山行先や旅先で出会った植物

岡山県外での山行先や旅先で出会った植物の覚え書きです。

荒船山の植物(2010年9月6日)

2010年09月06日 22時22分33秒 | Weblog
今日は荒船山に登ってきました。
10数名の登山者と会いましたが,話題は決まって「クレヨンしんちゃんの作者」です。
皮肉なことにあの事故以降,知名度が上がって登山者が増えたそうです。
今日も黒いザックが1個,絶壁の上に残されていたのですが,持ち主はいったいだれ?

国道254号から見た荒船山(左端が艫(とも)岩)。この写真だけは前日(9月5日)撮影。


修験道の道場跡。自然林が残されていますが,シカの餌場らしく,林床の草丈は低い。


艫岩が見えてきました。


艫岩までの唯一の水場「一杯水」。わずかに出ている程度でした。


踏み跡をたどっていくと艫岩の全貌が。絶壁の高さ200m。


艫岩展望台。岩下は怖くて覗けません。


テーブルマウンテンの台上は平坦。


登山口のキバナアキギリ(シソ科)。
シナノアキギリを期待したのですが,葉の形が違うようです。


コフウロ(フウロソウ科)。


絶壁に生える植物。
目を懲らすと,オオビランジ(ナデシコ科),オオイワインチン(キク科),ウスユキソウ(キク科)などの花が見えます。


台地上には2種類のトリカブト(キンポウゲ科)があるようです。
こちらは花柄の毛が開出。


こちらのトリカブトは花柄の毛が曲がっています。


樹上に生えるウスユキソウは初めて見ました。


カメバヒキオコシ(シソ科)。


艫岩展望台に生えていたオオイワインチン(キク科)。
ここまでは近づけました。


ヒゲネワチガイソウ(ナデシコ科)。


ズミ(バラ科)。


ナツツバキ(ツバキ科)。


帰りは,「初谷温泉」で汗を流しました。
「寶命水」と名づけられた飲用可の源泉。


口の中で泡がはじけました。
初めて炭酸泉を味わうことができました。



妙義山と佐久高原の植物(2010年9月5日)

2010年09月05日 21時39分45秒 | Weblog
Sent: Sunday, September 05, 2010 12:11 PM
Subject: [kuranet:11746] 妙義山

狩山@石門めぐり中です。快晴です。大岩壁群に囲まれています。ツルビランジ、ミョウギシャジン、ミョウギカラマツなど、初めて見る植物が少なくありません。ほかにも見たい植物がたくさんありますが、恐くて岩壁に近づけません。
----------------------------------------

Sent: Sunday, September 05, 2010 9:30 PM
Subject: [kuranet:11747] 妙義山その後

狩山@群馬県下仁田町の宿です。妙義山のしめくくりは、轟岩という岩塔登りにしました。最後はハシゴと鎖が固定されていて、決死の覚悟でよじ登りました。おかげで、キンモウワラビやコキンレイカ、タカネママコナ、ミヤマトウキなどに出会えました。
妙義山をあとに、荒船山の登山口を確認してから、佐久高原の湿地の植物を見に行きました。アサマフウロの群生地として有名な場所で、ほかにもアケボノソウ、ムカゴニンジン、ドクゼリ、ヒメシロネ、アキノウナギツカミ、ユウガギク、オタカラコウ、ノコギリソウなどが見られました。
----------------------------------------

Sent: Tuesday, September 07, 2010 7:11 AM
Subject: [kuranet:11752] 妙義山と佐久高原の植物

前々から「ミョウギ」と名付けられた植物が気になっていました。
2010年9月5日,やっと本場に行くことができました。

県営駐車場から見た妙義山。


山頂を縦走するルートなどもあるのですが,命が惜しいので,一般コースとされる「石門めぐり」をしました。
まず,第一石門。


ついで第二石門。
これは上り下りとも鎖場になっていて,乗っ越すところが狭くてお腹がつかえました。


第三石門。
くぐった先が通行止めになっていて引き返します。


最後は第四石門。
門の手前が広場になっていて,くつろぐことができます。


いろいろな角度から見た妙義山です。(どれが本当の妙義山山頂かよく知りません。岩壁を右から左へと移動していきます)
鉄砲岩付近から見た妙義山。


見晴台から見た妙義山。


轟岩から見た妙義山。


鉄砲岩(左)。


轟岩のてっぺん。
山ガールに見とれてついていったら,こんなところに行き着きました。


妙義山で見た植物です。
手を伸ばしたり,望遠で引き寄せたり,鎖にぶら下がったままなど,苦労して写しています。
クリヤマハハコかヤハズハハコ(キク科)。


ツルビランジ(ナデシコ科)。


ミョウギシャジン(キキョウ科)。


サビバナナカマド(バラ科)。


ミヤマウラジロ(ホウライシダ科)。


コウシュウヒゴタイ(キク科)。


キンモウワラビ(イワデンダ科)。


妙義山に続き,佐久高原の湿地に生える植物を見に行きました。


お目当ては,アサマフウロ(フウロソウ科)です。


アサマフウロの群落。


ミツモトソウ(バラ科)。


アケボノソウ(リンドウ科)。


クサフジ(マメ科)。


ムカゴニンジン(セリ科)。


翌日,荒船山に登ったとき,ラジオを大音量で流している人がいました。
話を聞いたら,私が妙義山に登った日,妙義山で登山客がツキノワグマに襲われた由。

東京新聞の記事はこちら

松本城を散策(2010年9月4日)

2010年09月04日 18時47分51秒 | Weblog
Sent: Saturday, September 04, 2010 7:13 PM
Subject: [kuranet:11744] 松本城

狩山@長野新幹線「あさま」で移動中です。
松本から長野回りで佐久平だと早いのですが,午後から東京で会議があり,やむなく松本から東京回りで佐久平へ行きます。

今朝は早起きをして(山での朝に比べれば遅いですが),松本城を見学してきました。
写真は南東側から時計回りに一周して見た松本城です。
南東側から見た松本城。
南西側から見た松本城。
北西側から見た松本城。
西側(二の丸側)から見た松本城。

太鼓門復元の際,使用されたアカマツの梁です。

樹齢140年だそうです。
樹幹中心部は年輪幅が約1cmありますが,中ほどから外側にかけて年輪幅が5mm以下になります。
何があったのでしょうか。

松本城公園内にあったフジの古木です。
直径は計りませんでしたが,50~60cmはありそうでした。

美ヶ原と霧ヶ峰の景観と植物(2010年9月3日)

2010年09月03日 21時26分50秒 | Weblog
Sent: Friday, September 03, 2010 12:00 PM
Subject: [kuranet:11741] 美ケ原に
狩山@美ケ原西端王ガ鼻です。風は爽やかですが、日陰がまったくないので暑いです。星空はだめでしたが、朝日はきれいに見えました。朝きれいに見えていた北アルプスは今、雲に隠れてしまいました。でも松本盆地はさえぎるものは何もなく、きれいに見えています。シャジクソウ、グンバイヅル、ホタルサイコ、ヒメシャジン、ミヤマウイキョウなどを新たに見ました。

---------------------------------------------------------
Sent: Friday, September 03, 2010 11:20 PM
Subject: [kuranet:11742] 美ヶ原と霧ヶ峰の景観と植物 その1
狩山@松本市内の宿です。
今日は美ヶ原を歩き回った後,霧ヶ峰を少し歩きました。
花の最盛期は過ぎていますが,思いがけないところに咲き残りの花を見つけるとうれしくなります。

まず美ヶ原で撮影した写真。
御来光と浅間山。
穂高岳と槍ヶ岳。
中央アルプス。
南アルプス。
富士山と八ヶ岳。
美しの塔と王ヶ頭。
美ヶ原。
シャジクソウ(マメ科)。
グンバイヅル(ゴマノハグサ科)。
ツリガネニンジン(キキョウ科)。
ヤマホタルブクロ(キキョウ科)。
ヒメシャジン(キキョウ科)。
ウスユキソウ(キク科)。
ノコギリソウ(キク科)。
タチコゴメグサ(ゴマノハグサ科)。
ミヤマウイキョウ(セリ科)。
イブキボウフウ(セリ科)。

次に,車山で撮影した写真。
車山。
車山のお花畑。
モリアザミ(キク科)。
ノハラアザミ(キク科)。
ヤナギラン(アカバナ科)。
ツクバトリカブト(キンポウゲ科)。
ヤマラッキョウ(ユリ科)。

最後に八島湿原で撮影した写真です。
八島湿原。
タムラソウ(キク科)。

長野県 高ボッチ山と鉢伏山の植物(2010年9月2日)

2010年09月02日 19時02分51秒 | Weblog
Sent: Thursday, September 02, 2010 2:02 PM 
Subject: [kuranet:11739] 高ボッチ山山頂1665m

狩山@信州です。
おそ目の夏休みです。
日差しはきついですが、風は爽やか、秋の空です。
咲き残りの花を探しながら歩いています。
 ---------------------------------------------------------------

Sent: Thursday, September 02, 2010 7:00 PM
Subject: [kuranet:11740] 美ケ原にて
狩山@美ケ原山上の宿です。
鉢伏山にも登ったあと、美ケ原に移動してきました。
高ボッチ山と鉢伏山の花は概ね終わっていますが、ヤマラッキョウ、ハナイカリ、タチコゴメグサ、ウメバチソウ、ヒメシロネ、ノハラアザミ、マルバダケブキ、ノコギリソウ、トリカブトの一種、ヤマハハコなどの花を見ました。
晩ご飯では馬刺しをいただきました。
十九時半からスライド会、明早朝の散策会に参加予定です。
では。
 --------------------------------------------------------------- 

信州行の最初(9月2日)に寄ったのが,高ボッチ山です。
塩尻と松本の東に位置し,駐車場から1665mの山頂まで標高差わずかに50mで登れます。
山頂一帯は半自然草地になっています。 


アルプス連峰パノラマ展望台にあるビジターセンターで,今花が咲いている植物の情報を仕入れました。 
ボランティアの方が「大勢がバスで乗り付け,花束を作って帰る」と嘆いていました。 

キキョウ(キキョウ科)。

ノコギリソウ(キク科)。

ノハラアザミ(キク科)。

タチコゴメグサ(ゴマノハグサ科)。

ヤマラッキョウ(ユリ科)。

ヒメシロネ(シソ科)。

ツクバトリカブト(キンポウゲ科)。

マルバダケブキ(キク科)。

ハナイカリ(リンドウ科)。

ハクサンフウロ(フウロソウ科)。

サルマメ(ユリ科)。
去年,蒜山で探したことを思い出しました。

オミナエシ(オミナエシ科)。


時間があったので,すぐ近くにある鉢伏山(標高1929m)にも登りました。
こちらは,駐車場から標高差100mあります。
植物の種類数は,高ボッチ山ほどではないようでしたが,こちらの山でしか気づかなかった植物もありました。

ウスユキソウ(キク科)。

コウリンカ(キク科)。

ウメバチソウ(ユキノシタ科)。

ここでもシカの食害が問題になっています。