/笑)
 何でも出来る。何処へでも行けると謳われていますが・・・。
 結局は自分次第なのですから。

 
だから、「十傑の特典」というものは「十傑になれば何でも出来るし何処へでも行ける」というわけではなく、
 「十傑になると何でも出来やすくなるし、何処へでも行きやすくなる」
 と、私は解釈します。

 それはきっと創真もじゃないかな。

 元々『十傑』に入ることによる権威や利得なんてものよりも、十傑』という遠月学園での“頂点に立つことによって見える景色”を創真は求めているのですから。
 だから久我の発言よりも司の発言の方に、創真は深く感じ入ったのだと。
 「十傑になれば料理人としての歩みを大幅に早めることが出来る」。
 この点が、創真が『十傑』を目指す理由をまた一つ確かにさせたと思います。



 そしてそんな“特別さ”が、十傑が他の学生との食戟に応じない理由にもなっていたわけですか。
 “特別”だからこそ、十傑以外の生徒との実力差は歴然。
 相応の対価でもない限り、そんな“格下”相手と戦うことに意味など無い。
 ただ戦うなんて自分の格が落ちるだけ。
 一人一人の違いはあるでしょうが、十傑がおいそれと食戟を行わないのはそういった理由があった模様です。

 それは丁度、前々回「誰からの勝負でも喜んで受ける」と宣言した創真と相反するもの。

 創真は例えどんなに自分より実力が下であろう相手でも、真正面から受けて立つことでしょうね。
 「闘うことが無駄な相手なんていない」。
 きっと創真はそう考えているでしょうから。





 「紅葉狩り会」がすごくあっさり終わっちゃって、不完全燃焼・・・

 ・・・と思ってたらば☆

 

きたきたきたきたーーーーー!!

 


 学校モノの定番にしてお約束にして鉄板イベント!

 

その名は学・園・祭・!!!

 


 や~この漫画が学園モノだったということを忘れかけていたところにコレですよ。(←)
 暗に叡山との戦いでもあった「秋の選抜」に続いて、どうやら今度はこの学園祭が久我との勝負の舞台になる模様!!ワクワク!!

 ここはやはり模擬店による勝負になるでしょうけども、単に勝負と言っても売上とか販売数とかお客の満足度とか判定基準は色々ありそう。
 多分この学園祭は少なくとも久我に創真を眼中に入れさせるのを目的とした展開と思われますし、そこをどう折り合いを付けるのかが気になるところです。
 
 でも私としては、このイベントが十傑との勝負云々以前に、学生生活の一環として創真の良い思い出になってくれることを願っています。

 「料理人」としての創真も勿論大好きですが、創真には「学生」としての生活も大切にしてもらいたいので。(^^)
 やっぱり、ね。
 「学生」としての生活は今この時しかありませんから。
  


 それと「学園祭」というからには、来賓客も来るのでしょうかね、やはり。
 ここらで久し振りにすみれ通り商店街の人達や倉瀬ちゃんが再登場したりしても面白くなりそうなんですが。
 うん、やっぱり「学園祭」は色々と想像できて、予想がとっても楽しい♪


 



最新の画像もっと見る