The Society of Alternative Medicine from 1987/代替医療学会

Structured Micronutrient:US PAT/TH FDA(Med), JP FDA(Food)

日本医師会の平均的レベル「なみはやリハビリテーション病院」

2020-04-26 22:59:55 | 既得権益

福澤正洋理事長齋藤正伸病院長

     福澤正洋理事長        斎藤正伸病院長

「なみはやリハビリテーション病院」に勤務する看護師が
24日、毎日新聞の取材に応じ、院内感染が広がっていった様子や、病院のずさんな対応などを証言した。

 20代の女性看護師が最初の感染者として陽性確認されたのは414日。だがスタッフたちは、数日前から異変を感じていた。「11日ごろから発熱やせき込む患者が増え始めた。最初は数人で、1516日にはかなりの人数に広がっていた。スタッフたちは『おかしい』と思っていた」。取材に応じた看護師は振り返る。

なみはやリハビリテーション病院2なみはやリハビリテーション病院1


 この病院は外来診療はなく、リハビリに臨む入院患者向け。感染はリハビリ室の利用者を中心に広がったとみられる。証言によると、
15日ごろまで、症状のある患者と無い患者が同時にリハビリしていた。現場のスタッフから上司に「発熱者もいるので、リハビリ室を閉めるべきだ」と提案したが、閉鎖の指示はすぐには出なかったという。

なみはやリハビリテーション病院3

 「患者さんに何かあってからでは遅い。早く
PCR検査(遺伝子検査)してほしい」。最初の陽性が14日に確認され、不安がより強まった。スタッフの半分は濃厚接触者扱いで自宅待機になり、看護師らの負担が一気に増加した。

高齢医師にはPCR測定分析は出来ない/高齢医師の患者の死亡率は高い/高齢医師に無菌操作はできない

 病院は人手不足を補えず、陽性が確認された女性看護師2人に夜勤を指示。病院は大阪市の調査に「代わりの看護師が見つからずにやむを得ずにお願いした」と説明したが、近くで2人の苦闘を見ていた同僚として「責任感があり、残された患者さんのために出勤したのだと思う。病院は、やってはいけないことをやった」と強く批判した。

 この病院に感染症の専門スタッフはおらず、防護服などの備蓄もなかったという。「現場対応には限界があった」と根本的な問題を指摘し、「病院の責任を追及するだけでは、問題は解決しない。統一的なマニュアルの整備など、行政の支援も必要だ」と訴えた。


On the 24th, a nurse working at “Namihaya Rehabilitation Hospital” responded to an interview with the Mainichi Shimbun and testified that the nosocomial infection had spread and the hospital's sluggish response.
・ April 14 was when a female nurse in her 20s was positively confirmed as the first infected person. But the staff had been feeling strange for a few days. "The number of patients with fever and coughing began to increase from around the 11th. At first, it was a few people, and by 15 to 16 days it had spread to a considerable number. The staff thought that it was" funny ". The nurse responds to the interview and looks back.
This hospital does not have outpatient treatment, and is for inpatients who face rehabilitation. The infection seems to have spread mainly to users of the rehabilitation room. According to testimony, by the 15th day, patients with symptoms and those without symptoms were rehabilitating at the same time. Staff at the site suggested to his boss, "There are people with fever, so the rehabilitation room should be closed." However, he did not immediately give instructions for closing.
”“ It's too late for the patient to do something. I want a PCR test (gene test) as soon as possible. ” The first positive was confirmed on the 14th, and the anxiety increased. Half of the staff were treated as rich contacts and had to wait at home, increasing the burden on the nurses all at once.
The hospital could not compensate for the labor shortage, and ordered two female nurses who were confirmed positive to work at night. The hospital explained to a survey in Osaka City that "I had no choice but to ask for a substitute nurse," but as a colleague who was watching the struggles of two people nearby, "For the patient who was responsible and left behind. I think I went to work at the hospital. The hospital did something that should not be done. "
There was no specialist infectious disease staff at this hospital and there was no stockpiling of protective clothing. "There was a limit to the on-site response," he pointed out to the fundamental problem and said, "The problem cannot be solved only by pursuing the responsibility of the hospital. It is also necessary to provide administrative support, such as the establishment of a unified manual." Appealed.


ในวันที่ 24 นางพยาบาลที่ทำงานใน“ โรงพยาบาลฟื้นฟูนามิยะยะ” ตอบการสัมภาษณ์กับเมนชิชิมบุนและยืนยันว่าการติดเชื้อในโรงพยาบาลแพร่กระจายและการตอบสนองช้าของโรงพยาบาล
・ 14 เมษายนเป็นช่วงที่พยาบาลหญิงในวัย 20 ปีของเธอได้รับการยืนยันว่าเป็นผู้ติดเชื้อรายแรก แต่พนักงานรู้สึกแปลก ๆ มาสองสามวันแล้ว "จำนวนผู้ป่วยที่มีไข้และไอเริ่มเพิ่มขึ้นจากประมาณ 11 ในตอนแรกมันเป็นไม่กี่คนและ 15 ถึง 16 วันก็แพร่กระจายไปยังจำนวนมากพนักงานคิดว่ามันเป็น" ตลก " พยาบาลตอบการสัมภาษณ์และมองย้อนกลับไป
โรงพยาบาลนี้ไม่มีการรักษาแบบผู้ป่วยนอกและเหมาะสำหรับผู้ป่วยในที่ต้องเผชิญกับการฟื้นฟูสมรรถภาพ การติดเชื้อดูเหมือนว่าจะแพร่กระจายไปยังผู้ใช้ห้องพักฟื้นฟู ตามคำให้การของพยานในวันที่ 15 ผู้ป่วยที่มีอาการและผู้ที่ไม่มีอาการกำลังพักฟื้นในเวลาเดียวกัน พนักงานที่ไซต์แนะนำให้เจ้านายของเขา "มีบางคนที่มีไข้ดังนั้นควรปิดห้องพักฟื้น" แต่เขาไม่ได้ให้คำแนะนำในการปิดทันที
““ มันสายเกินไปที่ผู้ป่วยจะทำอะไรฉันต้องการการทดสอบ PCR (การทดสอบยีน) โดยเร็วที่สุด” บวกแรกยืนยันเมื่อวันที่ 14 และความวิตกกังวลเพิ่มขึ้น ครึ่งหนึ่งของพนักงานได้รับการปฏิบัติเหมือนเป็นคนรวยและต้องรออยู่ที่บ้านเพิ่มภาระให้พยาบาลทันที
โรงพยาบาลไม่สามารถชดเชยการขาดแคลนแรงงานและสั่งให้พยาบาลหญิงสองคนที่ได้รับการยืนยันการทำงานในเวลากลางคืน โรงพยาบาลอธิบายกับการสำรวจในเมืองโอซาก้าว่า "ฉันไม่มีทางเลือกนอกจากขอพยาบาลแทน" แต่ในฐานะเพื่อนร่วมงานที่เฝ้าดูการต่อสู้ของคนสองคนในบริเวณใกล้เคียง "สำหรับผู้ป่วยที่รับผิดชอบและถูกทิ้งไว้ข้างหลัง ฉันคิดว่าฉันไปทำงานที่โรงพยาบาลโรงพยาบาลทำสิ่งที่ไม่ควรทำ "
ไม่มีเจ้าหน้าที่โรคติดเชื้อผู้เชี่ยวชาญที่โรงพยาบาลแห่งนี้และไม่มีชุดป้องกัน "มีข้อ จำกัด ในการตอบสนอง ณ สถานที่ทำงาน" เขาชี้ให้เห็นถึงปัญหาพื้นฐานและกล่าวว่า "ปัญหาไม่สามารถแก้ไขได้โดยการทำตามความรับผิดชอบของโรงพยาบาลเท่านั้นนอกจากนี้ยังจำเป็นต้องให้การสนับสนุนด้านการบริหารเช่นการสร้างคู่มือแบบครบวงจร" บ่นว่ามันเป็น


https://www.msn.com/ja-jp/news/coronavirus/「おかしいと思っていた」-大阪で集団感染の病院-感染看護師の同僚証言/ar-BB138F5o?ocid=spartandhp

なみはやリハビリテーションの理事長「福澤正洋」と理事長「齋籐正伸」の顔画像とプロフィール・経歴は? 
https://nemutaiwow.com/namihaya

 

「事実はさらにひどい」大阪・なみはや病院でコロナ130人感染が起きた理由

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200502-00037656-bunshun-soci&p=1



なみはやリハビリテーション病院
https://www.namihaya-rh.jp/

日本医師会
https://www.med.or.jp/

裏口入学の医大卒の医者は患者を診れるか 失敗しない病院・医者選び・前編(筒井文美/PRESIDENT ONLINE)
平凡な私立医大卒ドクターに命を預けて大丈夫か

    筒井文美

お金がなければ医師にはなれなかった「マニュアル医師」の危うい診療(小田切容子)(現代ビジネス)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56501
小田切 容子(YOKO ODAGIRI)

PROFILE

国立大学医学部卒、医学博士。<wbr />関東の病院で生活習慣病を担当する40代の現役医師。<wbr />患者の中では「簡単に薬だけ出してくれない先生」「<wbr />怖いけど先生の診療なら安心」と言われている。<wbr />アメリカの病院での留学経験もあり、最新論文にも詳しい。医療費増大の闇などには心を痛め、<wbr />何とかしなければという意識を強く持っている。小田切容子はペンネーム。

 
中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

   中村祐輔
PROF. YUSUKE NAKAMURA, CHICAGO UNIV., TOKYO UNIV. 1952.12.8.
Yusuke Nakamura is a Japanese prominent geneticist and cancer researcher best known for developing Genome-Wide Association Study. He is one of the world's pioneers in applying genetic variations and whole genome sequencing, leading the research field of personalized medicine.
https://en.wikipedia.org/wiki/Yusuke_Nakamura_(geneticist)

 

上昌弘(医療ガバナンス研究所理事長・医師) PRESIDENT ONLINE

https://president.jp/list/author/上%20昌広

    Dr. Masahiro KAMI, M.D.

 

それでも医者になりたい君たちへ: 名医が少ないいまこそチャンス!(和田秀樹)

https://books.google.co.jp/books?id=V5UrqXFWQUEC&pg=PT98&lpg=PT98&dq=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A%E3%81%AB%E3%81%AF%E9%80%86%E3%82%89%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84&source=bl&ots=dMSNsQV0YJ&sig=ACfU3U2sx0O9NY_4T8NxII_HFjk915OQNg&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwivmbHL4enoAhWFOnAKHbodC3EQ6AEwCHoECAsQOA#v=onepage&q=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A%E3%81%AB%E3%81%AF%E9%80%86%E3%82%89%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84&f=false

              Dr. Hideki WADA, M.D.

 

大阪のホテルを軽症者受け入れに無償提供へ 楽天 三木谷社長

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200405/k10012369681000.html

CEO H. Mikitani (三木谷浩史)

 

ようやくPCR検査拡大へ、すべてに対策が遅い……88歳の医師は思う
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200423-OYTET50010/

Prof N. SHIONOYA (塩谷信幸)

 


PCR検査とワクチン製造は厚労省(衛生研究所と国立感染症研究所)の縄張り

2020-03-15 11:15:27 | 既得権益

 

PCR Test

新型コロナウイルス感染の拡大が深刻化しているなか、日本国内でのウイルスを検出するための「PCR検査」の件数はあまり増えていない。その背景には、実際に検査を行う地方衛生研究所(衛生研)および、その上部組織である国立感染症研究所(感染研)を外郭団体とする厚労省の「縄張り意識」があったとの指摘もある。

ワクチン製造

「早急に民間の病院やクリニック、検査会社でも検査が実施できるようにすればよかっただけのことです。日本中でその気になれば、現在の100倍の検査能力があっても不思議ではない。

 しかし、厚労省は民間のクリニックや検査機関を、事実上、締め出しました。感染研は感染症の拡大防止ではなく、感染症の調査や研究を行う組織です。彼らにとって、PCR検査で得られるデータは非常に重要で民間には渡したくないので、衛生研に一元的に検査を請け負わせる仕組みを構築しました。しかし衛生研主体で検査するには圧倒的に人数が足りず、検査できる件数に限りがありました」(全国紙社会部記者)

保健所設置数

 そんな日本よりはるかに検査体制が進んでいるのが韓国だ。日本は2月29日までに計7000人を検査したが、同じ期間の韓国の検査人数は計9万4000人に達する。韓国の人口は日本の半分以下だ。日韓の差は政府の意識の差の表れでもある。

「2012年にMERS(中東呼吸器症候群)が流行した韓国では政財官ともウイルスに対する危機意識が高く、今回のコロナ危機で韓国政府は民間メーカーに検査キットの緊急使用承認許可措置を下し、生産を促しています。おかげで『コゼンバイオテク』、『SDバイオセンサー』などの民間メーカーが次々と検査キットを開発し、最大で1日に6万人以上のPCR検査が可能になりました」(韓国人ジャーナリスト)

国立感染症研究所レベル4施設

 症状が出たら、すぐ検査できることも韓国の利点だ。

「韓国は国を挙げて、自動車に乗ったまま検体を採取し、約10分で検査が終了する『ドライブスルー型検査』を推進しています。

韓国の感染者数が多いのは、検査体制が確立して誰でも検査を受けられるからといわれますが、日本のように患者が検査を受けられず不安になるケースは少ない。日韓どちらの医療体制が国民にとってメリットがあるかは一目瞭然です」(前出・韓国人ジャーナリスト)

 新型コロナウイルスの抜本対策として待たれるのはワクチン開発だが、日本における「縦割り行政」が邪魔をする。ナビタスクリニック理事長の久住英二さんはこう話す。

「日本にはワクチンを製造するための財団法人があり、そこに国が予算をつけます。その財団法人は厚労省の天下り先であり、ワクチン製造を独占的に引き受けています。

 利権構造のため、海外のワクチンは国内で無視されます。例えば海外では20年ほど前から効果的なポリオワクチンが開発されていますが、厚労省は外国産を導入せず自分たちの天下り先である国内機関の開発を待ったため、毎年4人ほどポリオに感染しました。新型コロナウイルスに関してもアメリカではすでに第一段階の臨床試験分のワクチンが導入されていますが、厚労省が利権を捨ててまで外国産ワクチンの承認や支援をする可能性は低い」

 これが国民の命を守るはずの厚労省の実態である。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200315-00000009-pseven-soci&p=1

 

ポリメラーゼ連鎖反応

https://ja.wikipedia.org/wiki/ポリメラーゼ連鎖反応

 

ワクチンの安定供給に向けて(厚労省)

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000352294.pdf

 

保健所

https://ja.wikipedia.org/wiki/保健所

 

国立感染症研究所

https://www.niid.go.jp/niid/ja/

 

The Society of Alternative Medicine

http://eidaka110.namjai.cc/

 

新型コロナ解説で「安倍批判は控えてほしい」と某局ディレクターに言われた<上昌弘氏>

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200320-00215315-hbolz-soci&p=1

 

 

 


オピオイド破産(米)/オピオイド=癌標準治療(日)

2019-09-16 20:47:26 | 既得権益

「オピオイド鎮痛薬」の画像検索結果

オピオイド系の麻薬性鎮痛剤「オキシコンチン」メーカーの米パーデュー・ファーマが15日夜、米連邦破産法11条の適用をニューヨーク州の連邦裁判所に申請した。同社はオピオイド乱用問題を巡り2600件を超える訴訟を起こされている。

パーデューの取締役会は15日夕方の会議で破産法適用申請を承認した。同社は一連の訴訟を巡る和解案の条件に基づいて再編を進めることを目指している。

パーデューはまた、24州と5つの米領のほか、2000超の市や郡などを代表する弁護士との間で、和解で暫定合意したと明らかにした。

20を超える州は依然として和解案に反対しているか、決定を下しておらず、争いが続く可能性がある。

「オピオイド鎮痛薬」の画像検索結果

和解案では、パーデューの創業一族であるサックラー家は経営権を手放す。同社の発表や関係筋の情報によると、サックラー家は現金30億ドルに加え、一族が保有する別の会社ムンディファーマを最終的に売却することでさらに15億ドル以上を拠出することを提案した。

パーデューのスティーブ・ミラー会長はロイターのインタビューで、和解案に反対している州に対し、反対を続ければ訴訟が長期化し、裁判費用がかさんでオピオイド乱用の影響を受ける地域社会に振り向けるべき資金が減少すると訴えかける考えを示した。その上で、一連の訴訟を解決するためには破産手続きが「最大の希望」だと述べた。

「オピオイド鎮痛薬」の画像検索結果

https://www.msn.com/ja-jp/money/news/米パーデューが破産申請、オピオイド問題で多数の訴訟に直面/ar-AAHmiIg?ocid=spartanntp#page=2

本邦におけるオピオイド鎮痛薬の消費量の低迷の背景にあるものは

「オピオイド鎮痛薬」の画像検索結果

本邦においても,モルヒネのみならず,フェンタニル,オキシコドン,トラマドール,タペンタドール,メサドン,ヒドロモルフォンといった多種,多様なオピオイド鎮痛薬ががん性疼痛に処方できるようになっている。しかしながら,他の先進国と比較して,オピオイド鎮痛薬の消費量が一向に増えず(J Pain Symptom Manage, 2014),国民からも痛みの緩和に対する十分な満足が得られていない状況が続いている(日本経済新聞, 2009)。個々の痛みに,個々の患者の状態に合わせたオピオイド鎮痛薬,製剤が処方可能となっているにもかかわらず,何故,これらの現状が続いているのか,様々なことが推察されている。その一つに,医療者側の問題として,痛みの治療において最も重要であるはずの「評価(アセスメント)」が適切に,そして,継続的に行われていないことが挙げられる。 本邦においては,オピオイド鎮痛薬の消費量の低迷を打開でき,患者の満足の得られる痛みの緩和を得るために,どのような点に注意して痛みの「アセスメント」を行ったらよいか,改めて考え直す時期にきていると言えよう。がん性疼痛のアセスメントの難しさは,がん疾患は他の疾患と異なり,進行性の疾患であり,刻々と病状が変化することである。がん患者が訴える痛みは様々であり,また,病状の進行と共に,痛みの強さ,病態が刻々と変化する。要するに,がん性疼痛のアセスメントで重要なことは,変化する病状を的確に把握し,常に痛みの「アセスメント」と「治療(マネジメント)」を繰り返すことである。「世界保健機関の三段階除痛ラダーに沿って,オピオイド鎮痛薬の処方を始めたから十分である」などと考えてはならず,むしろ,がん性疼痛においては,オピオイド鎮痛薬の処方は必須であり,処方開始後に「アセスメント」と「マネジメント」を適宜繰り返して行っていく必要がある。本邦では,この単純な作業であるはずの,繰り返しの「アセスメント」と「マネジメント」が適切に行われていないことが,オピオイド鎮痛薬の消費量の低迷,そして,患者の十分な満足が得られていない現状に繋がっていると考えられる。本シンポジウムでは,適切なオピオイド鎮痛薬処方が定着するために必要な,がん性疼痛に対する「アセスメント」と「マネジメント」の重要性について,参加なされる方々と考えてみたいと思っている。

「オピオイド鎮痛薬」の画像検索結果

http://archive.jsco.or.jp/detail.php?sess_id=11275


 


医療岩盤規制下、再生医療特許出願、日本は米中韓に大きく後れ

2018-05-29 16:08:15 | 既得権益

 

 再生医療の実用化に向けた日本の特許出願が米国や中国などに後れを取っていることが特許庁の調査でわかった。

 再生医療は市場規模が2030年に世界で12兆8000億円に拡大するとの予測もある成長分野だが、この分野の特許を海外勢に押さえられれば、日本の競争力が低下する懸念もある。



 特許庁が07~15年に日本と米国、欧州、中国、韓国で出願された特許を調べたところ、幹細胞関連技術など基礎的な技術の分野では日本の特許出願は欧米や中国などと大差はなかった。一方、再生医療・細胞治療など応用技術の分野では日本の294件に対し、米国は1436件、中国は607件と大きく差をつけられた。韓国は507件、欧州は438件だった。

 

 

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3043330012052018EA1000/

 

バイオ医薬品分野における知的財産戦略及び活用の最適化に関する調査(平成29年度) (国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)

https://www.amed.go.jp/chitekizaisan/kenkyuu.html

 

 

平成28年度 再生医療分野における知的財産戦略に関する調査 調査報告書(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)(May 2017)

https://www.amed.go.jp/content/000002972.pdf


歯科医院の倒産

2018-05-14 13:13:48 | 既得権益


歯科医院の倒産が急増していることが分かった。東京商工リサーチの調査によると、2017年度の歯科医院の倒産件数は20件と、前年度の11件から2倍になっている。20件台となったのは、23年ぶりだ。



 さらに廃業も、65件(15年)→168件(16年)→144件(17年)と、この2年間激増している。

「倒産増加の大きな原因は、競合の激化です。歯科医院は開業する時、機材をリースにすることが多いため、自己資金が少なくて済み、新規参入をしやすいのが特徴です。そのため、患者数が見込めるオフィス街や駅前に歯科医院が次々に誕生しています。しかも、人口が減っているのに、歯科医師の数は減っていない。この10年、国家試験の合格者は2000人前後で変わっていません。やめる歯科医師も少ない。そのうえ、ここにきて歯科衛生士や事務スタッフの人件費が上がり、歯科医院の経営を圧迫しています」(東京商工リサーチ情報本部・平岩久明氏)



 歯科医院が増えるのは、開業する以外、歯科医師は働く場所がないという事情もあるらしい。医師と違って、歯科医師は勤務医として働けるワクが少ないのだという。

 歯科医院の競合が激しくなるのは、患者にとってプラスなのか。



「生き残りが厳しくなれば、サービスも良くなり、患者にはメリットが大きいでしょう。でも、患者を囲い込もうとして、長期治療をしようとする歯科医師や、治療費を稼ぐために自由診療を勧める歯科医師も増えるはずです」(医療ジャーナリスト)

 人口が急減し、歯科医師もメシを食えない時代になっている。


2017年度「歯科医院」の倒産状況(東京商工リサーチ)

http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20180509_01.html

 

なぜ?歯科医院の倒産が増加(財経新聞)

https://www.zaikei.co.jp/article/20180510/441475.html

 

歯科医院の倒産件数、この1年で2倍に(1D NEWS)

http://news.oned.jp/bankrupt/


国産米賛歌で生活習慣病を蔓延させるJA-農水省の既得権益死守/米関税778%

2018-05-12 16:22:55 | 既得権益

 ◇血糖値を下げるホルモン「インクレチン」

 糖尿病の内服薬は、現在7種類あります。その中に「DPP-4阻害剤」という薬があります。DPP-4阻害剤は、「インクレチン」という消化管ホルモンを血中にとどめる作用があります。

 現在知られているインクレチンは、小腸上部から分泌されるGIPと、小腸下部から分泌されるGLP-1の二つです。血糖値を低下させるホルモン「インスリン」が膵臓(すいぞう)から分泌されるのを促進します。

 食事によって消化管内に炭水化物や脂肪が流入すると、その刺激を受けてインクレチンが分泌されます。そして、血糖値の上昇と共に、膵臓のβ細胞からインスリン分泌を増加させ、α細胞から分泌されて血糖値上昇に働くホルモン「グルカゴン」を抑制します。

 ◇DPP-4阻害剤の働き

 インクレチンは、血中でDPP-4という酵素によって速やかに分解されます。血中のインクレチンの量が半減する「血中半減期」は、GIPが約5分、GLP-1は約2分と非常に短いことが特徴です。

 そこで登場したのが、DPP-4阻害剤です。DPP-4の働きを阻害してインクレチンを血中に約24時間存在させ、血糖値の降下作用を発揮させるのです。

 ◇インクレチンが数分で半減する理由

 DPP-4阻害剤は、極めて理論的に構築された、とてもいい薬です。しかし、根源的な疑問が湧いてきます。なぜ、人体に役立つホルモンが、わずか数分で半分に分解されてしまうのでしょうか。

 一番リーズナブルな説明は、人類にとってインクレチンは、食後約2~5分程度働けば十分だったということでしょう。

 農耕を始める前の人類は、約700万年間も狩猟・採集をして生きてきました。魚介類、小動物・動物の肉や内臓や骨髄、野草、野菜、キノコ、海藻、昆虫などが日常的な食料で、木の実、ナッツ、果物、山芋なども時々食べていたと考えられています。

 穀物のような血糖値が上がりやすい物を日常的に食べていないのですから、インクレチンが常時活性化している必然性はないのです。インクレチンが数分で分解されるという生理学的事実は、主食が穀物(糖質)ではない状況で、人類が進化してきたことの証拠といえるのだと思います。

 ◇700万年間の進化の重み

 農耕が始まり、穀物を常食にするようになると、食後血糖値の上昇が日常的に生じるようになります。こうなると、インクレチンに大いに活躍してほしいところです。

 しかし、さすがに700万年間の進化の重みがあるのでしょう。穀物が主食になった4000~1万年ぐらいの歴史では、DPP-4がすぐに分解してしまう体内の“癖”を変えるような突然変異は起こらなかったのだと思われます。

 ◇「生活習慣病の元凶は精製炭水化物」説

 冒頭で紹介した「ヒューマン・ニュートリション」は「穀物の過剰摂取の害、特に精製炭水化物による『血糖およびインスリン値の定期的な上昇』が多くの点で健康に有害」と強調しています。精製炭水化物とは、白いパンや白米などの精製された穀物のことです。未精製のものに比べて、より急激に血糖値を上昇させます。

 インクレチンの特徴からも、穀物を主食とする現代人に糖尿病が多発しDPP-4阻害剤を使わなくてはならないことからも、穀物を主食とした食事が人類に合っていないことは明らかなのではないでしょうか。


 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-00000012-mai-soci

 

インクレチン (incretin) 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%81%E3%83%B3

 

主食への支出(総務省統計局)

http://www.stat.go.jp/data/kakei/tsushin/pdf/23_5.pdf

 

なぜお米が日本人の主食になったの?(公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構)

http://www.komenet.jp/_qa/shshoku.html

 

国産をお届けすること。それが私たちの使命です(全国主食集荷協同組合連合会)

http://www.zenshuren.or.jp/about/index.html

 

日本の関税は コメの関税は?(外為どっとコム)

https://www.gaitame.com/blog/nomura/2017/01/20170127140502.html

kanzei.JPG

主食

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%BB%E9%A3%9F

 

 海外の国ではこんなものが主食だった!世界の主食まとめ(naver)

 
ご飯・パンを抜くのが人類本来の食事法(DIAMOND)
 

「赤ちゃん取り違え」問題、母親「真実を教えてほしい」(順天堂大学)

2018-04-19 23:02:32 | 既得権益

 順天堂大学の附属病院で51年前、赤ちゃんが取り違えられた可能性が高いことが発覚した問題で、実の子を取り違えられた母親が初めてカメラの前の取材に応じました。母親は「真実を教えてほしい」と訴えています。

 「血のつながっている子どもは今、どうしているのかなと。元気でいるなら姿だけでも、見せてくれればいいかなと」(子どもを取り違えられた母親)

 こう話すのは、都内に住む76歳の母親です。51年前の1967年1月半ば、順天堂大学附属順天堂医院で男の子を出産しましたが、DNA検査の結果、育ててきた息子との間には血縁関係がないことが2年前、明らかになりました。

 「私が誰なのか。(病院に)すぐ動いてほしいと伝えました」(取り違えられた男性)

 この息子を育てた母親が初めてカメラでの取材に応じ、「真実が知りたい」と訴えました。

 「子どもにも、ちゃんとしたお母さんとお父さんがどういう人なのか知らせてあげたい。ちゃんと分かっているのは、順天堂病院だけなんですから」(子どもを取り違えられた母親)

 実は、母親は40年以上前にも取り違えを疑い、順天堂を何度も訪れていました。しかし、病院側からは追い返されたといいます。

 「『(順天堂は)うちは間違いはないので、あなたの浮気ではないですか』と」(子どもを取り違えられた母親)

 順天堂は今回、取り違えの可能性を認め、今月6日に初めて公表しましたが、相手の情報は「平穏な日常を乱す可能性がある」などとして、これまで母親らにも明らかにしていません。こうした対応を受け、母親と息子は厚生労働省などに対し、順天堂への適切な指導を求める要望書を提出しました。

 「『似てない』とか『あなたの子なの』とか、さんざんいろんな人に言われて、誰にも相談することできなかった。大変苦しくてつらい思いというのが、いまだに考えるのが嫌なほど大変でした。きちんと正確なことを教えてほしいというのが私の願いです」(子どもを取り違えられた母親)

 順天堂は取り違えた相手について、「本人や家族から問い合わせがあれば誠意をもって対応します」としています。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/180419/afr1804190022-n1.html

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180419-00000061-jnn-soci

 

【週刊新潮】順天堂「新生児取り違え事件」被害者インタビュー&病院の隠ぺい交渉

https://www.youtube.com/watch?v=-zAUJ88ZdVA

 

新生児取り違え

https://ja.wikipedia.org/wiki/新生児取り違え

 

「私は誰なのか」51年目の訴え、順天堂医院 新生児取り違え

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3343957.html

 

順天堂大学医学部附属順天堂医院

https://ja.wikipedia.org/wiki/順天堂大学医学部附属順天堂医院

 

東大医学部vs.順天堂大学 学閥の壁はバカの壁――徹底解剖 日本の大組織(文春オンライン)

ナンバー内科・外科、医局講座制、大学純血主義……。おおくの弊害を生み出した「旧体制」は崩れつつある

http://bunshun.jp/articles/-/3685

 

東大、慶應も凋落の衝撃 医学部ヒエラルキーの崩壊(文春オンライン)

教授になれない東大OB、患者減少の慶應、台頭したのは……

http://bunshun.jp/articles/-/6588

 

東大卒医師の3人に1人は医師不適格者?(文春オンライン)

患者とトラブルで病棟出入り禁止になった研修医も

http://bunshun.jp/articles/-/6582

 

2015年 病院経営ランキング東京都

https://anond.hatelabo.jp/20150602230342

http://business.nikkeibp.co.jp/article/research/20150530/282952/

 

順天堂大学医学部附属 順天堂医院 天野 篤院長---患者に「愛を運ぶ」ことが何より重要

https://doctorsfile.jp/h/25920/df/1/

 

 


アメリカで大麻合法化、日本の法律に医学的エビデンスは無用

2016-11-02 09:48:10 | 既得権益

25日、元女優の高樹沙耶容疑者が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。

日本では大麻が禁止されているが、近年アメリカでは合法化への動きが進んでいる。

25州とコロンビア特別区で医療用大麻が合法とされ、コロラド州などでは2014年からマリファナも解禁されている。カリフォルニア州の世論調査では、過半数の有権者がマリファナ解禁に賛成を示しているという。日本人にとっては驚くべき結果だろう。さらにコロラド州ではマリファナ関連の税収が年間7千万ドルにものぼり、アルコール関連の税収を大きく超えるという。

カリフォルニア在住の映画評論家の町山智浩氏は、「近所はマリファナの店だらけ」と語る。また医療用大麻を手に入れるには医者からのライセンスが必要だが、そのライセンスでさえ簡単に取得できるという。アメリカでは、大麻の医学的な問題に関しては決着がついているそうだ。また町山氏によると、日本政府はカリフォルニアでマリファナが完全解禁になるのを恐れているという。日本人観光客が買うのではないかという心配があるようだ。

昨年ニューヨークで若者にインタビューした経験があるという博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏は、「若者の中ではマリファナより、タバコの方が悪いという共通認識になっている」と当時を振り返る。
また今後について、「大体こういうものには色々な業界の駆け引きが存在する。日本もそこら辺を冷静に見る」ことが必要だと原田氏は語る。

「日本はまず脱法ハーブなどに目を向ける必要がある」そう語るのは8bitNewsを主宰する堀潤氏。「大麻など現在の法律に照らし合わせるとダメなものはダメ。ただ、その一方で脱法ハーブなどの広がりがいたちごっこになっている」と日本社会の現状について言及した。さらに「アメリカでも何回も何回も住民投票をやっている」とした上で、「大事なのは合意形成のプロセス」であると堀氏は語る。

来月の大統領選と同時に行われる各州の住民投票ではカリフォルニア州などでマリファナ合法化が問われる予定だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161101-00010000-abemav-n_ame


ハーバードなどの一流大学は、アジア人学生には他の人種より厳しい合格基準を設けている

2015-06-16 21:52:16 | 既得権益

20世紀の前半、一部のエリート大学はユダヤ人の入学者数に上限を設けていた。放っておけば、優秀なユダヤ人がキャンパスにあふれてしまうからだ。例えばハーバード大学は、ユダヤ人学生が増えすぎてボストンの保守派の不興を買うことを恐れた。ユダヤ人が他の候補者に比べて優れているとしても関係はなかった。とにかくこれ以上増やしたくなかったのだ。

 今、当時のユダヤ人に取って代わったのが、アジア系の学生だ。最近のウォール・ストリート・ジャーナルの記事「ハーバードの中国人排除法」の取材源である中国系移民の実業家、ユコン・ジャオによると、ハーバードなどの一流大学は、アジア人学生には他の人種より厳しい合格基準を設けているという。ジャオたちは、それが違法だとしてハーバードを訴えた。

 64年の公民権法によれば、連邦政府の資金を得ている大学は、人種に関わらずすべての学生を公平に扱わなければならないと定めている。

 だがアジア系アメリカ人が合格するには、SAT(大学進学適性試験)で白人より140ポイント、ヒスパニックより450ポイント、アフリカ系アメリカ人より450ポイント、高いスコアを取らなければならない。こんな基準は、到底公民権法にかなっているようには見えない。

彼らは「増えすぎるから」という理由だけで入学を拒否されている

 だが、ハーバードは多額の訴訟費用にも耐えられるし、役所や法曹界も古い理想に染まっている。大学は、学生の「多様性」を実現するため、合格審査にあたって「全人的な(=主観的な)」基準で選抜することを許されるべきだ、という考えた。

 大学が学生に占める人種的マイノリティーの比率を意図的に引き上げ始めたのは70年代のこと。「人種的多様性」を確保することでマイノリティーにチャンスを与え、より刺激的な学習環境も確保できるという考え方だ。結果として、多数派の白人は締め出された。

 人種による差別の結果は簡単だ。大学は最も優秀な学生の一部を締め出し、その代わりにそれほど優秀でない学生を入学させる。大学のレベルは下がる。

 今締め出されているのは、中国系、日系、韓国系、インド系の学生たちだ。彼らは、ハーバードのようなトップクラスの大学から入学を拒否されている。「増えすぎるから」という理由だけで。もし入学を認められていれば、学問的に貢献するだけでなく、大学にもさらなる名声すらもたらすはずだが。

成績で合否を決めているカルテックではアジア系が40%超に

 模範的なエリート校もある。カリフォルニア工科大学(カルテック)のアジア系の比率は、93年の26%から今日の42.5%に増加している。入学審査において人種や民族の「多様性」という詭弁を使わず、学問的に優秀かどうかだけを基準としているからだ。

 ハーバードに対して立ち上がったアジア系に、アジア系以外の人種も加わるべきだ。これは、優秀な人材に最高の学習環境を確保するための戦いなのだから。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150615-00151126-newsweek-int


領収書のスマホ撮影

2015-05-24 10:06:25 | 既得権益

外回りの営業担当者にとって、経費精算のために「原本」をとっておかなければならないタクシーや接待の飲食代などの「領収書」。結構面倒くさいものだが、スマホなどで撮影した画像データを保管するだけで、原本を廃棄できるようになるかもしれない。国が規制緩和を検討していると、日本経済新聞が4月末に報じた。

同紙によると、現在は領収書の原本やスキャナーで読み取った画像データを7年間保管する必要がある。しかし、規制緩和が実現すれば、外出先で使えるスマホなどで撮影した画像データでも認められるようになるため、より手軽に経費請求ができるという。

具体的にはどう便利になるのだろうか。税務におけるIT活用にくわしい近藤学税理士に聞いた。

●会計データへの変換サービスが普及する可能性も

「現行の法律では、3万円未満の領収書・契約書は、スキャナー保存すればよいというところまで規制緩和されています。しかし、その要件は厳しいので、かえって面倒くさいかもしれません」

いったい、どんな手間があるのだろうか。

「申請書は、非常に細かい内容の記載を求められます。さらに、電子署名とタイムスタンプの添付が義務付けられています。いま実際にスキャナー保存を行っている人は、かなりマニアックな人だと思いますよ。

ただ、今年9月30日以降の承認申請から、金額要件が撤廃されて、3万円以上の領収書でもスキャナー保存が認められるようになります。承認申請の種類も、簡略される方向です。電子署名が不要になり、タイムスタンプの添付だけでよくなります」

では、スマホ撮影が認められるのは、いつからだろうか。

「原本の廃棄が可能なのは、まだスキャナーでの読み取りだけです。スマホでの撮影は、早ければ2016年から認められるかもしれません」

スマホの画像保存だけでよくなると、メリットは多そうだ。

「なんといっても、保管場所がいらないことが一番です。海外サーバーでの保管も認められていることから、DropboxやEvernoteなどのクラウドサービスを利用することも可能です。

また、最近ではスマホで撮影した画像を会計データに変換するサービスもあります。スマホ撮影が認められれば、それらのサービスがさらに普及してゆくことが考えられますね。

ただ、課題として考えられるのは、画像編集ソフトで容易に金額等の改ざんが行われてしまうことでしょう。今後、タイムスタンプや画像の改ざんを防ぐアプリを開発されてゆくのではないでしょうか」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150524-00003149-zeiricom-bus_all


安倍政権の本当の狙いは「国民総奴隷化」?

2013-07-17 14:53:51 | 既得権益

 アベノミクスを筆頭に、経済回復を目指す安倍政権。しかし、早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦氏は、安倍政権は国民を大企業の道具にしようとしているという。

*  *  *
 私が予言したように、アベノミクスは早々と馬脚を現して、庶民におこぼれが到達する前につかの間の風船はしぼんで、元のもくあみならいい方で、前よりひどくなると思う。安倍政権の考えていることは、国民の大半を権力のいいなりにする国民90%奴隷化政策に違いない。最終目標は国民をコントロールし易くする憲法改悪。そのための撒き餌がアベノミクスということなのだろうが得するのは一部の投資家と海外ファンドだけになりそうだ。

 世界は、人々をなるべく安い賃金でこき使って、多国籍企業の儲けを最大化するという、古典的な資本主義に逆戻りしつつあるみたいだ。そのためには安い労働力が次々に出現する必要があるから少子化は困るということなのだ。世界人口が10億人ほどに減少し、日本の人口も3000万人ほどに減れば、人一人の価値は上昇し、人々は今よりはるかに幸福になるだろうに。マクロに見れば騙されて子どもを沢山作れば作るほど、当の子どもたちは不幸になる。

 安倍政権は、国家は国民を幸せにするための道具だということをすっかり忘れて、国民を大企業の道具にしたくてたまらないみたいだ。最近、従業員が仕事で発明した新技術の特許権を、従業員から企業に移す法律改悪を、閣議決定したとのニュースを聞いて、さもありなんと納得した。安倍政権のやることはどんどん露骨になってきた。原発再稼働も、今回の話も、大企業の儲けを最大化するためなら、何でもやりますよということらしい。



 しかし、前に少し触れた『知の逆転』の中で、ミンスキー(人工知能の父)もワトソン(DNA構造の発見者)も、革命的な知見は集団ではなく個人によってのみもたらされると主張しているように、個人の発明力を大切にしない企業は結果的に技術開発競争に敗れて衰退すると思う。それに才能に溢れた若者は自分の発明に特許権を認めてくれない日本企業は最初から見限って、個人に特許権が属するアメリカの企業に行ってしまうだろう。原発再稼働も特許権の帰属変更も、目先の利益しか考えず、国家百年の計については何も考えていない愚策だ。政治家も大企業の経営者もつくづくセコくなったと思う。

社員が発明した特許は「会社のもの」!? 政府の「知財戦略方針」にひそむ重大な問題 「職務発明」

2013-07-17 12:09:19 | 既得権益
ジャパニーズ・ドリームは文字通りの「夢」のまま消えてしまうのか。企業所属の研究・開発者たちの間で、ため息まじりの声が上がっている。

政府は6月上旬、「知的財産政策に関する基本方針」を閣議決定し、「職務発明」のあり方の抜本的な見直し方針を発表した。

今の特許制度では、企業の従業員が「仕事」として行った職務発明であっても、出願できるのは発明した個人だけ。会社がその特許を利用するためには「対価」を払わなければならない。これを改め、自動的に、あるいは事前の契約によってすんなり会社に権利が帰属するようにしたいというのだ。

地裁が企業に約200億円もの支払いを命じた「青色発光ダイオード裁判」(後に和解)のように、この「対価」が巨額になるケースもあって、経済界は現行制度を嫌っている。その意向に沿い過ぎてはいないのか。発明で億万長者になる夢を断たれた優秀な技術者が海外流出してしまわないだろうか。メーカーでのエンジニア経験もあり、特許問題にくわしい岩永利彦弁護士に聞いた。

●2004年の法改正後は、訴訟は起きていない

「まず、現在の状況を整理しましょう。日本の特許法では、発明は個人に帰属するのが原則です。しかし、従業員が会社の仕事で発明したものは『職務発明』として認められ、ほぼ100%がすんなり会社に帰属します。

問題はここからです。特許法の規定だと、職務発明が会社帰属となった場合、発明した個人に『相当の対価』を支払わないといけないことになっています。つまり、『相当の対価』はいくらなのかを巡って、争いが起きるわけです。

そういった争いの結果、2004年に規定が改正されて、『相応の対価』の算定方式が法律で定められました。基本的にその後は争いは発生しておらず、現在も訴訟等で問題となっているのは、2004年の改正以前に発明がなされたものばかりです」

――それでも、訴訟リスクは残る?

「企業側の言い分としては、現在でも相当額が不十分と考えた発明者からの訴訟リスクは存在するということがあります。確かに、そのリスクは分野によっては非常に大きくなり得ます。たとえば、製薬分野では1つの特許の価値が高いため、製薬会社が研究開発拠点を日本に置けないという問題も生じていると聞きます。

しかし、2004年の改正後は訴訟まで至ったケースはゼロと思われます。現在、企業の思うほどの訴訟リスクは存在しないわけです。改正後8年ほどしか経っておりませんが、改正前でも訴訟まで至るものは極少数でした」

――発明者だけ優遇されている?

「エンジニアへの保護が他の職種の従業員に比べて手厚いとか、給料に加えて発明への対価もあるのは、リスクなしでリターンが得られることになり、経済的に不合理だという批判もあります。

しかし、メーカーの付加価値の源泉は、発明者たるエンジニアによるイノベーションです。ある程度の優遇はやむを得ないでしょう」

――プログラムの著作権に「対価」が発生しないこととの整合性は?

「確かに、従業員のSEが新規のプログラムをした場合、そのソースコード(記述)は著作権法上の職務『著作』として対価なく法人帰属となるのに、そのアルゴリズムは職務『発明』となり、対価を支払う必要があるのはアンバランスだという指摘はあります。

しかし、この違いには合理性があります。特許権は出願しないと認められない『方式主義』ですから、出願時などに帰属や対価をめぐって企業と従業員が交渉するチャンスがあります。

一方、著作権は『申請』などをしなくても、著作物をつくれば自動的に発生する『無方式主義』で、交渉のチャンスはありません。一概に著作権との間でバランスを取る必要はないのです」

●経産省の委員会には、現役の発明者が1人もいない

――そうなると、法律をさらに変える必要はない?

「これはこの国の行く末を考える上で重要な、非常にスケールの大きな話です。少なくとも何らの議論もなく、特許を自動的に法人帰属にして、『相当の対価』もなしとするのは拙速だと考えます。そもそも、改正法の下で訴訟は頻発していません。別段急ぐ話でもないのです。

たとえばですが、日本を三等分して、現行法は東日本、企業有利規定を中日本に、発明者有利規定を西日本に適用し、それぞれ10年くらい運用し、GDPや出願数等を比較対照して決めるといった、それぐらいの慎重な対応をしても良いレベルの話だと思います」

――ずいぶん壮大な実験だ。

「そこまでは無理でも、いまはできるだけ幅広い観点からの議論が求められていると言えます。ところが、7月4日に経産省が発足させた『職務発明制度に関する調査研究委員会』には、現役の発明者が一人もいないというありさまです。このようなお粗末なことでは、発明者に愛想を尽かされ、企業の活力も結果的にそがれることになるでしょう。

企業の投資意欲と発明者の意欲の両方を高め、本当にイノベーションを促進する制度とは何かを洗い出すためには、少なくとも発明者側の利益代表者を交える必要があります。経産省は、今一度委員会メンバーを選抜し、企業と発明者がウィン―ウィンでニッコリできる制度をゼロベースで検討すべきでしょう」

中国、バブル崩壊阻止のため、シャドーバンキング潰しという“劇薬”…進む海外企業の撤退

2013-07-11 15:45:05 | 既得権益
今回は、急激な中国の金利上昇の舞台裏について解説します。各所で「ついに中国バブルがはじけたか?」「経済管理政策の限界だ」「中国政府がついにギブアップした」などなど、中国経済の終焉であるかのような記事を見かけますが、実態はまったく異なります。問題の表面だけを捉えず、今回の問題により深い理解を行い、中国へのビジネスアクセスを失敗しないようご注意ください。

●金利急上昇

 今回急上昇したのは「上海銀行間取引金利(SHIBOR)」と呼ばれる、上海の銀行間が互いに資金をやり取りする際の金利指標です。意外に思われるかもしれませんが、銀行というのは自身の資本だけでお金を回すというのは難しく、日々銀行間で資金を融通し合って業務を回しているわけですね。

 ファイナンス(資金調達)の基本となりますが、金利が上昇するということは当然、銀行の資金調達コストが高くなり、銀行がお金を貸す先(企業)の資金調達コストも高くなります。資金調達コストが高くなり過ぎると、借金をしてビジネスを行っても十分な採算が取れず、このままでは中国の経済発展が止まってしまう、というのが中国バブル崩壊論者の論調です。

 あながち間違いではないのですが、これだけだと40点といったところです。もう少し今回の問題を深く追求してみると、そこには「シャドーバンキング追放」の動きが見えてきます。

●「シャドーバンキング」とは?

 シャドーバンキングを直訳すると「影の銀行」、つまりは日本でいう「地下銀行」のように、本来銀行の営業権を持たない業者が違法な金融業務(海外送金など)を行う場所だ、と考えるかもしれませんがそれは間違いです。

 正しい「シャドーバンキング」の意味は「銀行を介さない、取引実態が不透明な融資」です。これを通して、銀行から融資を受けるのが難しい地方企業や個人などにお金が流れ込み、地方経済に資金を流しているわけですね。

 これだけ聞くと「銀行であれなんであれ、資金が流れるんだからいいじゃないか?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。確かに、企業や国民にとってはその通りなんですが、中国政府にとっては違います。このあたりが、日本の方々が理解の及ばない点かもしれません。

 中国という国は実際がどうであれ、建前上は「共産主義国」です。これはよくいえば「全国民、皆平等」ですが、もちろんそんなわけはなく、歴史をひもといてみればわかるように実際は「管理社会」です。

 つまり、どれだけ経済が発展しようがなんだろうが、「政府が管理できないお金」が流れ込んでくることは容認されないわけです。このあたりは海外から中国株への出資金額に上限設定されていることからも見て取れます(2013年現在、いまだに中国への投資は証券会社ごとに取引枠が設定されており、それ以上の現物株式を取り扱うことはできません)。

●崩壊を防ぎたい中国政府

 中国政府は「同国は発展した」などと大々的に宣伝していますが、同国の経済的競争力が上がったわけではない、ということは政府自身が重々承知しています。数字は刻々と変化するので確定的なことはいえませんが、気になる方は中国の「外資企業比率」と「賃金表」を調べてみることをお勧めします。

 かいつまんで説明しますと、稼ぎ頭の企業および技術提供元は(中国にとっての)外資企業がほとんどです。賃金も地方ならまだしも都市部は年々上昇しているため割高傾向、といったように、はっきりと申し上げまして「砂上の楼閣」です。目端の利く企業はとっくに中国から逃げ出しています。

 当然中国政府もこういった現状に気が付いており、6月19日に開かれた中国国務院の常務会議を見てもわかるように、同政府は「楼閣」を崩壊させるような可能性がある資金膨張を食い止めたいと考えています。

 そして、ここへ来て問題となってきているのが「シャドーバンキング」。政府が実態をつかみきれない融資です。中国の4大大手銀行というのはすべて国有であり、過剰な資金供給は国がストップできます。しかし、もちろんシャドーバンキングは政府が管理できず、結果として融資総計が膨れ上がります。

 実態にそぐわない融資総計が膨れ上がると、どうなるのか? というのは日本がバブル崩壊というかたちで実例を示しているので、中国政府としてはなんとしても歯止めをかけたいわけです。

 そこで打ち出した政策が、今回の金利上昇を容認するという政策。銀行の資金調達コストを跳ね上げることにより、「シャドーバンキング」をワリに合わなくさせるのが目的です。銀行に預けておくだけで10%の利息が付くor返してもらえないリスクをとってまで個人や企業に利息7%で貸し出す、の二択なら、どちらを選ぶかいうまでもないですよね?

●結論と問題点

 今回の金利上昇の動きですが、「バブルが崩壊した」のではなく「バブル崩壊の可能性を秘めたシャドーバンキングを追放するのが目的」であるというのが結論です。

 ただし、銀行の資金調達コストが上がっているということは、つまり体力がない地方銀行や特殊金融機関が破綻する可能性があるということであり、もしそうなれば中国政府が回避したいと考えている「砂上の楼閣崩壊」を、自身の手で引き起こすことになる、という劇薬である点は否めません。

 中国市場の株式が大きく暴落しているという現状もあいまって、「投資には絶好の機会だ」と考える方も多いかもしれませんが、株価低迷が続けば、ゆくゆくは国民の生活レベルが細々としたものになる、というのは日本の方々ならば特に身に染みていることでしょう。

 中国バブルが崩壊したわけではないとはいえ、一朝一夕で解決する問題でもないので、今後注視していく必要があるでしょう。
(文=土居亮規/Business Library Butterfly)