あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第205話ちょこっと感想

2017-03-10 00:00:00 | 食戟のソーマ

 今週の『ゆらぎ荘』も『鬼滅の刃』も相変わらずの面白さでした♪
 ちなみに今回の『ゆらぎ荘』ですが・・・。

 「ラプラス」と聞いた時、ポ●モンの方を思い浮かべたのは絶対私だけではないと思いたい。

 幽奈の謎の一端が明かされましたが、かえって謎が深まった感じですね。
 悪い意味ではなく、より「謎」についての興味が深まったという意味で。
 なんにせよ、幽奈の謎にはゆらぎ荘という場所が大きな鍵になっているのは間違いないことでしょう。
 「地縛霊」ということでゆらぎ荘と幽奈の因果関係は初期から説明されていましたが、その因果関係は一般的なものとは違うという事もこれまでの展開の中で描かれていましたし。
 ゆらぎ荘の関係者といえば仲居さんですけども、謎の解明にはきっと仲居さん一人だけではなく、霊能関係者である狭霧や呑子など、現在のゆらぎ荘の住人達がそれぞれ関わってくることになるのでしょうね。
 勿論、コガラシも。

 それにしても、この作品はラブコメによくありがちなストレス要素を凄く丁寧かつ誠実に処理してくれているのがやはり見事。
 連載開始時に設定された、「幽奈を成仏させればコガラシの下宿代はタダになる」という、コガラシと幽奈の関係性の切っ掛け。
 大抵のラブコメはこういった主人公とヒロインの間に設けられている「都合」を色々な作劇上におけるトラブルの理由付けとして使い回し続けがちなのですが、この作品は割と早い段階で、しかも大変気持ちの良い形で解消させましたね。
 しかも、それを解決させたのは当の主人公というのがまた昨今のラブコメとしては大変珍しい。
 自分の利得だけを考えるような人物ではないこと、幽奈の内心を汲み取ってくれる洞察力、「格好つけ」なんて言葉が本気で似合わないとてもさり気ない格好よさといった具合に、二重にも三重にもコガラシの人間的魅力が描かれていました。
 短いシーンの中にキャラクターの魅力を主張させるのはかなり難しい事だと思うんですよね。
 ですがそれを見事に実現しているあたり、この作品は作画力だけでなく構成力も相当にハイレベルです。
 なんにせよ、安定のコガラシの格好良さと幽奈の可愛さと二人の微笑ましさに大満足のデート回でした。(^^)



 でも今週のジャンプで一番印象に残ったのは、新連載の『Dr.STONE』だったりして。
 泣きながらご主人の足元から離れないワンちゃんがもうもうもう・・・!!!(><。。。)
 動物ネタに滅法弱い私。
 ワンちゃんの気持ちを思うと、胸が痛くて堪りませんでした。





 対して、『ソーマ』の方はというと―――
 特に述べたい感想は無し。


 ・・・まずいですね・・・。
 ここ最近どんどんこの作品に対する“熱”が落ち着いていくのをハッキリ実感してしまっています・・・。

 掲載順が遂に実質最下位になっても些かも驚かないぐらいに。

 う~ん、本当に落ち着いちゃったなあ、私・・・。(遠い目)



 前回予想した薊の反応は、②表面上は余裕ぶった態度なものの、後で爪噛み(勿論手袋の上から)でしたね。
 あの後手袋に穴が空くくらい噛みまくったことでしょう。(←)

 “命”の象徴を預けることでえりなへの信頼を示したり、堂島先輩の回想を介して創真の存在の尊さを示してくれたりなど、「良い話」にさせようとする作者側の意図は感じられるのですが・・・。
 どうもいま一つ心に届かないのですよね・・・。
 特に堂島先輩の創真に対する感謝は、なんでこのタイミングで?というツッコミが否めません。
 創真と城一郎がほとんど絡んでいないこの回でそれを描写したのが、前後の流れ的にあまり納得できないんですよね。(伏線の回収は丁寧でとても良かったのですが・・・)
 それだったら今回ではなく第199話付近で入れてくれた方が、城一郎の心情と相まってより印象的に読者に伝わったような気がします。
 それ故に【幸せの創造者】という大変素晴らしいサブタイも内容にいま一つ嵌っていなかったように思えました。残念です。



 とにかくここ最近の展開は、例えるならば
 大変上質な食材ばかりが揃っているのに、その良さを充分に引き出しきれていない調理をしてしまっている
 といったような状態なんですよね。
 キャラクターの魅力やこれまで張ってきた伏線など、もっと、もっともっと面白くなれる要素は沢山あるというのに、その要素を充分な「面白さ」へと発揮できていない。
 そんなもの凄く勿体無い状態に、今この作品は陥ってしまっていると個人的に感じています。

 次回からはいよいよ連帯食戟が始まるようですし、盛り返しを期待したいところですが・・・。





 さて、こんな感想で終わるのはあんまりなので、連帯食戟の対戦図をここで予想しておきましょうか。

 まず最初に、以前述べた予想を訂正させてもらいます。
 えりなの[神の舌]の禁止令が出されなかったということは・・・、これは竜胆先輩も連帯食戟に参加&その手腕が遂に明らかになることでしょう。
 [神の舌]と闘う以上、薊側も十傑総勢で挑んでくると思いますので。

 ちなみにここに至っても尚、一色先輩、久我、女木島冬輔ら元十傑は姿を現していませんが・・・。
 連帯食戟が始まってから、創真達のピンチに颯爽と登場!!なんてことはありませんよね???
 もしそんな展開が来たら失望です。少なくとも私は。
 此度の連帯食戟は「チームワーク」が勝利への大きな鍵。
 なのに彼らとの連携を一度も練習することなく、唐突に参戦してきて都合よく勝利!!なんてなったりしたら・・・。
 それこそ説得力もクソもない話に成り下がってしまいますよ?
 不安です。
 ここ最近のこの作品はそういうことを本気でやってしまいそうな可能性があるだけに、かなり本気で不安になってしまっています。
 どうかこんなくだらない不安が笑い話で終わってくれますように・・・。


 話を戻して、元十傑が創真達に協力してくれるという前提で予想を立ててみると・・・

 叡山 VS 恵
 紀ノ国寧々 VS 久我照紀
 斉藤綜明 VS 一色先輩
 茜ヶ久保もも VS 創真
 竜胆先輩 VS えりな
 司瑛士 VS タクミ

 って感じかな?

 もっとも、対戦順は順不同になるでしょうけどね。あくまで各十傑との最初の組み合わせということで。
 おまけに連帯食戟は相手チームが全滅するまで闘うというサドンデス形式なので、勝者同士による更にもつれた対戦となるでしょうし。
 そしてここに誰が誰のサポートに入るかという予想も加わるわけですが・・・。
 ・・・う~ん、なんとも考察甲斐があること♪


 この予想を立てた理由はというと
 まずは叡山VS恵
 因縁的には創真との再戦が最も自然ですけども、叡山が勝つ可能性が全くありませんので。
 私怨の復讐に囚われている今の叡山では、創真の相手など全く務まりません。
 創真も対等の勝負を望んでいますしね。勝負条件はもとより、精神的にも。(^^)

 次に紀ノ国寧々VS久我ですが・・・
 この予想は、ただなんとなくです。(おい)
 紀ノ国寧々は誰を討伐したかも料理ジャンルも不明ということで、予想が立てづらいんですよ。
 なので、今のところ一番腐れ縁が感じられる久我ということで☆

 そして斉藤綜明VS一色先輩
 この対戦図を立てた理由は、斉藤綜明は精進料理の使い手と私が予想しているためです。
 そして一色先輩は和食系の料理を得意としていると思うので。
 同系統同士、面白い勝負が繰り広げられそうだと思いません?
 連載初期だった第8話で一色先輩の実家は割烹料理関連ではと創真が予想していましたし、あの時の創真の勘を信じてみることにします。

 茜ヶ久保ももVS創真
 これはかなり可能性が高いと考えています!
 茜ヶ久保ももと創真は残党狩り(第155話)で既に面識がありますし、なんといっても。
 茜ヶ久保ももは郁魅を倒した相手ですから。
 哀しくもこの遠月革命編では出番がかなり少ないものの、郁魅も立派な[三大ヒロイン]の一人。
 ただでさえ創真は郁魅に商店街復興編や秋の選抜編等で色々とお世話になりましたし、ここらでいっちょ頑張ってもらわねば。
 それに。
 いつぞやのジャンプ本誌の佐伯先生の巻末コメントに、栗うさぎレーダーが反応したものでして☆

 でもって司瑛士VSタクミ
 これはハッキリ言ってあまりにも実力差が歴然な組み合わせではあるのですがね。
 ですが上記の茜ヶ久保ももの場合と同様に、彼が倒した相手はイサミ。
 ここで司と闘わないようでは、そんなのタクミじゃありません!!!
 これまで本編で、そして小説版第4弾を通してアルディーニ兄弟の絆を見てきた者として、この予想はちょっと譲れませんね。

 そして・・・。
 竜胆先輩VSえりな
 これは何といっても、竜胆先輩はえりなとはまた違った形の秀でた味覚を持っていると私が予測しているから。
 えりなが反逆陣の「御輿」ならば、竜胆先輩はセントラル陣の最大のダークホース。
 個人的には、司瑛士よりも強いのではと思っているぐらいです。
 明確な意思を掲げるえりなと、信念を感じさせない飄々とした姿勢の竜胆先輩。
 対照的な彼女らの勝負は、ひょっとしたら仮想創真とえりなの勝負と見ることも出来るのでは。
 そう考えると、俄然この対決の実現に期待が高まります。



 加えて、薊側にはあと二名、葉山と同時に入った暫定十傑がいるわけですが・・・。
 多分黒木場やアリスを倒したのが彼らでしょう。
 彼らと闘うのは、えりなになって欲しいですね。
 えりなはアリスに「借り」があることですし。(^^)



 そしてサポートは誰が誰に付くかというと・・・。
 改めて考えれば、全員が必ずしもサポートを付ける必要は無いんですよね。
 なので可能性が高そうな一年生ズだけにしときます。

 恵には創真・・・と言いたいところですが、ここはえりなでしょうかね?
 勿論本音としては創真と恵のコンビを久し振りに見てみたくはあるものの・・・。
 附田先生はこの遠月革命編ではとにかくえりなの交友の広がりを重視しているので、ここで改めてえりなと恵の絆を深くしてくると思います。
 かつて極星寮を潰そうとしてきた輩に、寮生である恵と、当時守られてばかりで何も出来ないでいたえりなが一緒に協力して戦う。
 そう考えるとなかなか熱いものがあるじゃないですか。(^^)

 タクミのサポートに付いてくれるのは・・・
 一色先輩か、もしくは女木島冬輔かな?
 小説版第4弾をお読みになられた方ならご存知でしょうが、一色先輩はタクミ(アルディーニ兄弟)と“縁”がありますし。
 それに彼らがサポートに付いてくれるならば、司瑛士とでもいい勝負になりそうですからね。

 そしてそして。
 創真のサポートには・・・
 是非ともタクミをお願いしたい!!(><)
 遠月革命編もいよいよ最終決戦へと入ってきましたが、これからの展開の何処かで、創真の“落下”を予感している私。
 ここ最近における創真の主人公らしからぬ描写も、そのための下地作りではないかとさえ感じています。
 もし、本当に創真の“危うさ”が露呈されてしまうならば。
 その時創真に必要となる存在はえりなではなく。
 恵でもなく。
 タクミになると思うんですよ。少なくとも、今回は。
 なので、その時のための強化としても、試合のどこかで創真とタクミが共闘してくれることを切望する次第です。

 えりなにサポートが付くかどうかは微妙ですが・・・。
 付くとなればやっぱり創真でしょうかねぇ?
 創真はあの黒木場とでさえ共闘できる子ですし、いまや創真のサポート力は司瑛士さえも絶賛するレベルに達してますから。
 四宮戦でも見事に恵のサポートをこなしたこともありますし、どう描かれることになるのか興味深いところです。
 創真&えりな派の読者もきっとご所望でしょうしね。私はどうでもいいけど。



 最後に。
 個人的に期待を寄せるのが、美作、貞塚、北条の活躍!!
 薊は創真達に味方する者はほとんどいないと侮っていますが、決してそうではありません。
 極星メンバーやアリス達が退学となってしまった以上、その分彼らに頑張って欲しいんです!!
 特に美作は「模倣」という薊の教育指針に真っ向から物申せる料理スタイルの持ち主だけに、彼の活躍には大きく期待しています。


 ちなみに、 「五日間の予備日があった」という点ががちょっと気になっていたり。
 その空白の時間に何があったかは、回想という形で明かされそうですね。

 


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