今回は「ジャンプ+」にて、番外編が掲載。
創真の悔しさは分かります。
ものすっごく。
私だったら不正を犯してでも「スーパーそうまくん人形」を死守しますよ。(←ん?)
週刊少年ジャンプ2014年52号掲載。
掲載順第3位
第96話 【掴んだ答え】
連載二周年おめでとー!!
☆☆(\(≧▽≦)/)☆☆
・・・というお祝いはこのあいだ済ませてしまったため、今回は通常運転(苦笑)。
二周年目を迎えるにあたり、アニメ化も発表となって更に大きな世界へ進出することになったこの作品。
ですがどんなに有名になろうと、まずは附田先生・佐伯先生・森崎先生それぞれがお体を壊さずに、これからも頑張っていただけることを第一に祈っています。
思い返せば、去年一周年目を迎えた時は丁度「秋の選抜編」が本格スタートしたタイミングでしたっけ。
それから一年に渡って各キャラクター達の個性溢れる戦いが繰り広げられてきましたが、それもいよいよ大詰めに・・・!!
それでは本編感想へと入りましょう!
伊武崎や榊だけでなく、郁魅にも協力を仰いだ創真さん。
相も変わらず罪な男ぶりを発揮させて(笑)。
まあね、創真さんはただ真剣なだけなんだけどね。
でもこんな真摯に見詰められたら、ときめかない方がムリってもんだよね。
創真が思いついた「旬を超えるサンマ」の入手方法は、やはり「熟成」!!
そういえばアリスも弁当対決の際に、低温熟成させたカツオや牛肉を使っていましたね。
ただ、今回恵の知恵は入らない模様。あれま。
てっきり恵のお得意である「野菜の熟成」の応用として、サンマの天日干し等にも取り組むのかと思っていたのですが。
皆も快く協力してくれ、かくして塩麹・燻製・高湿熟成という三方向からサンマの熟成に取り組むことに。
不利な状況でも、全く諦めずに挽回する料理を模索する創真を、改めて見直す面々。
ここで榊は伊武崎の内心を代弁。
へえ~、榊って穏やかで落ち着いたイメージだったのですが、こんな風に人を茶化す一面もあったとは☆
丸井や伊武崎といい、極星寮のメンバーのキャラクター性も徐々に深くなってきていますね。
伊武崎みたいな内心が分かり辛い子へのフォローは必要でしょうし、これは中々良い関係性だと思います。
どうやら小説第二弾でも伊武崎と榊の交流が書かれているようですし、それとリンクさせてもいたのかも。
熟成が完了するまでの待ち時間も有効活用!!ということで、創真は毎朝魚河岸に通って目利きの鍛錬。
例えそれが効果としては僅かだとしても、やれることは全てやる。
創真のこういう姿勢はつくづく好ましいですね。
彼のこういう姿勢がまた、周囲の好意や尊敬を集めるのでしょう。(^^)
さすがは創真。
持ち前の高いコミュ力から、魚河岸の人達ともすっかり打ち解けているようです。
そのうち創真も「創真ちゃん」と呼ばれるようになっちゃったりして。(^^)
そんな中で、葉山や黒木場と会う時も。
ですが葉山は一瞬創真を見るもののすぐに目を逸らし、黒木場は無視。
両者に至っては顔も向けない始末。(┐( -"-)┌)
そりゃあね、お互い戦い合う関係なわけですし、私としても馴れ合いは別に望んでいません。
でも・・・。
目を合わせない葉山と黒木場を、ずっと見続ける創真。
二人への対抗心は勿論あることでしょう。
ですが、それ以外の思いも創真は抱いているように感じます。
そして三日後。
それぞれの手法によるサンマの熟成が完了し、味見してみる創真と仲間達。
ここの熟成サンマが、それぞれしっかり描き分けられているのがさり気にお見事。
質感や光沢の差等が非常に見事に表現されていますね。カラーにする必要が無いほどの表現力ですよ。
佐伯先生、本当によく観察して描いてくださったんでしょうね~。(尊敬)
いずれのサンマも旨味の質が格段に上がっており、郁魅達は笑顔で絶賛。
ですが、創真と恵の表情は・・・。
なんと、これでも新鮮なサンマの美味しさには届いていませんでした。
仕切り直しとなり、改めて「熟成」からのアプローチという手段を見直す創真。
早々に物事に見切りを付けない。
ここも創真の良い所!!(^^)
あ~こうやって考えに耽る創真も素敵だな~v(←アホ)
塩麹や燻製の他に、サンマの旨味を育てる熟成の起爆剤は何かないか―――?
そんな折、晩酌していたふみ緒さんに声を掛けられる創真。
ふと目に映ったのは、幾つかのおつまみ。
創真:「あ・・・・・」
核 爆 弾 投 下。
(しかもダブルで)
ふみ緒さんだからこそ許されるんです。
これが恵や郁魅だったら、日本全国のソーマ愛読者がひっくり返っていたことでしょう(真顔)。
え?私はどうだったかって?
勿論ふみ緒さんに取って代わりたいと心底思ったよ!!!!!
・・・ふう。
話を戻して、と。
決勝戦まであと2日。
見出した方法によって熟成させたサンマの出来を確認する創真。
浮かぶ笑み。
Σ d ( ̄▽ ̄)
そして遂に迎えた、決勝戦当日。
早朝の魚河岸。
創真の姿が無いことに、逆に創真が何か企んでいることを察する黒木場と葉山。
はい。とりあえず黒い笑みを浮かべるようなことは企んでおりますね(大苦笑)。
いよいよ開戦時刻も迫り、試合会場である[月天の間]へと集結する面々。
準備時間となり、仕入れたサンマを取り出す黒木場と葉山。
やはり二人は新鮮さ溢れる極上のサンマを手に入れていました。
一方の創真は、周囲の注目に乗らずマイペース(笑)。
こういうゴーイングマイウェイ振りを見ると、彼の絶好調さを感じて嬉しくなる今日この頃。
そして創真が取り出したサンマはというと・・・
黒木場と葉山のサンマが輝く名刀とするならば
創真のサンマはTHE・錆び刀。
で・も。
案外こういう刀の方が、その“一撃”が重かったりするんですよね♪
一体いつからだろうなあ~・・・。
創真のブラックスマイルに安堵感を抱くようになっちゃったのは・・・(苦笑)。
さーてさてさてさてのさて。
いよいよ決勝を迎えることと相成りました!!
創真が見つけた熟成方法は、「糠漬け」とみてまず間違いないでしょう。
でも・・・。
果たして「それだけ」でしょうか?
創真のことですから、更にプラスアルファの発想&工夫が加えてあるような気がしてなりません。
それにヒントの示し方も、附田先生にしては分かりやすすぎですし。
これで黒木場や葉山のサンマの旨さに追いついた創真ですが、これはまだ、あくまで「食材」の段階。
肝心のどんな料理を作るかについては全く明かされないまま、本番を迎えることとなりました。
さあ、果たして創真はこのサンマをどう料理するのでしょう?
私としては・・・
「お寿司」と予想します!!
理由は幾つかあったり。
一つ目。
折角創意工夫によってサンマ自体の美味しさを跳ね上げたわけですし、出来ることならその美味しさをそのまま活かせられる料理にして貰いたいから。
二つ目。
「寿司にしても絶対美味い」と言っていた郁魅の傍らに創真が居たこと。
創真はさり気なく、でもきちんと他者の意見を聞いてくれている子ですから。
三つ目。
私も以前述べたと思うのですが、「お寿司」は“日本が世界に発信している料理”のまさに代表格!!
今回の選抜の真のテーマを満たす料理として、これ以上ない品になる筈なので!
でも。
郁魅が同時に言っていた通り、「握り寿司」にするには難易度が高すぎます。(握りの技を習得するのは10年必要とのこと★)
な・の・で。
創真は「ちらし寿司(ばら寿司)」を作るのでは。
これなら秋の選抜という“祭典”に出す品としても、まさに相応しいですしね!
・・・まあ、そうなると連載始まって以来初めての、「熱くない」料理を創真は出すことになるわけですが。
そして理由四つめ。
今回の番外編(ジャンプ+)の元ネタになっていた番組が、この前寿司特集をやってたから(爆)。
いやでも、これ結構マジです。
興味のあるテーマだったので録画して見たのですが、「熟成」「世界進出」と、驚くほどにドンピシャだったのですよ。
もし見逃してしまった方がおられたら、宜しければホームページのバックナンバー【2014年11月1日(土)放送 第1335回】をどうぞご覧くださいませ☆
・・・まあ、この予想が当たる確率は五分五分といったところでしょうが、もしこの予想が当たってくれたならば、丁度本戦第一回戦でアリスが作った「手鞠寿司」と繋がることにもなるんですよね。
それだけでなく、創真はきっとこの決勝戦で、この「秋の選抜」という戦いの中で学び得たものを大いに注ぎ込んだ料理を作ってくると思います。
予選での葉山との勝負。
本戦第一回戦のアリス戦。
第二回戦(準決勝)での美作戦。
彼らとの勝負の中で学んだこと、そして多くの料理人の調理法を観察して知ったこと、なにより、仲間達からの沢山の協力。
それらの集大成といえる料理を、きっと創真は作ってくるに違いありません!!
対して、黒木場と葉山は一体どんな料理を作ってくるのでしょう?
葉山は皆目見当もつきませんが(ガスバーナーだけじゃねえ・・・/苦笑)、黒木場は少し予想出来るかも。
「ムール貝」「アサリ」「アンチョビ」を使う料理を調べてみたところ、『アクアパッツァ』という料理があるというのが判明。
水にトマトと白ワイン、そして魚介類を加えて煮込んだスープで、俗に「暴れる水」という意味で呼ばれていることからしても、まさに黒木場にピッタリ(笑)。
でも多分違いますね。
だってこれイタリア料理だもん(爆)。
なので、オーソドックスかもしれませんが『ブイヤベース』かなあ~と。
これもフランスの港町で発展・洗練されてきた料理なので、黒木場が非常に得意としそうですから。
でも・・・。
まだどんな料理を作るか分かってもいないのに、こう言うのはなんですけど・・・。
貝類やアンチョビなどを用いて、準決勝の時以上に旨味の強い料理を作ってきそうな黒木場。
ですが、それら食材の強い旨味に、サンマの美味しさが埋もれてしまいそうな危惧が。
「料理名」がお題だったこれまでと違い、今回のお題はサンマという「食材」。
あくまでサンマの美味しさがメインにならなければいけないのですが・・・。
ま、まあ黒木場がそんな落とし穴に嵌るはずありませんよ・・・ね?
あと気になるのは審査員。
仙左衛門が審査委員長なのは確実なのですが・・・。
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ。
やっぱり[神の舌]も審査に加わるのでしょうかね~~~?(←思いっきりしかめっ面)
だってあの子が審査したら、絶対創真に票を入れ無さそうなんですもの。
由緒ある公の舞台なだけに、尚更。
まあ、そうなってくると、堂島先輩にもぜひ審査に加わって頂きたいところなのですが。
そもそも三つ巴の勝負ですから、審査員は一人以上になると引き分けの可能性が出てしまうことに。
果たしてそこをどう対処していくのでしょう?
そして・・・。
どうかどうか、叡山の妨害が入りませんように!!(><;)
ほんともう、これだけが唯一にして最大の不安点です。
さて!
いよいよ次回にて、全ての決着となる、「秋の選抜」決勝の戦いの火蓋が切って落とされることでしょう!!
第62話ラストのような、最っっっ高に燃える演出をどうか宜しくお願いします附田&佐伯先生!!!