The Society of Alternative Medicine from 1987/代替医療学会

Structured Micronutrient:US PAT/TH FDA(Med), JP FDA(Food)

身長が高いほどがんリスク高い

2015-10-15 17:15:24 | がん

身長が高いほどがんリスクは増加するとした研究結果が1日、スペインのバルセロナ(Barcelona)で開催された欧州小児内分泌学会(European Society for Paediatric EndocrinologyESPE)で報告された。この傾向は特に女性で顕著にみられ、身長が1メートルから10センチ高くなるごとにがん発症率が男性で10%、女性で18%高まるという。

 研究は、スウェーデンで1938~91年の間に生まれた男女550万人を対象に、出生や既往歴、軍隊記録などを調査したもの。対象者のなかで最も高かった成人期の身長は2メートル25センチだった。

 記録を分析した結果、身長が10センチ高くなるごとに、女性では乳がんリスクが20%上昇し、悪性黒色腫(メラノーマ)のリスクは男女ともに30%も増えることがわかった。

 この研究結果は科学誌上では発表されていないが、身長とがんリスクの関連を指摘した過去の研究結果を裏付けるものとなる。研究チームによれば、調査対象の男女の人数はこれまでで最大だという。

 ただし、今回の発見が気候や食生活、遺伝的背景が異なる人々にも該当するかどうかはわかっていない。また、外部の専門家らは解析手法を疑問視し、結果についても懐疑的だ。彼らは、がんリスク上昇の原因は身長の高さではなく、むしろ成長ホルモンといった要因が身長とがんリスクの双方に影響している可能性を指摘している。

 これに対し、英ロンドン大学(University of London)セントジョージ校のドロシー・ベネット(Dorothy Bennett)教授は、サイエンス・メディア・センター(Science Media Centre)が発表したコメントのなかで「一見すると、この関係性は奇妙にみえるが非常に妥当なものだ」と述べ、人間のがんリスクは身体の細胞の数に関連しており、よって身長が高ければ「危険性」を持つ細胞の数も多くなると説明している。

http://www.afpbb.com/articles/-/3062049?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Thu_r3

 


抗酸化サプリにがん転移促進作用

2015-10-15 17:13:12 | がん

健康促進と老化の抑制に効果があるとされる抗酸化サプリメントだが、14日に発表された研究論文で、皮膚がんの中で最も死亡率が高い悪性黒色腫(メラノーマ)の転移を助ける恐れがあることが指摘された。

血液検査で乳がん再発予測、実験的技術を開発 研究

 今回の研究結果は、市販のビタミン剤や抗酸化作用のある薬剤が、腫瘍の数を増やし、その影響力を高めている可能性があるとする最近の複数の研究論文を裏付ける形となった。論文は、米テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター(University of Texas Southwestern Medical center)のショーン・モリソン( Sean Morrison)氏らが共同で執筆した。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された今回の論文によると、マウスを使った実験は、抗酸化作用のあるN-アセチルシステイン(NAC)を注射したマウスの一部に、悪性黒色腫細胞の転移が、注射していないマウスに比べて2か月ほど早い個体が確認されたという。

 研究チームによると、抗酸化物質には、転移するがん細胞を抑制する働きのある体内分子を攻撃する作用があり、これが結果的にがん細胞の転移を助けていると考えられるという。

 今回の研究をめぐっては、まだ臨床研究の段階にはないが、研究チームは、がん患者は日々の栄養を抗酸化作用のあるサプリで補うべきではないとしている。

 これまでに発表された論文の中には、ビタミンEを含む抗酸化作用物質に、がん性腫瘍の数を約3倍に増加させ、実験で用いたマウスが短期間で死んだとするスウェーデンの研究論文がある他、乳がんや前立腺がんでも同様の結果がみられたことを指摘するものが複数ある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151015-00000030-jij_afp-int


がん民間療法/川島なお美

2015-10-12 19:32:02 | がん

54歳という若さで、胆管がんで亡くなられた女優の川島なお美さん。メディアはその死を悼むあまり、胆管がんの怖さを強調したうえで、専門医の「がんで助かるにはやはり早期発見しかない」というコメントを紹介している。

 しかし、川島さんの場合は早期発見されたにもかかわらず、発見から約2年で亡くなられた。しかも、2013年8月に人間ドックでがんが発見された時点で、「余命1年」と宣告されていたという。これは、同じ所属事務所で川島さんとパティシエ・鎧塚俊彦さん夫妻と家族ぐるみで親しくしてきたタレントの山田邦子さんが、川島さんから聞いた話としてテレビ番組で話している。また、山田さんは手術まで半年を要したことに、「鎧塚さんは『悔やまれる。早く行けばよかった』と言っていた」とも語っている。

 自覚症状がなく、健診で発見されその時点で余命宣告され、手術までに半年。医者の視点から言わせていただくと、どこか不自然である。余命1年と宣告した医師は、なにをもってそう言ったのだろうか。
 
●腹腔鏡手術への疑問

 検診で発見されたということは、がんの状況はまだそれほどでもなかったはずである。そうでなければ、約半年後の14年1月に手術を腹腔鏡で行ったことの説明がつかない。

 腹腔鏡手術は開腹手術に比べたら難易度が高いうえ、医師の腕によって大きな差が出る。しかもできるのはがんの部位切除が中心で、たとえば肝臓を全摘するなどということはできない。だから、腹腔鏡を選択したということは、がんの状況は肝臓転移がなく、周囲のリンパ節へも浸潤しておらず、まして腹膜播種がなかった、つまりお腹の中に広がっていなかったと考えられる。

 ところが報道によれば、川島さんの場合は、肝臓の外の胆管にできた肝外胆管がんではなく、肝臓内の細い胆管にできた肝内胆管がんだった。肝内胆管がんの腹腔鏡手術は、胆管がんのなかでも肝門部胆管がんに次いで難しいといわれる。

 先ごろ、群馬大学や千葉県がんセンターで胆管がんの腹腔鏡手術を受けた患者が次々に死亡したケースが事件になったが、その多くは肝門部胆管がんの腹腔鏡手術だった。

●健診でがんが発見されることは、いいことなのか

 川島さんがブログに綴ったところによると、川島さんは手術後、抗がん剤や放射線による治療を一切受けず、以下の「民間療法」を取り入れていたという。

(1)ビタミンC濃縮点滴などによる「免疫力増進療法」
(2)電磁波などにより邪気を取り除く「電磁波療法」
(3)発酵玄米や豆乳ヨーグルトといった食事を摂る「食事療法」

 しかも手術を受ける前から、こうした民間療法を実施していたともいう。
 
 肝内胆管がんは、もともと術後5年生存率が30~50%とされる難治性のがんだが、手術を受けた後も長生きした人もいるし、受けずに長生きした人もいる。

 ここからは一般論だが、手術が最善の方法とはいえないのである。自覚症状がないなら、たとえがんが発生したとはいっても、そのがんは体に対して悪さをしていなかったからだ。通常、胆管がんは黄疸が出て初めて発見される。

 実際、手術後の川島さんの状態はよくなかった。激ヤセが話題になるほど食欲も落ち、栄養失調状態に陥っていたようだ。これは「悪液質」といって、がんの進行によって引き起こされる衰弱である。悪液質が始まると、脂肪組織や筋肉の萎縮が進み、体中のエネルギーが消失していく。

 がんがあろうとなかろうと、人間は生きていくためには1日最低限1400キロカロリーの摂取が必要だ。これ以下だと、普通の生活ができなくなる。推測だが、川島さんはこうして最期のときまでを苦しみ抜いて亡くなられた。

 人間ドックのような健診でがんが発見されることが、果たしていいことなのだろうか。がんの種類によっても異なるが、がんの摘出手術が有効という確かなデータもない。

 あくまで「イフ」だが、健診によってがんが発見されず、発見されても症状がなかったのだから、手術を受けないという選択もあった。そうすれば、川島さんはもっと長生きできていたかもしれない。このような視点で「がん死」を捉えることも必要ではないだろうか

 

http://netallica.yahoo.co.jp/news/20150930-00010000-bjournala


大腸がん

2015-10-12 18:48:12 | がん

またひとり、熱い役者がこの世を去った。28日、54歳の若さで亡くなった今井雅之さん。末期の大腸がんであることを自ら告白し、闘病中であることを明かしてからわずか28日。「せめて秋まで」という願いさえ、かなうことはなかった。

 無念の降板となった舞台「THE WINDS OF GOD」。降板を発表する前、夕刊フジのインタビューに応じたが、自衛隊での実務経験もあるタフなイメージとは裏腹に「けがはしょっちゅうだが、それまで自分の辞書に病気はなかった。お医者さんにも生きているのが不思議、奇跡だといわれました」と、らしからぬ言葉でその衝撃を語っていた。

 そして先月、末期がんであることを明かした会見では、ほほはこけ、体もやせて細くなっていた。転院を繰り返し、抗がん剤治療の苦しさを語る姿は凄絶ですらあった。

 芸能人のがん闘病に関する著書もある芸能評論家の肥留間正明氏は「あの会見で、今井さんは、言葉ではまだ闘うといっていたが、目に勢いがなかった」と話す。「告知することがいいとは限らない。闘病する気持ちがあるとはいえ、告知されたことで知らないうちに気落ちし、死期を早めてしまう可能性すらある。闘うことが本当に難しい」とも。

「石原裕次郎さんは告知されていなかった。だから、最後までファンの前では石原裕次郎でいられた。漫画家の手塚治虫さんもそう。最後まで仕事を続けることができたんです」と肥留間氏。

 「一方、余命半年と宣告されたタレントの清水クーコさんは『死にたくない』と泣きながら亡くなった。歌手の出門英さんも告知された途端、今までの元気をすっかり失ってしまった」と説明する。

 秋に主演舞台の映画化が控えていたため、「よくなると信じています。神様には秋まで寿命を持たせてとお願いします」と会見で語っていた今井さん。このときすでに自分の死期を感じていたのだろうか。

 その早すぎる死を悼む声も絶えない。

 「THE WINDS OF GOD」で共演したタレント、井戸田潤(42)は「この舞台を成功させることが今井さんの想いでした。今井さんの想いを胸に最後まで舞台を務め上げます。『最後まで頼むぞ』と託された時の声が忘れられません」とコメントを発表した。

 ドラマで夫婦役を演じたことのある女優、田中美奈子(47)も「現場ではムードメーカーで、スタッフやキャストを盛り上げ、人の見ていないところで本当に努力の方でした。持ち前の負けじ魂で復活してくださると信じていたので大変残念です」と話した。

http://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/150530/ent15053020210032-n1.html


大腸がん末期

2015-10-12 18:46:02 | がん

末期の大腸がんを公表していた俳優、今井雅之(いまい・まさゆき)さんが28日午前3時5分、大腸がんのため、東京都内の病院で死去した。54歳。兵庫県出身。がん告白会見から28日。復帰を誓っていたが願いはかなわなかった。本人の遺志で通夜、葬儀は近親者で密葬の形で行い、後日、お別れの会を行う。

 所属事務所によると、今井さんは入院して治療やリハビリをしてきたが、27日に容体が急変。28日、親族に看取られて息を引き取ったという。

 高校卒業後、陸上自衛隊に入隊したが、俳優を目指して除隊。法政大卒業後の1986年、奈良橋陽子演出の舞台「MONKEY」でデビュー。96年には映画「静かな生活」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。

 ライフワークとなった特攻隊員を描いた舞台「THE WINDS OF GOD」は88年から上演。91年度芸術祭賞を受賞したほか、海外でも高い評価を得ている。

 54歳の誕生日の4月21日、大腸がんであることを公表し、「THE WINDS OF GOD」の降板を発表。

 4月30日には記者会見で、末期のステージIVであることを公表。「病には勝てなかった」と声を絞り出した。昨年11月に腫瘍を切除。転院を繰り返し、当時は6つ目の病院だった。抗がん剤の副作用で苦しい日々が続き、担当医に「モルヒネで殺してくれ」と懇願したことも明かした。

 7日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」が最後のテレビ出演となった。

 本紙の取材にも、病気と闘う思いを明かしていた今井さん。「自分が大病したことで、毎日を普通に生きることが、どれほど大切かを痛感した。若い世代に『生きて生きて生きまくれ』というメッセージを伝えたい」と語っていた。

http://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/150528/ent15052821400034-n1.html


乳がん、5年生存率は50%

2015-10-12 18:41:43 | がん

先月24日に乳がん手術を受けた元女子プロレスラーでタレント、北斗晶(48)が3日、病院を退院し、埼玉県吉川市の自宅兼事務所「健介オフィス」で会見。がんは脇のリンパ節にも転移していたことを明かし、「5年生存率は50%」と告白した。

 ステージは「極めて3に近い2のB」だったといい、リンパ節の腫瘍も取ったため、「右脇の感覚はまったくありません。冷たい、熱いなど(も分からない)」と説明。今後は10月下旬から約半年間、抗がん剤治療を行った後、放射線治療など段階を踏んで治療していく。

 ふくらみのなくなった右胸を服の上から見せ、「胸がなくなるって、こういうことなんです」と涙する場面もあったが、「がんに負けないように闘います」と気丈に宣言。

http://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/151003/ent15100315480017-n1.html


がん死

2015-10-12 18:38:33 | がん

女優の川島なお美さんやフリーアナウンサーの黒木奈々さんら働き盛りの世代の著名人が相次いでがんで命を落としている。今や「2人に1人ががんになる」とされ、外来治療を受けながら働き続ける人もいる。専門家は「早期発見で治るがんもある。自覚症状がある場合は、すぐに受診を」と呼び掛けている。(平沢裕子、油原聡子、村島有紀)

 ◆みつけにくい胆管がん

 9月24日に54歳で亡くなった川島なお美さんの命を奪った胆管がんは、検診などでみつけにくく、有効な治療薬も少ないなど治癒が難しいとされるがんの一つだ。今年亡くなった任天堂の岩田聡社長や柔道五輪金メダリストの斉藤仁さんも胆管がんだった。いずれも働き盛りの50代の死で衝撃が大きかったが、一般的には70代が多く、がん患者全体では2~3%。治療は手術が第一選択となる。

 自覚症状としては、みぞおちから右上腹部の鈍痛、食欲不振、体重減少、発熱などがみられる。また、胆管が詰まると黄疸(おうだん)の症状が出る。皮膚や白目が黄色くなり、尿が茶色、便が白くなるほか、全身にかゆみが出る。こうした症状がある場合は、先延ばしにせず、すみやかに医療機関を受診する。

 ◆胃がんはピロリ菌

 9月19日に32歳の若さで亡くなったフリーアナウンサー、黒木奈々さんは胃がんだった。

 胃がんはかつて、塩分やストレスが原因とされてきたが、今ではピロリ菌による感染が重要な危険因子とされる。北海道大学大学院がん予防内科学講座の浅香正博特任教授は「40代までの感染者の場合、除菌によって胃がんの発生を90%以上抑制できると考えられている」と説明。若い世代こそ検査を受け、感染が判明したらすみやかに除菌するよう勧める。

 除菌治療は平成25年2月から保険適用となった。除菌治療に手術や入院は必要なく、胃酸を抑える薬と2種類の抗生物質を7日間、朝夕食後に服用する。

 ◆増加傾向の大腸がん

 5月に54歳で亡くなった俳優の今井雅之さんは大腸がんだった。体調に異変を感じたのは昨年8~9月で、11月に病院で検査を受けたところ、他の臓器への転移がみられる「ステージIV」の大腸がんと診断されたという。ステージIVの場合、5年生存率は3割程度とされる。

 大腸がんは、大腸の内側の表面にある粘膜に発生するがんで、食の欧米化などにより近年増加傾向にある。大腸がんになると、便に血が混じっていたり便秘になったりするほか腹痛などの症状が表れるが、初期にはほとんど自覚症状が出ない。ただ、便の中に混ざっている血液を検出する「便潜血検査」は早期発見に有効だ。がん研有明病院消化器センター大腸外科部長の上野雅資医師は「大腸がんは診断も簡単で比較的治りやすい。早期発見のためにも40歳以上の人は定期的に検査を受けてほしい」と話す。

 ◆早期なら内視鏡手術も

 9月23日に乳がんであることを公表したタレントの北斗晶さん(48)は、毎年秋頃に乳がん検査を受けており、昨年の検査では異常は見つからなかった。今年に入り、右の乳房にチクッとする痛みがあるなど異変に気付いたが、検査を受けている安心感もあり、すぐに受診することはなかったという。聖路加国際病院ブレストセンター長の山内英子医師は「中間期がんといって、検診と検診の間に見つかるがんもあります。検診を受けていても、異変に気づいたらすぐに受診を」と呼び掛ける。

 上野医師は「日本人に多い、胃がんや乳がん、大腸がんなどは比較的治りやすい」と指摘。早期に発見できれば、外科手術をしなくても内視鏡手術で済むこともあるといい、「若い人は忙しく、痛みや異常を感じても病院に行かずに悪化させてしまいがち。自分や家族のためにもがん検診をしっかりと受けてほしい」と話している

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000547-san-hlth



体に溜まっている邪気を純金の棒で体をこすることにより払う

2015-10-12 05:32:50 | がん

「21日から、入院生活を送っていた。当初はベッドの上で仕事の計画を立てるくらい元気だったが、23日夜に吐血。それ以降は、話しかけられてもうなずくのがやっとだった。つきっきりで看病していた夫の鎧塚俊彦さんと2人きりになった瞬間に、夫の目を見つめて息を引き取ったそうだ」(知人)

 女優・川島なお美(享年54)が9月24日夜、亡くなった。川島に肝内胆管ガンが見つかったのは一昨年7月の人間ドックでのこと。

「さまざまな病院でセカンドオピニオンを受け、有名な近藤誠さんにも話を聞いていた。このころ、余命1年を宣告されていた」(同じ知人)

 昨年1月に腹腔鏡手術を受け、2週間ほどで退院。2カ月後には仕事復帰した。抗ガン剤や放射線治療は受けていなかった。

「肝内胆管ガンは再発が非常に多いガンです。放射線治療はまず効きません。抗ガン剤も非常に効きが悪く、有効率は数パーセントです」(三浦病院の三浦健院長)

 かわりに通っていたのが、民間療法だった。「ごしんじょう療法」を掲げる「貴峰道」という治療院は、渋谷区内のマンションの一室。川島がここを初めて訪ねたのは、ガンが見つかった’13年8月末だった。それから週に1~2度、通っていたという。スキンヘッドに口髭の貴田晞照院長(64)が語る。

「気の力で邪気を取ることで、ガン細胞を弱らせ、正常な細胞の働きを活性化させ免疫力を高めるんです。川島さんが通っていたのは事実です。最初は、ご主人の紹介でした。西洋医学の治療をメインに受けていましたが、時間のあるときにはここにいらしていました」

 川島が受けた治療の内容は「個人的なことなので話せない」(貴田氏)というが、川島の著書『私の死生観』(与謝野馨氏ほかとの共著。KADOKAWA刊)にはこうある。

体に溜まっている邪気(東洋医学の概念のひとつ。病を引き起こす元になる過剰な電磁気エネルギー)を純金の棒で体をこすることにより払ってくれるんです》《その治療をしてもらうと、本当に気力が充実するんです》

 純金の棒にすがって、亡くなる8日前まで、川島は舞台に立ち続けた。「仕事が薬」と、周囲に話していたが、迫りくる死を覚悟もしていた。

「1年ほど前、ご友人とお墓を探しに来られました。ただ、こちらではペットと同じ墓に納骨はできないんです。それをお伝えすると、その後ご連絡はありませんでした」(港区の賢崇寺)

 愛犬とともに永眠したい--。それが川島の願いだった。1月に亡くなった愛犬・シナモンと、いまは天国で戯れているに違いない。


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151001-00010003-jisin-ent



健康寿命

2015-10-12 05:18:36 | 健康

世界188カ国の2013年の「健康寿命」を調べたところ、日本が1位だったとする調査結果を米ワシントン大(西部ワシントン州)などの研究チームが27日付の英医学誌ランセットで発表した。健康寿命は介護が必要だったり、日常生活に支障が出る病気にかかったりする期間を除き、自立して過ごせる期間を示す。

 同チームによると、日本の健康寿命は男性が71・11歳、女性が75・56歳で、男女とも健康寿命は1位だった。この年の日本人の平均寿命は男性が初めて80歳を超え、女性は86歳台だった。

 健康寿命の男女平均で2位は72・1歳のシンガポール。

http://www.47news.jp/CN/201508/CN2015082801000999.html


便秘解消には穀物

2015-10-05 11:41:13 | 健康

お通じの悩みを抱える女性は多いもの。株式会社えんばく生活と株式会社サイキンソーは2015年8月27~28日、30~40代女性398名に腸内環境とダイエットに関する意識・実態調査を行いました。それによると、現代女性の2人に1人はお通じの悩みを持っていました。そして、お通じの良い人と悪い人とでは、食生活にある違いがあることが分かりました。


◆便秘に悩む人の約6割が「詰まり女子」

現在のお通じの状況について、「恒常的な便秘」、「過去は便秘ではなかったが現在は便秘である」と回答した人の割合は約半数にのぼりました。便秘傾向の人に便秘の状況について質問したところ、次のような回答が寄せられました(複数回答)。

・3日以上つづけてでないことがある(64.5%)
・排便をするときに固くて不快感がある(37.4%)
・排便はあるがすっきりしない(31.8%)

このように、3日以上排便がない「詰まり女子」の割合が6割を超える結果となったのです。


◆穀物製品を多く摂る「すっきり女子」

お通じの良好な「すっきり女子」と「詰まり女子」の食生活を比較すると、意外にも上位にくるものは共通していました。いずれも、ヨーグルトや納豆といった発酵食品が上位に入っていたからです。一方、違いが出た食品もありました。それは「穀物」。「すっきり女子」の方が、「雑穀米やえん麦、大麦などの食物繊維が豊富な穀物」、「グラノーラ等のシリアル類」といった穀物製品を多く摂る傾向がありました。


◆穀物に含まれる水溶性食物繊維

良好なお通じのために食物繊維の摂取が重要であることは良く知られています。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、一般的に食物繊維が多いイメージのある野菜に多く含まれているのは、水に溶けない不溶性食物繊維です。水分が不足したまま、不溶性食物繊維ばかり摂っていると、かえって便が硬くなってしまうこともあります。

食物繊維の割合は不溶性食物繊維:2に対して、水溶性食物繊維:1のバランスが理想的と考えられています。穀物には水溶性食物繊維が含まれており、特に大麦(押し麦)は100g中に水溶性食物繊維6g、不溶性食物繊維3.6gを含み、野菜から摂れる食物繊維と合わせると理想的なバランスに近づきます。


◆炭水化物抜きダイエットの注意点

食事に含まれる炭水化物の割合を減らし、代わりにタンパク質、脂質の割合を高くするダイエット法を取り入れている人もいるでしょう。炭水化物を減らすと血糖値の乱高下やインスリンの過剰分泌を抑えることができるので、こうした方法が体質にあっているという人もいます。ただし、お通じに関しては注意すべき点があります。

私たちが口にする炭水化物の多くは穀物です。炭水化物を制限すると、どうしても穀物から得られる水分や食物繊維の量も減り、便秘になりがちです。この問題が野菜の量を増やすだけでは解決しない理由は先にふれた通りです。

炭水化物ダイエットは量を減らしすぎるのではなく、質のいい炭水化物を選ぶことが大切です。白米より麦ごはん、白いパンよりもライ麦パンなど全粒穀物を混ぜた食品を選びましょう。なお、玄米はダイエット中の女性に人気ですが、不溶性食物繊維が多いため、納豆やオクラ、きのこ類などの水溶性食物繊維をたっぷりの水分と一緒に摂るようにしましょう。

女性が便秘になりやすい理由のひとつにダイエットがあります。食べる量が減るとどうしてもお通じは悪くなってしまいます。これを予測し、「ダイエット中は意識して野菜をたっぷり食べる!」と考えるのは賢明ですが、「穀物の量」が盲点になることがあるので注意しましょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00010000-mocosuku-hlth


大腸がん

2015-10-02 01:50:42 | がん

◆食生活の変化と高齢化で、30年で5倍増


大腸がん患者の数は、この30年でおよそ5倍に増え、2015年は肺がんや胃がんの患者数を超える予想となっています。

その理由として、一般的によく言われているのは、食生活の欧米化、ライフスタイルの欧米化です。ただ、そのように言われ始めてから、ずいぶんと時間がたっています。食生活の変化によって大腸がんが増えてきたのは、だいたい1990年代後半までだと思われます。

それ以降の大腸がん増加の要因は、やはり高齢化社会になったことでしょう。

食生活の欧米化によって大腸がんが増えるというのは、肉をたくさん食べるようになったことによる変化です。とくに赤身の肉や加工肉をたくさん食べると、その消化のために、肝臓でできる胆汁酸が増えます。胆汁酸が腸の中に行くと、細菌によって二次胆汁酸になります。この二次胆汁酸に、発がん性があると言われています。肉食そのものが良くないということではなく、胆汁酸と腸内細菌の影響で、大腸がんが増えたと考えられます。

肉の種類としては、牛肉でも豚肉でも、一般的に赤肉が大腸がんに関連しているとされていて、魚や白身の鶏肉は関係がないと言われています。

高齢化による要因は、遺伝子変化の蓄積です。大腸がんは、遺伝子の変化の蓄積で発生すると考えられていて、だんだん年齢を重ねるごとに、遺伝子の変化が積み重なってくるわけです。このため、年齢が高くなるにつれて、大腸がんの罹患率が高くなるのです。高齢化が進行することで、大腸がんの患者はますます増えるようになると思います。

■ステージ3でも治る確率は8割


大腸がんは、他のがんと比べて進行が早いわけではありません。突然、大きながんや、進行したがんができるのではなく、最初は小さな「ポリープ」と言われるものが、だんだん大きくなり、がんになります。がんも小さなものからだんだん大きくなる過程を経ますから、例えば、小さなポリープができてから、手術が必要になるがんになるまでの期間は、少なくとも2年以上だと言われています。

がんの中では、大腸がんも胃がんと同様に、適切に治療すれば治りやすいものです。がんには進行度合いに応じて「ステージ」があります。大腸がんの場合、「ステージ3」までに発見されれば、治る確率がかなり高いと思います(図2)。

「ステージ0」は、粘膜の中にとどまっている状態です。その後、「浸潤」と言って、少しずつ大きくなって壁の中に入り込んでいくのですが、腸の中にとどまっている「ステージ1」や「ステージ2」であれば、かなりの確率で治ります。リンパ節転移があるものを「ステージ3」と言いますが、今の日本では、「ステージ3」の大腸がんでも、80%近くは治ると言われています。これが「ステージ4」になると、なかなか治すのは難しい。
■症状がない怖さ


ただ、大腸がんには、特有の症状がないという特徴があります。つまり、症状が出た時には、ある程度進んだ状態のがんだということなので、ここが怖い点です。ですから、症状のないうちに見つけることが大事なのです。

そのためには検診を受けることが不可欠ですが、その前提で、検診以前に気付く初期症状をまとめてみました。

(1) 便に粘液や血が混じる

(2) 下痢や便秘が続く

(3) お腹(なか)にしこりがある

(4) “残便感”がある

(5) 便意はあるが出ない

痔でも出血はありますが、痔の出血は便の周りに付着します。便を出した後も、血液がぽたぽたと落ちます。血の色も、鮮血と呼ばれる赤い血がまじります。また、便をする際に痛みもあります。これらが痔の出血の典型的な症状です。

これに対し、大腸がんの場合の出血は、便に血がまじっても排便の時に痛みがなかったり、便と血液がまじって黒っぽく見えたりという特徴があります。黒っぽい血がまじっていたら、痔だと思っていても、検査を受けた方がいいと思います。

下痢や便秘が続くという意味は、それまで1日1回便が出ていたのに、下痢をしやすくなったとか、便秘になりやすくなったという便通の変化が起きた状態のことです。

お腹のしこりは、がんがある程度大きくなると、触って分かるほどのしこりを感じるということです。

大腸がんの種類には、肛門に近い左(図4では向かって右)の方にできる直腸がんやS状結腸がん、右の方にできる上行結腸がんや盲腸がんがあります。

右(図4では向かって左)の方にできる上行結腸がんや盲腸がんは、なかなか症状が出ません。便の中に血がまじっても、攪拌(かくはん)されてしまって血液が分かりにくいのです。

肛門に近い左(図4では向かって右)の方のがんは、しこりができるほど大きくなる前に、便に血がまじるとか、便通異常といった、他の症状が出るようになります。つまり、しこりを感じるのは、右の方にできるがんです。

(4)の“残便感”は、直腸がんの一つの特徴です。便がすっきり出ないため、便が残っているような感じがすることです。(5)の便意があるのに便が出ないというのも、直腸がんの症状としてあります。

◆毎年の検診が大切

大腸がん検診は、自治体だと40歳以上になると受けられます。

具体的には、便の中に血が混じっているかどうかを調べる便潜血検査という方法を使っています。検診の日およびその前日に出た便の表面をこすり、容器の中に入れて病院に持っていく「2回法」が主流です。病院ではこれを調べて、便の中に血液があるかどうかを判断します。便の中に血が混じっていて陽性の結果が出れば、精密検査を受けることになります。

大腸がんができているのに、便潜血が陽性にならない人も14%~15%ほどいらっしゃいます。ただ、その時に見つからなくても、1年に1回、大腸がん検診を繰り返して受けていれば、次には見つかります。がんが見落とされていたとしても、1年ではそれほど急速に悪くはなりませんから、定期的に検診を受けることが大事なのです。

便潜血検査で陽性だった場合は、大腸の内視鏡検査、いわゆる大腸カメラか、おしりからバリウムを入れて検査する注腸検査の2種類の精密検査から選択をすることになります。

内視鏡検査の場合は、下剤を飲んで腸をきれいにしてから、肛門からカメラを入れて、腸の中を全部見ていく検査です。この検査が便利な点は、その場である程度、ポリープやがんが見えますし、そういう病変があれば、細胞をとってきて、良性か悪性か、つまりがんかどうかを判断できることです。

バリウム注腸検査は、同じように下剤を飲んで腸をきれいにした後、お尻からバリウムを入れて腸全体を映し出します。

内視鏡検査の場合は、多少、技術が必要で、慣れた先生が行った方がいいのに対し、バリウムの場合は、もう少し簡単にできます。

また、病変が非常に小さく、平らだと、注腸検査では見つけにくいので、内視鏡検査の方がいいと思います。病変がある程度の大きさであれば、注腸検査でも十分に発見できます。

残念ながら、血液検査では早期に大腸がんを見つけられませんから、肛門からカメラやバリウムを入れるのに抵抗を感じるという方も、ご自分の健康のためと思って、検査を受けていただきたいと思います。費用は病院によって多少異なりますが、大腸内視鏡検査だと6000円から2万円程度、注腸検査だと4000円か5000円ぐらいです。いずれも、保険が効きます。かつては大腸内視鏡検査で違和感を強く感じた人もいらっしゃったのですが、現在は検査機器も、医師の技術も向上していますので、不快感は相当に減ったと思います。便潜血検査で陽性ということであれば、ぜひ、大腸内視鏡検査を受けた方がいいでしょう。

大腸カメラによる検査の頻度は、以前にポリープがあって内視鏡で切除したり、大腸がんの手術をしたりした人で、病気がなにもない場合には、2年に1回ぐらいで結構です。ポリープや大腸がんの経験がなく、異常もない人は、毎年の便潜血検査をしっかり続けてください。

◆内視鏡治療、手術治療、抗がん剤治療、放射線治療

検診で大腸がんと診断されたら、どの程度のステージにあるのかを診断したうえで、治療法を決定します。

治療法には、内視鏡治療、手術治療、抗がん剤治療、放射線治療の4種類があります。

まず、内視鏡でがんを見て、粘膜だけにとどまっているがんや、多少は粘膜下層にまで入って行ってはいるものの早期がんであれば、内視鏡で切除します。それだけで治る場合もあります。精密検査の段階で発見して、そのまま切ってしまうこともあります。

ただ、内視鏡治療は腸の中にある病変やがんは取れますが、リンパ節に転移している可能性がある場合、リンパ節は切り取れません。その場合は、手術治療になります。

手術治療の基本は、ある程度リンパ節に転移している進行がんが相手ですので、しっかりリンパ節を取ってくることになります。従来は、大きく30センチくらいお腹を切って、その手術をしていたのですが、最近では腹腔(ふくくう)鏡をお腹の中に入れて、お腹の中を見ながら細い鉗子(かんし)を入れ、リンパ節郭清(かくせい)をすることができるようになりました。この方法だと、体の傷が小さいので、痛みも少なく、回復も早いので、手術して1週間前後で家に帰れるという利点があります。

病院によってはステージに関係なく、腹腔鏡手術を行っている施設もありますが、やはり、腹腔鏡手術のデメリットもあって、大きながんや、がんが腸の壁を破ってしまっているような場合は、腹腔鏡手術は控えた方がいいのではないかと考えています。

腹腔鏡手術とそうでない手術との治癒率の違いは、まだしっかりしたデータが出ていません。がんが腸の壁を破っている場合は、お腹の中にがん細胞がまき散らされる「腹膜播種(はしゅ)」が起こる可能性もあります。専門の先生とよく相談して、治療法を決めてください。

◆人工肛門

直腸がんが肛門近くにある場合、人工肛門になることがあります。

がんは、その部位だけを取ってくるのではなくて、周囲のリンパ節もとってきます。安全域を見て直腸がんの場合はがんから離れた2、3センチ肛門近くの腸まで切るわけですが、それが肛門に引っかかってしまうようだと、人工肛門の手術になります。

図6の赤い点のようなものが人工肛門で、腸の一部をお腹の壁に出したものです。そこにパウチという袋を張って、便を受けます。

便が肛門から出ずに、お腹の壁から出るのが人工肛門です。普通の肛門の場合は、肛門を広げて便を出したり、閉じて出ないようにしたりできるのですが、人工肛門の場合はその働きをする括約筋がないので、便をぐっと我慢するといった排便調節ができません。違いはそれだけで、あとは同じです。

なぜ、人工肛門を嫌がる人が多いかといえば、それまで排便をコントロールできていたのに、お腹の壁から便を出すために、見た目も悪いし、匂いも出るんじゃないか、便で汚れるのではないかという不安、そういうことによって日常生活に障害があると考えるからです。実は、人工肛門にならなかったとしても、直腸を大部分切り取って肛門の近くに腸をつないだ場合でも、直腸がなくなりますので、便を十分にためて一気に押し出すという直腸の作用がなくなってしまいます。便を十分にためられず、また、押し出せないために、便の回数が増えるということと、便を催してもじっと我慢できず、すぐにトイレに行かなければいけないので、なかなか、長時間の外出ができません。

最近は人工肛門に張るパウチが非常に良くなり、はがれるとか、臭うとか、外に漏れるということがありません。やはり、手術をする前に、人工肛門にならない方がいいのか、人工肛門にした方がいいのかを、ご自分のライフスタイルを考えて、医師とよく相談して決めた方がいいと思います。

抗がん剤治療や放射線治療は、それによってがんが完全に消えてしまうということは、まず、考えられません。手術で取り切れない場合の補完的な治療ということになります。

大腸がんになりやすい人は、大腸ポリープの経験者、血縁者に大腸がんの患者がいる人、偏食や不規則な生活をしている人、そして加齢(老化)の影響を受けている人です。

大腸ポリープには悪性と良性があります。悪性はがんですが、良性でも放置しておくと、だんだんがんになるポリープがあります(図7)。一度、そういうポリープを作った腸は、あちらこちらにポリープを作りますから、定期的に大腸内視鏡検査をした方がいいということになります。

赤肉とか加工肉の話を最初にいたしましたが、どれだけ食べたら大腸がんになりやすいのか、あるいは、どれだけ避けたらなりにくいのかという基準がありません。適度な運動をしていた方が大腸がんにならないとも言われますが、との程度の運動をしたらならないのか、なかなか目安がありません。やはり検診、検査をきちんと受ける、いわゆる2次予防ということになりますが、それが大切です。

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