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山行先や旅先で出会った植物

岡山県外での山行先や旅先で出会った植物の覚え書きです。

北海道道東3日目(2010年6月26日)

2010年06月26日 19時24分38秒 | Weblog
Sent: Saturday, June 26, 2010 6:15 AM
Subject: サシルイ岳登山中
ここからは電波が通じます。
快晴です。
結局ひとりぼっちで夜を明かしました。
ホイッスルは急遽買い込みましたが、もっぱら小型の鐘に頼っています。

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Sent: Saturday, June 26, 2010 7:34 AM
Subject: オッカバケ岳肩
チャチャ岳が見えます。
まだ熊の餌になっていません。

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Sent: Saturday, June 26, 2010 3:01 PM
Subject: サシルイ岳肩(帰路)
山頂付近だけガスっていますが、雨の心配はありません。
あと30分で今朝のテン場、その後40分程で今宵の泊まり場、羅臼平です。
今日見たもの。
朝2時半から明るくなる空、必要最低限の道しるべ、連山の左右に広がる海、登山道か踏みあとかわからない道に被いかぶさるハイマツ、コマクサ、そしてシレトコスミレ。
今日見ていないもの。
ヒト。

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Sent: Thursday, July 01, 2010 11:16 PM
Subject: 北海道3日目シレトコスミレの自生地へ
午前3時55分,三ツ峰に朝の陽が当たるようになりました。
 

三ツ峰キャンプ地(写真中央の小さい雪渓脇)を出発して最初のピーク,サシルイ岳から見た羅臼岳(奥)と三ツ峰。 


サシルイ岳から見た硫黄山(奥左端)から知円別岳(奥右より)の山並みとオッカバケ岳(硫黄山の手前に見えている低いピーク)。


サシルイ岳下りの長大な雪渓を下りきったところの小川,ではなくてこれでも登山道。 
 

サシルイ岳とオッカバケ岳との間の湿地。
木道がないので植物を踏みつけながら歩くことになります。


この日二つ目のピーク,オッカバケ岳から見たサシルイ岳。
中央の長大な雪渓を下って,沢のような登山道をくぐりぬけて,湿地を歩いてここまでたどり着きました。

 
オッカバケ岳から見た硫黄山の山並み。
目的地は右端の知円別岳です。
だいぶ近づいてきましたが,もうひとつ南岳のピークを越えなければいけません。
手前は二ツ池(左:天の池,右:地の池),地の池の左岸に二ツ池キャンプ地があります。
 

地の池の縁の登山道は水没していました。
 

天の池の雪融け水で,川と化した登山道。
 

南岳に続く稜線から見た硫黄山の山並み。


眺めを楽しむ余裕もつかの間,背丈を越えるハイマツのヤブこぎが始まりました。
写真中央が登山道です。
完全にハイマツが上を覆っています。
 

時折現れる湿地にはエゾコザクラの群落が。
息抜きのひとときです。
しかし,エゾシカの足跡があちこちについています。

 
そして,とうとうシレトコスミレに感激の対面。












越えてきたピークを帰りにまた全部越え,やっとの思いで出発地点の三ツ峰キャンプ地までたどり着きました。
1リットルの水では足らなくなり,雪渓の雪を食べて渇きをいやしました。
ココアとカップを持ってきていれば,かき氷のようにして食べられたのにと悔やみました。
 
熊に荷物を持っていかれないよう,三ツ峰キャンプ地のフードロッカーに荷物一式を入れさせてもらっていました。


日中は人の多い羅臼平,しかも土曜日の晩,だれかがいることを信じて,三ツ峰キャンプ地で3リットルの雪融け水を補給し,羅臼平キャンプ地まで移動しました。
が,結局だれもいなくて2晩目のひとりぼっちの夜を過ごすことに。


そして19時過ぎ,夕日が沈んでいきました。




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