あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第128話感想

2015-08-10 10:30:00 | 食戟のソーマ

 

 

よっしゃあぁぁぁ
!!!!!!!!!!




 今週の『ソーマ』はもう、この一言です!!
 すぐにでもアンケートハガキに一位と書いて投函したい気分!!


 そして実は今日、もう一つよっしゃあ!!!な出来事があったり。
 それについてはまた明日♪





 週刊少年ジャンプ2015年35号掲載。
 掲載順第6位
 第128話 【死角】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 月饗祭も三日目に突入。

 料理だけでなく、色々な催し物も行われている月饗祭。
 子供向けのものから、マニアも喜ぶジャンルまで。
 『包丁君味郎』って・・・きっと『包丁人●平』のオマージュですよね~。(確かにこの作品にとって『包●人味平』は大先輩ですが)
 でもってこの漫画喫茶、丸井が所属している「宮里ゼミ」からの出店になってるとは芸が細かい☆(ちょっと「宮里」の文字が強調線で隠れちゃってるけど)

 そして憩いの場もちゃんと用意。
 まさに絵に描いたような仲睦まじいご家族だこと。(^^)





 交代で休憩となった吉野と榊は、創真達の屋台へと。
 彼らの状況はというと、『なんちゃって担仔麺』のお陰で少しずつ売り上げは伸びていっているものの、初日のマイナス分が大きすぎたためまだ赤字からは抜け出せていませんでした。

 前日遅くまで試作をし、疲れの色が見られる創真と恵を心配する榊。
 創真も折角の学祭なんだからと、恵に休憩を勧めます。
 いたわりか。(T‐T)
 ヘラヘラ笑っときながら思い遣ってくれてるのか・・・!
 この天然ジェントルマンめ。



 そんな創真の気遣いもあって、恵は吉野や榊と一緒に休憩へ。
 とそこに、またもやってきたちょっかい野郎久我。
 敵に胡椒餅を勧める創真も創真だけど、チャラく断る久我も久我だと思う(笑)。

 初登場時から耳障りに「廃止」をまくし立てていた久我でしたが、遂にその嫌味をフル発揮。


 あ~~~~~~~~~~・・・。


 殴りたい。(-_-#)





 そんな久我の煽りにも乗らなかった創真。
 本っっっ当に煽り耐性高いよね創真って。(めっちゃ感心)
 




 「麻辣味」が圧倒的に足りないため、久我の麻婆豆腐には絶対に勝てないとえりなに評された「ゆきひら」の麻婆豆腐。
 ですが、辛味が強くなかったのは、地域の常連客皆が楽しめる味を城一郎は目指していたからでした。
 
というわけで、城一郎の料理が久我に負けている訳じゃない、と凄む創真さん。
 創真がこれほど露骨にムキになるのは珍しいですね。
 でも確かに、これまでずっと城一郎を超える料理人になることを目指してきた創真にとって、城一郎の料理は特別なわけで。
 その料理が否定されることは、実家の店を侮辱されることと同じくらいプライドに障ることでしょうからね。

 城一郎の料理、ひいては「ゆきひら」の料理が久我の料理に負けていない事を証明するためにも、久我の看板料理である麻婆豆腐に「ゆきひら」の麻婆豆腐で勝負を懸けることにした創真。
 「ゆきひら」の麻婆豆腐に、創真なりの発想を乗せることが出来れば勝機はあるはず・・・!



 その「発想」については、漠然とではあるものの既にイメージはある、と昨晩恵に話していた創真。
 その他にもう一つ、創真は恵に言っていました。
 中華研は、店として全て100点満点だと思うか?と。

 ・・・なるほど。確かに。 





 中華研を見つめ続ける創真。

 その眼が・・・

 

こあい。




 久我の嫌味に対して暗黙を貫いているだけに尚更怖い。

 虎視眈々と反撃の機会を狙う獣の眼ですよ~~~(超滝汗)。





 そして3日目の月饗祭も終わり、前日に続いて夜中まで試作に励む創真と恵。
 そうして遂に新メニューを完成させます!
 勝負を仕掛けるのは明日・・・!!





 翌日。月饗祭四日目。

 前日も売り上げの首位だった中華研。(きっと「中央エリア」では首位独走状態でしょうね)
 月饗祭も残すところ二日となり、何かを確信したような眼差しを見せる久我。
 それは多分、司との「約束」についてでしょう。


 そんな折、中華研の向かい側には大きな変化が。
 創真の屋台の前には多くのベンチが並べられていました。
 そういえば初めて屋台を引いてきた時から創真は周囲にベンチの設置を欲しがっていましたものね。
 ここにきて、それを実行してきましたか。

 ちなみにこれらのベンチは地元の商店街から借りた物でした。
 お久し振りです、富田会長さん☆


 お礼にと、富田さんに一品振る舞う創真。
 その品を作っている創真に、ま~~~た久我は嫌味を言ってきます。
 ホントにあんた暇なの?(怒)



 これまで久我の嫌味に対し、黙っていた創真。

 で・し・た・が・・・♪



 「店を構えての客商売に関しては・・・ 俺の方が先輩より十年ほど先輩っすよ

 

 

 

イケメンだ!!!

 

イケメンがここにいる!!!

 

 

 

 陰険な久我の煽りに対し、創真のこの超爽やかな返し様・・・!!(悶)
 とても7ページ前の超デンジャラスな眼差しをしてた人物とは思えない。(←←←)


 そんな創真の一撃必殺な煽りに遂に久我の嘲笑が消し去られました。
 わーいわーい♪やーいやーい♪(←大人げない)





 そして創真が作り上げた品は・・・麻婆麺!
 麻婆麺かあ~。高校の調理実習で初めて食べましたが、あれ本当に美味しいですよね~。(^¬^)

 ただ、創真の麻婆麺は、麺の上に麻婆豆腐だけでなく大きな肉玉が・・・!!
 その肉玉が創真の“発想”に違いありませんが、果たしてどんな工夫が込められているのでしょう?


 
 

 


 

 

 

 さあ準備は整いました!!!


 逆転の鍵となる新メニューも、これまで張ってきた伏線も、そして溜まりに溜まった鬱憤も(笑)、遂に大解放の時を迎えましたよー!!(><)



 麻婆麺の工夫もさることながら、気になるのはこれまで張ってきた「集客のための伏線」。
 創真が鍵を渡した相手、沢山用意したベンチ、そして今回また新たに恵の人脈を通して何かが用意される模様です。
 どうやら「郷土料理研究会」に関わりのある物品のようですが・・・う~むむむ?

 ひょっとしたら今回の集客の“鍵”は、料理以上に「コミュニケーション(客同士、そして店主と客との)」かもしれませんね。
 久我の店を訪れるお客は、久我の料理に没頭し無我夢中になってますが、その反面、お客同士の会話ややり取りがほとんど見られません。
 対して(夜間営業の様子の限りでは)、創真の屋台は作り手と買い手がコミュニケーションを交わし、また、お客同士も笑顔で会話しながら共に料理を楽しみ合うという、とても温かい雰囲気が作られています。
 いわば、「力」の久我に対し、創真は「心」。
 これが前回感想のラストで私が久我に反論させてもらった点です。

 そういった「コミュニケーション」の広がりが「リピーター」となり、また、「口コミ」にも繋がっていってくれると。

 そうなってくると、創真の鍵の受け渡しの件も最初の考察とは違って単なる「増築」ではないかもしれません。
 そして恵が郷土食研究会の主将に頼んで取り寄せてもらう物も、「お客同士の交流」を助長してくれる物なのでは。


 今回の章はかなり読者への考察部分が多く提起されているだけに、創真&附田先生による“解答”が大変楽しみです。
 個人的には「なるほど!!!」と強く納得できる着目点を期待したいところですね。





 今回「嫌な奴指数」MAXとなった久我。
 だからこそ、次回創真に大反撃を喰らう事が決定となりました(笑)。

 創真の主要なライバルになるキャラはどこかしらにえりなのファクターを持っていると感じている私。
 久我は基本的に創真属性のキャラだと思っていますが、ようやく今回で彼のえりな属性の部分をはっきり察知。
 それは物事を一方的に「撤廃」するところ。
 えりなは偏見的に物事を「切り捨てる」子です。
 そのファクターを少し変え、久我のキャラクターに取り入れたのでしょう。
 中華研を四川料理特化に塗り替えたのも、そういう考え方の持ち主だからこそなのでしょうね。










 それにしてもまあ・・・。



 今回啖呵を切った創真が、ね。

 

 

イケメン度臨界点突破。






 これがもう。

 まったく創真って、ダークネスな演出が凄まじく似合う一方で、シャイニングな演出も滅茶苦茶似合うよね。
 しかもどちらもべらぼうに格好良いときたもんだ☆
 これが「幸平創真」という人物のキャパシティの大きさでもあるんだよなあ~・・・。

 演出面だけでなく描写的にも、創真はシンプルさと華やかさのギャップが素晴らしく魅力的に発揮されていると思います。

 その点においても、佐伯先生は本当に大成功させたな~とつくづく感嘆するばかり。





 創真は当然でしょうが、私としても久我のこれまでの嫌味には鬱憤が溜まりまくっていただけに、ラストの創真の“返し”にはそりゃ~も~胸がすく思いでした♪♪♪
 「客商売に関しては自分の方が十年先輩」というこの言葉。凄く良かった。
 何故なら、絶対に事実だから。
 だから久我も何も言えなかったのでしょう。

 創真がこう言えたのは、これまでの三日間ずっと久我の店を見てきたからこそ。
 月饗祭は初めてで、編入して半年の新参者である創真。
 だからこそ。
 見続けたわけです。
 月饗祭の実際の雰囲気を。
 客層を。
 敵陣の状況を。

 下手な反論はせず、ひたすら相手を見続け、推測し、考察し続けたうえでの“返し”。
 “地盤”がこういう風にしっかりしているからこそ、創真の発言は大きな説得力があるんですよね~。
 
 第4話でえりなに対して放った啖呵を想起させるのもまた味わい深いところ。
 まさか「地獄の合宿編」や「秋の選抜編」だけでなく、こんなに初期の事柄とも絡めてくるとは・・・!
 凄く良い意味で原点回帰といった感じで、私としても振り返るのがとても楽しいです。(^^)
 


 「それに・・・言ったでしょ 「料理で勝つ」ってね」
 この畳み掛けもこれまた良かった!!
 第121話で創真が久我に言った“言葉返し”を更に重ねてくるとは!やるなあ!!
 初期から無類の口の達者さを誇っているというのに、尚も口が巧くなるなんてヤバすぎますよ!!(笑)


 ・・・「料理で勝つ」といえば・・・。
 これまでの展開の中で、創真は二度ほど「言い直し」をしてますよね。
 まずは上記の発言。
 最初は久我に“売り上げ”で勝とうとしていたものの、中華研の規模を知って、“料理”で勝つと訂正していたことが一つ。(まったく創真は頭が回るというかハッタリが上手いというか・・・/苦笑)
 そして二つ目。これが個人的に気になっているところ。
 前回、城一郎が久我の麻婆豆腐に勝てないと評される品を「ゆきひら」で作っていた事に対して、言いかけていた言葉。
 その理由は今回説明されてはいましたが、私としては前回のあの時創真が言いかけた言葉とは違っていると感じています。
 細かい部分なのですが、あの時の創真の口調は彼にしては珍しく歯切れの悪さを感じたこともあるので。
 至って個人的な見解ですが、やはりあの時創真は母親に関する事を話しかけていたのではないのでしょうか・・・?





 “溜め”が長かっただけに、効果も倍増しに感じられた創真の“言葉返し”。
 加えてもう一つ、創真は意味深な発言をしていましたね。 

 
 「中華研は本当に何から何まで満点な店なのか?」

 創真が見つけた、中華研の「死角」。
 それが次回明かされそうですね。

 

 


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