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100年経営 世紀を超えるマネジメント タナベ経営 若松孝彦 著 2011年2月

2017年05月06日 20時55分03秒 | Atsushi
100年経営 世紀を超えるマネジメント
タナベ経営 若松孝彦 著 2011年2月

《読む目的》100年経営の基礎作り
《質問》具体的に何をするか
《発見》企業は経営者の器以上には大きくならず、経営者の能力以上には伸びない。まさに企業の盛衰は、経営者の成長度合いによって決まる。
《ポイント》
◼︎会社は創業50年で老舗、100年で時代、200年で歴史になる。

◼︎本書は、現実・現場の臨床研究から導き出した、コンサルタントによるマネジメント論であり、会社存続の条件づくりに挑んだ経営書である。

◼︎変化をマネジメントできる会社
「脱皮できない蛇は滅びる(死ぬ)」(フリードリヒ・ヴィルフルム・ニーチェ 独国 哲学者)

◼︎7つの100年経営プログラム
①無借金経営システム
②存続エンジンの開発
③承継戦略のシナリオ
④自律する組織デザイン
⑤ミッションマネジメント
⑥後継者育成カリキュラム
⑦100年経営への階段

◼︎第1章 無借金経営システム
◆「事業の目的とは顧客の創造である」
ピーター・F・ドラッカー
◆粗利益は顧客との約束価値
粗利益=売上高ー原価=付加価値益
粗利益40%の高付加価値商品から、
10%の薄利商品。その違いは何か?
ブランド「顧客との約束、約束できる価値」でブランドロイヤルティーが決まる。
◆あるべき姿の経営数値の価値基準
「経常利益率10%以上を目指す」
「粗利益率で50%以上を確保できないと商売と言えない」
「無借金経営を実現する」
はトップの信念がなければ実現しない。

◼︎第2章 存続エンジンの開発
扱う商品は「時代」が決める。時代に適応した強い事業を増やす。
◆事業構造の倍数戦略
・10 1社取引ウエートが10%以下
・20 シェア&インストシェアが20%以上
・40 取引粗利益が40%以上
・80 リピート率&紹介率が80%以上
◆イノベーション 新結合の5分類
・新 財貨(事業・製品)開発
・新 生産方法(サプライチェーン)導入
・新 販売先(チャネル)開拓
・新 仕入れ先(バートナー)獲得
・新 組織(人材)実現

◆1T3Dナンバーワンブランド戦略さ

◼︎第4章 自律する組織デザイン
・サテライト組織デザイン

◼︎第5章ミッションマネジメント
語り継ぐ経営システム
◆優秀社長がやらないこと。
✖️現場を歩かない
✖️師を持たない
✖️自分だけが正しいと思いこむ
・優秀な経営者は相手に質問を浴びせる。
✖️好きな仕事だけをする
✖️やめることができない
✖️社内より社外の活動を優先する
✖️リスクを過小評価して見くびる
✖️好みの人材ばかりを周りに集める
✖️変化を極端に嫌う
✖️金・人・時の公私混同
✖️できない人材のことばかりを考える
・2割の優秀な人材を伸ばす(2.6.2)

◼︎第6章 後継者育成カリキュラム
100年カレンダーを作る
・企業は経営者の器以上には大きくならず、経営者の能力以上には伸びない。まさに企業の盛衰は、経営者の成長度合いによって決まる。

◼︎第7章 100年経営への階段
悪い習慣を取り除き、良い習慣だけを身につける。
・STS Step to Success


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