明日で早くも10月。
なんか今月はいつも以上にあっという間だったような気がします。
もう随分と前の事になるのですが、今回はお出掛け記事をUPさせて頂きたいと思います。
体調悪化のため泣く泣く断念した『ぐりとぐら展』。
その代わりにといってはなんですが、行ってきました!
それは『ジブリ大博覧会』!!
感想はというと・・・。
行って良かった!!(>▽<)
スタジオジブリのこれまでの作品の歴史や、完成に至るまでの過程が余すところなく紹介されているのもさることながら・・・
あちこちにジブリワールドが!!!
ジブリ作品に出てきたあのキャラが、あの道具が、リアルに目の前に!!
もう興奮するやら感動するやら、至福のひとときでした。
そんなわけで、簡単にですが体験レポートをば。
去る9月9日。
東京の六本木ヒルズへといざ出発。
『ぐりとぐら展』をドタキャンしてしまった穴埋めも兼ねて、今回は母も一緒です。
ディズニーや東京タワーには行った事があるものの、六本木ヒルズに行くのは初めてな栗うさぎ。
母はアテにならないため(←失礼)、事前にしっかり予習。
新幹線&電車の時刻表、周辺情報、六本木ヒルズの見取り図、飲食店のチェック・・・。
よし。完璧。
まあ、若干東京メトロの乗り換えに戸惑ったものの、なんとか母をエスコートしつつ予定通りに着くことが出来ました。(←これまでややこしそうという理由で地下鉄を利用してこなかったヤツ)
ちなみに、台風が立て続けに日本を襲っているここ最近。
そんな中、私達が行った日の天候はどうだったかというと・・・。
お天気の神様愛してる!!
見事な快晴。
本当にタイミングが良かったとしか言えません。
日比谷線六本木駅からエスカレーターで上がった先に佇むは、目的地である六本木ヒルズ。
うお。実際に見るとやはりデカい。
博覧会はこのビルの外周にある「ミュージアムコーン」というところから入るのですが、最初真っ直ぐにこの「森タワー」へと入ってしまった田舎親子。
入ってみると、なにやらオフィスな雰囲気。
ここは違う・・・!と告げる栗うさぎの直感。
母にそう言うも、「それなら、そこで聞けば?」と指差したのは入り口に設けられている受付。
いやダメだって!聞いたら赤っ恥かくだけだって!!(汗)
そこで、事前に用意しておいた六本木ヒルズの見取り図を取り出し、それを見せながら母を説得し、外へと連れ出しました。
うん、備えあれば憂いなし。
外に出て一分ほどですぐに展覧会の入り口である「ミュージアムコーン」を見付けることが出来ました。
ただし。
最終日三日前とはいえ、平日だしそれほど混んでいないかな・・・と思っていたのですが。
甘かった。
待ち時間50分とのこと★
一応前売り券を入手してはいたのですが、それでも待ち時間は当日券購入者と変わらないとのことで。
私は別に構わなかったのですがね。行列はディズニーで慣れてますから。(←)
ただね~。
晴天が送ってくださる素晴らしい日差しが・・・ちと暑い。
まさかこんな弊害があろうとは・・・。
ですが、割とすぐに館内に入ることは出来ました。
すこ~しずつ、すこ~しずつ前へ進んでいき、チケットを受付に渡して、ようやくエレベーターで会場である52階の東京シティビューへ。
52階まで昇るのに1分足らず。
近代のエレベーターは凄いですねえ・・・。耳がツーンとするけど(爆)。
そして到着!
お~!絶景かな絶景かな♪
三年前に訪れた東京タワーも一望です。
そしていざ観覧。
まずは最新作『レッドタートル』に関する展示が。
次に出迎えてくれたのは、カウンターで佇む特大のぬいぐるみトトロ!!
わきゃーーー!!飛びつきたい!!(←←←)
我慢しましたけどね。(血涙)
トトロもさることながら、カウンター周りの小道具も凄く素敵。
大きなドングリのオブジェやら木の実の入った小瓶やらが置いてあったり、壁掛け時計もセンスが良く、まさにトトロがお店を開いたらこんな感じといったインテリアでした。
是非とも写真を撮りたかったのですが、残念ながら写真撮影禁止との掲示があり泣く泣く断念。
入口近くという事もあるため、混雑を避けるためでしょうかね~。
あ~~~残念。
ちなみにその部屋の隅を覗くと、まっくろくろすけが。
こういう遊び心最高!
惜しみつつもトトロに別れを告げ進んでいくと、歴代のジブリ作品のポスターや広告が壁一面に貼られている部屋に。
うお~懐かしい・・・!
特に懐かしさを覚えたのは、『となりのトトロ』の【このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。】というキャッチコピーでしたね。
「あ~こういう宣伝文句だったっけな~」と一人頷いてました。
ちなみに当時、私の周囲の子達はもっぱら「中トトロ」か「小トトロ」が可愛いと騒いでいましたが、そんな中私は「大トトロ」が一番好きでした。勿論それは今も変わらずです。
他にも鈴木敏夫プロデューサーの仕事机の再現等も。
「スタジオジブリ」というと宮崎駿監督や高畑勲監督が真っ先に思い浮かばれるでしょうが、鈴木敏夫プロデューサーこそが「スタジオジブリ」という制作会社を語るうえでなくてはならない人物なのですよね。
宮崎駿監督や高畑勲監督が創りだしてくださった素晴らしい作品をここまで世に広めてくださったのが鈴木敏夫プロデューサーという。
そのためこの大博覧会は、私にとっては両監督よりも鈴木敏夫プロデューサーの働きに焦点が置かれている催しに感じられました。
宣伝だけではなく制作活動も行っておられる鈴木敏夫プロデューサー。
そんな制作活動で私が一番印象に残っているのが、日清製粉のCMです。
ええ。御存じの方は少ないかもしれませんが、あのCMの生みの親は鈴木敏夫プロデューサーなんですよね。
そのキャラ『コニャラ』は、宮崎駿監督も一目見て「今までのキャラで一番良い」と太鼓判を押してくださったそうです。
シリーズ化しているCMですが、私は特にこれが好きなんですよね~。
日清製粉グループCM「コニャラの歌」矢野顕子 Akiko Yano
この最後のね、コニャラが子コニャラをそっと尻尾で抱いてくれているのがなんともあったかくて・・・。
さりげない親の愛が感じられて、当時とても印象に残っていたんですよ。
そのCM関連もちゃんと展示されていました。
嬉しかったです。
それと、ジブリの宣伝コピーには味のある手書き文字がよく用いられていますが、なんとその文字の多くは鈴木敏夫プロデューサー直筆のものとのこと!!
記憶に新しいところでは、『風立ちぬ』のメインキャッチコピーであった【生きねば。】などがそうとのことで。
鈴木敏夫プロデューサー・・・達筆ですねえ~~~(感心)。
そこを抜けると少し開けたホールへ。
そこはまさにジブリワールド☆
天上を見上げればまっくろくろすけ達や飛行機の模型が。
周りを見渡せばジブリ関連のグッズが整然と並べられている他、各ジブリ作品に出てきた小道具等が沢山・・・!!
特に感動したのが『借りぐらしのアリエッティ』に出てきたドールハウス!!
これがもう、映画から抜け出て来たかのように忠実に細かいところまで作り込まれていて、見事の一言!
壁の肖像画もちゃんと描かれているは、シャンデリアといった照明にはきちんと電球が組み込まれているは、書斎の本棚も勿論きちんとしていて、まさにそのまま小人達がそこで生活できるクオリティでした。
ええ、勿論作中でポイントとなるあの台所の部屋も完全に再現されていましたよ。
『借りぐらしのアリエッティ』はジブリ作品の中で個人的にベスト3に入るくらい好きな作品なため、これには興奮させられました。
他にもスタジオジブリのスタッフ方や、日々の活動に纏わる展示などを見て回った後・・・。
遂に私の最大の目的がお目見え☆
それは・・・
会いたかったぜ!!!ネコバス!!!
いやもうホント、このネコバスに大人も乗れると知った瞬間に「行く」と即決したのでした。
三鷹の森ジブリ美術館にもネコバスはいるのですが、子供限定なのが辛くて堪らなかったんですよ本当に。
あのモフモフを堪能できるのが子供だけなんてズルいズルいズルい!!!と、何度思ったことか。
もう叶うことは無いと思っていたその夢が、まさか叶う時がこようとは・・・!!(感涙)
やはりかなり行列ができており、約10人ほどのグループ毎に分けられ約5分という制限時間つきでしたが、それでも充分。
いざ、座るとぐにゃんと沈むあの柔らかさを堪能・・・!!!
・・・と思いきや。
あれ?
硬い。
表面は確かにぬいぐるみ素材なのですが、その下にあるであろう土台がコンクリート?的な物でできており、全然沈み込みもしなければ柔らかくもない。
明らかに三鷹の森ジブリ美術館のネコバスとは造りが違う。
あ・・・。だから大人も乗れるってワケね・・・。
と、一瞬凹みはしたものの、それでもネコバスに乗れたという事実に変わりなし!!
年甲斐もなく大はしゃぎで母から写真を撮ってもらいました。
お母さんありがとー。
モフモフ感は物足りなかったものの、それでも全体のクオリティは大変高かったです。
硬い造りになっていることを逆に楽しんで、後ろの尻尾に乗っている人もいました。
特にナイスだったのが頭部にある行先の表示。
ほんとナイス(笑)。
そうこうして、いよいよ最後のエリアへ。
そこはまさに“空”の空間でした。
展望台である52階で行われていた意味が、ここで理解。
この空間を演出するためだったのですね。外の風景と調和していて、それこそ現実に飛んでいるように見えました。
特に圧巻だったのが中央の飛行船。
これはあれですよね?『天空の城ラピュタ』に出てきた飛行船ですよね!?
しかもこの飛行船、上下にゆっくり動いていたのですが、それだけでなく上部のプロペラや下部のオール?もちゃんと動いていたんですよ!
凄いな~!
ちなみに、この飛行船の真下にはラピュタの街並みの模型がありました。
後で知った事ですが、この模型や飛行船は夜になるとライトアップされて、その様もまた見事だったとのこと。
う~ん、それも見てみたかったですね~。
こうしてみて、改めてジブリ作品は「海と大地と空」が象徴にあることを感じました。
展示も見終わり、最後はショップへ。
案の定激混みでしたが、それにも負けず定番のパンフレットを、そして大トトロのぬいぐるみを購入。
ぬいぐるみ好きなんですよ。いい年こいて。
それにほら、お土産がパンフレットだけっていうのもなんだし。(言い訳)
ちなみに母は小物入れを購入していました。
ショップの出入り口にもトトロが☆
ここのトトロは展示会最初のトトロに比べて小さかったものの、写真撮影が可能でした。
さすがに触る事は出来ませんでしたが。
そういうわけで様々な余韻に浸りながら帰路に。
できればシティビューに隣接されているカフェにてジブリ作品のイメージメニューを食べてみたかったのですが、新幹線の時間が少々心配だったので諦めました。
『天空の城ラピュタ』のイメージメニューだった[目玉焼きトースト&肉団子のスープ]食べてみたかったな・・・。
私としてはお昼ご飯は帰路の途中に、六本木駅内にあるお店で食べたいと思っていたのですが、どこのお店も混んでいたため、母がお弁当にしようと提案。
少々残念ではあったものの、新幹線の時間にも余裕ができると考え了承。
母は自分でパンや具材を選べるサンドイッチを。
私は舞茸弁当を、ついでに夕飯用にとビビンバ弁当も購入しました。
その後つつがなく東京駅へと戻り、余った時間でお土産探しに。
『R.L』というお店でワッフルを。
そのお店を選んだのは偶々目に留まっただけだったのですが、どうやらそのお店は最近テレビで紹介されたお店だったとのことで、結構賑わっていました。
実際、美味しかったです。
そうして余裕をもって新幹線を待ち、無事に地元に帰りました。
というわけで、大きなトラブルもなくジブリ大博覧会を楽しむことが出来ました。
改めてジブリの魅力を再確認でき、本当に行って良かったです。
やっぱり迷ったらまず行動するのが一番ですね!
最後までお付き合いして下さり、ありがとうございました!
余談。
博覧会自体は最高だったけど、食事面は残念だったな~・・・と思いながら帰りの新幹線の中でお弁当をパクリ。
うまっ。
うん、満足。(単純)