小雨がぱらついていますが,展望は良好です。
少~しだけ紅葉が始まっていますが,イワツメクサやクロトウヒレンなどの花も咲き残っています。
今,目の前でイワヒバリがえさを探しています。
これから3日間,この近辺を歩き回ります。
(10時24分,木曽駒ヶ岳山頂にて)
(2007年9月24日 記)
中央アルプスの主脈からはずれているため,なかなか来る機会がありませんでしたが,やっと到達することができました。
今はガスがちながら,まずまずの天気です。
山頂を独り占めしています。
ここへ来る前に宝剣岳の山頂にも腰掛けてきました。
とても恐かったです。
(13時24分,三ノ沢岳山頂にて)
御岳の左手に夕日が沈み,背後には中秋の名月が登ってきています。
(17時57分,宝剣山荘にて)
(2007年9月25日 記)
本日は快晴なり。
3~4センチの霜柱がたっています。
主脈からはずれているため,今日も山頂を独り占めしています。
昨日歩いた将棋頭山から宝剣岳,三の沢岳,そして遠く白馬岳,槍,穂高,御岳,八ケ岳など,360度の大展望が広がっています。
天気のせいかどうかわかりませんか,今日はまったく高山病の兆候がありません。
(8時54分,木曽前岳山頂にて)
南アルプス甲斐駒ヶ岳左手からのご来光。
中央右には富士山。
朝には高さ3-4cmの霜柱。
お決まりの宝剣岳と千畳敷カール。
ちょっぴり秋色です。
(2007年9月26日 記)
植物の報告は後日行うとして,その他の話題です。
歩 行ルートは,9月24日が千畳敷~木曽駒ヶ岳~駒飼ノ池~濃ヶ池~西駒山荘(曇り時々小雨),9月25日が西駒山荘~馬の背~宝剣岳~三ノ沢岳~千畳敷~ 宝剣山荘(ガスのち快晴のちガス時々曇り),9月26日が宝剣山荘~木曽駒ヶ岳~木曽前岳~木曽駒ヶ岳巻道2本~木曽駒ヶ岳~千畳敷(快晴)です。
詳しいルート図はこちら。
9月24日:稜線ではウラシマツツジの紅葉が見ごろでした。
ほかにもクロマメノキやミヤマホツツジなどの紅葉が始まってました。
9月24日:新田次郎の山岳小説「聖職の碑」で有名になった遭難記念碑(遭難慰霊碑でないところがミソ)。
9月24日:国内89位の標高を誇る将棋頭山にたたずむ西駒山荘。
夕食は名物のカレー,食後カレー皿を2枚のキッチンペーパーで拭くこと,トイレは携帯トイレと,うわさどおりでした。
水場(天命水)は小屋のすぐ下にあり,水が涸れることはないとのこと。
宿泊客は私一人で,あとは管理人の宮下さんと,翌日下山する管理人さんのピンチヒッターの浅井さん。
二人から,親しく山のことや植物のことを教えてもらいました。
中央アルプスでは今年ハイマツのまつぼっくりがほとんど見ないという話をしたら,ホシガラスもさっぱり見ないということをしてくれました。
ハイマツの白骨林のことを尋ねたら,原因は特定できていないけれど蛾の幼虫による食害説や寒波による葉の先枯れ説などがあると教えてくれました。
小屋の年間の利用者数を聞いたら,恥ずかしくて教えられないとのことでした(でも人気の宝剣山荘の2日分とか)。
環境に恵まれた静かでよい山小屋です。
ぜひご利用のほどを。
9月25日:宝剣岳山頂にしゃがみ込んで恐る恐るまわりの写真を撮っていたら,足下に「ブロッケンの妖怪」がいることに気づきました。
9月25日の中秋の名月。
夕日が沈み,反対方向を見やると名月が昇ってきていました。
(2007年9月27日 記)
9月24日~26日に行った中央アルプスの植物と紅葉の報告です。
いつもはきれいな花に気を奪われ,果実の写真をついつい撮り忘れるのですが,今回は一日の歩行距離を短くし,果実の写真を撮るんだと言い聞かせて歩きました。
花があればすぐにその存在に気づくのに,花がなければなかなかその存在に気づきません。
中央アルプス固有種のコケコゴメグサ(名前のとおり微少)を探すのには困難を極めました。
西駒山荘の管理人さんに,小屋のすぐそばにあるのを教えてもらい,やっと目ができたためか,翌々日木曽駒ヶ岳周辺の数カ所でこの植物を見つけることができました。
木曽駒ヶ岳周辺の代表的な景観を紹介します。
何となく色づいています。
濃ヶ池カール。
その左手奥にもカール地形。
木曽駒ヶ岳と中岳鞍部の風衝草原。
中央アルプスの固有種です。
コケコゴメグサ(ゴマノハグサ科)
コマウスユキソウ(キク科)
紅葉した植物です。
イワベンケイ(ベンケイソウ科)
ミヤマダイコンソウ(バラ科=赤色)とハクサンイチゲ(キンポウゲ科=黄色)
ミヤマホツツジ(ツツジ科)
ウラシマツツジ(ツツジ科)
クロマメノキ(ツツジ科)
ウラジロナナカマド(バラ科)
中アルプス木曽駒ヶ岳周辺の植物(果実中心)は別サイトにいっぱい載せておきました。
■中央アルプス 千畳敷~木曽駒ヶ岳~西駒山荘の植物はこちら。
■中央アルプス 西駒山荘~馬の背~宝剣岳~三ノ沢岳の植物はこちら。
■中央アルプス 宝剣山荘~木曽駒ヶ岳~木曽前岳の植物はこちら。
(2007年10月19日 記)
少~しだけ紅葉が始まっていますが,イワツメクサやクロトウヒレンなどの花も咲き残っています。
今,目の前でイワヒバリがえさを探しています。
これから3日間,この近辺を歩き回ります。
(10時24分,木曽駒ヶ岳山頂にて)
(2007年9月24日 記)
中央アルプスの主脈からはずれているため,なかなか来る機会がありませんでしたが,やっと到達することができました。
今はガスがちながら,まずまずの天気です。
山頂を独り占めしています。
ここへ来る前に宝剣岳の山頂にも腰掛けてきました。
とても恐かったです。
(13時24分,三ノ沢岳山頂にて)
御岳の左手に夕日が沈み,背後には中秋の名月が登ってきています。
(17時57分,宝剣山荘にて)
(2007年9月25日 記)
本日は快晴なり。
3~4センチの霜柱がたっています。
主脈からはずれているため,今日も山頂を独り占めしています。
昨日歩いた将棋頭山から宝剣岳,三の沢岳,そして遠く白馬岳,槍,穂高,御岳,八ケ岳など,360度の大展望が広がっています。
天気のせいかどうかわかりませんか,今日はまったく高山病の兆候がありません。
(8時54分,木曽前岳山頂にて)
南アルプス甲斐駒ヶ岳左手からのご来光。
中央右には富士山。
朝には高さ3-4cmの霜柱。
お決まりの宝剣岳と千畳敷カール。
ちょっぴり秋色です。
(2007年9月26日 記)
植物の報告は後日行うとして,その他の話題です。
歩 行ルートは,9月24日が千畳敷~木曽駒ヶ岳~駒飼ノ池~濃ヶ池~西駒山荘(曇り時々小雨),9月25日が西駒山荘~馬の背~宝剣岳~三ノ沢岳~千畳敷~ 宝剣山荘(ガスのち快晴のちガス時々曇り),9月26日が宝剣山荘~木曽駒ヶ岳~木曽前岳~木曽駒ヶ岳巻道2本~木曽駒ヶ岳~千畳敷(快晴)です。
詳しいルート図はこちら。
9月24日:稜線ではウラシマツツジの紅葉が見ごろでした。
ほかにもクロマメノキやミヤマホツツジなどの紅葉が始まってました。
9月24日:新田次郎の山岳小説「聖職の碑」で有名になった遭難記念碑(遭難慰霊碑でないところがミソ)。
9月24日:国内89位の標高を誇る将棋頭山にたたずむ西駒山荘。
夕食は名物のカレー,食後カレー皿を2枚のキッチンペーパーで拭くこと,トイレは携帯トイレと,うわさどおりでした。
水場(天命水)は小屋のすぐ下にあり,水が涸れることはないとのこと。
宿泊客は私一人で,あとは管理人の宮下さんと,翌日下山する管理人さんのピンチヒッターの浅井さん。
二人から,親しく山のことや植物のことを教えてもらいました。
中央アルプスでは今年ハイマツのまつぼっくりがほとんど見ないという話をしたら,ホシガラスもさっぱり見ないということをしてくれました。
ハイマツの白骨林のことを尋ねたら,原因は特定できていないけれど蛾の幼虫による食害説や寒波による葉の先枯れ説などがあると教えてくれました。
小屋の年間の利用者数を聞いたら,恥ずかしくて教えられないとのことでした(でも人気の宝剣山荘の2日分とか)。
環境に恵まれた静かでよい山小屋です。
ぜひご利用のほどを。
9月25日:宝剣岳山頂にしゃがみ込んで恐る恐るまわりの写真を撮っていたら,足下に「ブロッケンの妖怪」がいることに気づきました。
9月25日の中秋の名月。
夕日が沈み,反対方向を見やると名月が昇ってきていました。
(2007年9月27日 記)
9月24日~26日に行った中央アルプスの植物と紅葉の報告です。
いつもはきれいな花に気を奪われ,果実の写真をついつい撮り忘れるのですが,今回は一日の歩行距離を短くし,果実の写真を撮るんだと言い聞かせて歩きました。
花があればすぐにその存在に気づくのに,花がなければなかなかその存在に気づきません。
中央アルプス固有種のコケコゴメグサ(名前のとおり微少)を探すのには困難を極めました。
西駒山荘の管理人さんに,小屋のすぐそばにあるのを教えてもらい,やっと目ができたためか,翌々日木曽駒ヶ岳周辺の数カ所でこの植物を見つけることができました。
木曽駒ヶ岳周辺の代表的な景観を紹介します。
何となく色づいています。
濃ヶ池カール。
その左手奥にもカール地形。
木曽駒ヶ岳と中岳鞍部の風衝草原。
中央アルプスの固有種です。
コケコゴメグサ(ゴマノハグサ科)
コマウスユキソウ(キク科)
紅葉した植物です。
イワベンケイ(ベンケイソウ科)
ミヤマダイコンソウ(バラ科=赤色)とハクサンイチゲ(キンポウゲ科=黄色)
ミヤマホツツジ(ツツジ科)
ウラシマツツジ(ツツジ科)
クロマメノキ(ツツジ科)
ウラジロナナカマド(バラ科)
中アルプス木曽駒ヶ岳周辺の植物(果実中心)は別サイトにいっぱい載せておきました。
■中央アルプス 千畳敷~木曽駒ヶ岳~西駒山荘の植物はこちら。
■中央アルプス 西駒山荘~馬の背~宝剣岳~三ノ沢岳の植物はこちら。
■中央アルプス 宝剣山荘~木曽駒ヶ岳~木曽前岳の植物はこちら。
(2007年10月19日 記)