さよならカングー。

皆さん、こんにちは。

表題の通り、近日カングーを手放すことになりました。
買い替えのきっかけとなったのは、祖母の足腰が弱くなり、後部座席への乗り降りが介助なしには出来なくなったことです。
スライドドアのカングーですが、乗降するための開口部が狭く、年寄りにはツライようです。
５年目の車検を通したばかりで、出来ることなら乗り続けたかったのですが、家族の要望とあれば致し方ありません。

人生で初めてのフランス車となったカングー。
彼の地でも営業車として日々の足として使われるクルマ。
同じように営業車として購入したクルマでしたが、なかなかに優秀な働きぶりを示してくれました。

小型車には不似合いなほどの立派なシート、航空機のようなモノ入れやデザインもセンスが良い。
前席の同乗者が必ずと言っていいほど寝始める乗り心地も気に入ってました。
積載能力は随一で、タイヤ交換や引越しの手伝いなどの際には、かなり活躍しました。
ちょっと馬鹿なＡＴや、高速巡航時のロードノイズなどの不満はありましたが、それとて嫌になるほどではありません。
購入前は信頼性にやや疑問をもっていましたが、トラブルはほとんどなく、良い意味で裏切られたクルマです。
フランス車ってのも良いモンだな、と感じさせてくれました。

取扱店も、ドイツ車系ディーラーにままあるような高飛車な感じや敷居の高さのようなものがなく、非常にフレンドリーです。
些細なことでも相談に乗ってくれて、アドバイスをくれたことには非常に感謝しています。
担当者さんには大変お世話になりました。

もしも自分がジジイになった頃に、まだ今とさほど変わらないクルマ作りが行われているとしたら。
速くもなく、遅くもない、身の丈にあった小粋な小型車に乗るなんてのも良いかもしれないと思います。
そんなシチュエーションに、フランス車だったらバッチリかもしれないですね。
・・・似合う似合わないは別として。（笑）

新型はデカくなってしまったので、この先購入することはないでしょう。
私の仕事には、乗っていたモデルでさえ幅がギリギリなのです。
しかし、商用のニオイのしない実用車である、このクルマの存在は稀有なものです。
願わくば商用バンに似て非なるこのクルマのアイデンティティを、これからも持ち続けて行ってもらいたいものです。
良いクルマでした。

さて、話は変わって次のクルマはというと。

大人４人が満足に乗れて、ロングドライブも荷物運搬役もそこそこできて、維持費はそれなりで。
壊れた時すぐに代車を用意してくれて、修理費は税理士さんに怒られない程度の費用で済む。
かといって、つまらないクルマは性格上我慢できないので、「走って」楽しいクルマ。
そして、もう一つ重要なファクターである、お客さんのところに乗っていってもナメられず、引かれないクルマ。
従って、デザインはゴテゴテしていないもの。
これだけヒントを挙げれば、ココにいらっしゃる方々にはバレバレかもしれませんね。

まあ、上記の条件を満たすとしたら国産以外ありえないですし、アルピナ乗りらしくなく？（笑）ある意味非常に王道を行く選択となりました。
来月早々には、比較的新しいそのクルマがＢ３の隣にいることでしょう。。

最後に。
寒いほどの気候から、また暑くなりましたね。
皆さんも体に気をつけて、日々をお過ごし下さい。